ソウルヨガ

主流秩序、DV,加害者プログラム、スピシン主義、フェミ、あれこれ

森友学園問題(16)

色々あるが、まずはこれだけ。 維新の関係も浮き彫りになってきたし、政治家や官僚の名前がはっきりしてきた。

 

●現役閣僚が、籠池に100万円レベルの金を出していた。
こうした右翼学校を作ってくれ、応援しているという意味らしい。この籠池の証言が本当なら大問題。

 

●籠池理事長は菅野氏に「(2月下旬ごろ)財務省の佐川宣寿・理財局長から理事長の顧問弁護士に電話があり、10日間でいいから身を隠してくれと言われた」と説明したという。


なお顧問弁護士はこの話を否定し、顧問弁護士を辞任した。

 

●籠池理事長が外国特派員協会で会見を開く予定だったが、当日になって延期された。この背景に、圧力があったことも一因と、菅野氏。

 

 

 ●稲田大臣:夫だけでなく自分もかかわっていた
稲田大臣が森友学園の代理人をした2006年の準備書面がある。法廷にも出ていた。
籠池氏と稲田氏は2年前に自民党会館で会っている。
稲田は「WILL」で大阪で教育勅語を教えている幼稚園があるということを肯定的に紹介していた。
2007年には籠池夫婦から政治献金も受けていた。

関連情報 菅野完
http://lite-ra.com/2017/03/post-2989.html

 

●同じ日の契約書で3通りあるのがおかしい
 記者会見でもなんでもっと記者がその場で詰め寄らないのかと思うが、見積書などでは補助金もとれないし、同じ日の契約書は金額が一つの一通でないとおかしい。業者にも責任。詐欺罪で問うべき。私文書偽造でもある。
批判できない人は頭が悪すぎ。逆に言うと相手を混乱させる言い方が籠池一家は得意。

 

 

●認可適当
森友は金が全くないから財務的に無理と見られていたのに、認可適当となった。松井知事は認可適当と出したのは、国、近畿財務局から言われたから、出したと言いだした。たとえ言われても出すのがおかしい。
借入金ある森友学園が基準緩和を頼んで設置申請だせるようにしたのも大阪府、松井知事。
国からも言われたのも事実だろうが、いっしょになってこの右翼を応援したのは大阪維新

 

 

●泥沼化
「国が更地で買い戻す」買といっても、森友にもう金がないこと、違約金、ほんらい地中のゴミが撤去された状態で土地が戻ってくるはずであるが実はそうなっていない問題、様々なところから・双方からの裁判がおこるであろう問題(塩漬け?)、元親からの裁判、愛国小学区に通わせたかった親側からの裁判、出した補助金の支出の回収、森友学園から工事代金を払ってもらっていない業者の問題など、いろいろ絡む。業者は金をもらえないから裁判するだろう。
維新と中央官僚、双方が無理して推し進めたから矛盾だらけ。

 

 

●幼稚園が特別支援教育をしているということで10年にわたって大阪市から1億円以上補助金を得てきたが、本当に、障害児を受け入れていたか、退園させていなかったかという問題などがある。

 

 

●二重補助金取得の問題
 園長専任でないといけないということと、もう一つの方でも補助金うけていた。

 

● 木村豊市議が、財務局を大阪地検刑事告発

これのゆくえ、注視。

 

●鴻池氏のパーティーで、麻生財務相にも2回会って写真も撮っている。

 

●右翼思想にかぶれた怪しいオッサンということは少しでも話せばわかるし、幼稚園の教育実体を見ればわかる。だからこれまで講演してきたり視察したり、協力した人には責任がある。

首相が、「教育に対する熱意は素晴らしいと聞いている」と称賛し、「私の考えに非常に共鳴している方」とまで言ったこと、妻が名誉校長になったことの責任は大きい。

 

 

●8億円はあり得ない
 いま積まれていた盛り土には、若干の生活ゴミが混じる程度の土が目算で2000立方メートルほど置かれている状態であった。仮にこれをすべて産業廃棄物として処分したとしても、大きく見積もっても1億円もかからない。当初の見積もり時に前提としていたゴミの混入率である47.1%とすれば、その半額以下だ。8億円はあり得ない。
1万2200立方メートルの残土を搬出し、汚染されていない土を1万1100立方メートル搬入するというけいさんということだが、そんなことはしていない。

 

● 問題は豊中市の案件にとどまらない可能性もある。愛媛県今治市岡山理科大学獣医学部を新設予定の加計学園(岡山市)、千葉県成田市に4月に新設される国際医療福祉大学医学部の不動産取引でも、価格算定を巡る疑義が持ち上がっている。

 

 

麻生財務相と橋下維新代表がかかわっている
鳩山邦夫事務所参与の肩書を持つ、川田裕介氏は、自分が近畿財務局に口利きをしたといっていたが、この人物は麻生太郎財務相と関係があったがそのことを隠していた。川田氏は「新建産業」(大阪・茨木市)という会社で働いていた経歴を隠していたが、ここは、『麻生セメント』の特約販売店で、社長の奥下幸義氏は、麻生財務相の有力な後援者。川田氏は社長の次男と以前から飲み友達で、営業の仕事をするようになった。塚本幼稚園に昭恵夫人を招くきっかけをつくったのは、PTA役員だった川田氏だった。つまり、麻生氏と川田氏と籠池氏にはつながりがある。
鴻池元官房副長官は麻生財務相の側近中の側近。川田氏は近しい人に“本線の麻生―鴻池ラインに辿り着かせてはいけないから、俺が防波堤になる”と電話をかけているという情報がある。


奥下一家は、政治とのかかわりが深く、妻の素子さんはずっと、橋下徹大阪市長の後援会長。奥下社長の長男、剛光氏は、橋下前大阪市長の特別秘書を務め、現在、大阪7区における日本維新の会衆院選候補者。
維新・橋下と籠池と川田のつながりも見えてくる。

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慰安婦問題と慰安婦像

 

慰安婦像を嫌がる理由がわからない


私は、過去の戦争、その中でのひどい性的虐待、戦時性暴力のひとつとしての「従軍慰安婦」を真摯に反省し、謝罪し、国家として経済的にも補償し、これを記憶にとどめ未来に同じことが起こらないように教育していくなどが必要とおもう。
だから両国の友好と平和のしるしとして、慰安婦問題を忘れないという姿勢で臨むのがいいと思うので、教科書に書いたり、教育していくことが必要と思うし、慰安婦像を立てて忘れないようにするのがいいと思う。


慰安婦像が世界各地にあっても何の問題もない。広島の「同じ過ちは二度としません」という平和の誓いのモニュメントと同じ性質のものだ。


そして慰安婦像は、恥ずべき日韓合意など、ひどいことが行われている中で、適切な解決の方向に運動を進めていく象徴ともなっている。不当な「合意」への闘いの象徴であり、まともなものだ。


そうした運動の進展を嫌がるからこそ運動つぶしを目的として、慰安婦像を目の敵にしているのが日本政府なのだ。其れに洗脳されている国民、メディアが情けない。

歴史は、弱者の側からの闘いの歴史でもある。私は弱者の運動側に立つので、運動として慰安婦像を建立することに賛成する。

 

 

 ●反日という言葉

韓国大統領が変わるということで、日本のメディアでは、どちらかというとリベラル系系のメディアでも、「こんどの大統領は反日の主張をしている。困ったことですね。慰安婦問題でも後退しますね」などといっている。

 

まず平気で「反日」というような「もともと右翼が使ってきた言葉」を使うところまで来ているということ、その偏りに自分で気づいていないほど全体が右傾化していこと、「右翼mediaの主張が浸透している/常識化していること」がうかがえる。

 

日韓合意の間違い/ひどさがわかっていないが故にゆがんだ認識になっている。チャンと向き合って相手側が納得する話なら大統領が変わっても話し合えるはず。相手が怒るような「合意」がおかしいと素直に思えないような、状態。「一回結んだだろ。この契約守れよ!」といって脅すようなものが未来に向かって平和で友好的な関係を作る「合意」と言えるだろうか。おおくの運動側の人が合意していない、政府の一部が勝手に結んだ「合意」だから韓国国民の多くがこの合意を認めていない(だから慰安婦像に賛成する)のだ。

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●韓国の状況
日本のゆがんだ情報ではなく実態を知ることが大事。
2017年1月14、15日に、韓国から挺対協の尹美香代表が参加し、韓国状況報告をしたとのこと。
全国行動のHPにっている。
http://www.restoringhonor1000.info/2017/02/2017114-15.html

 

そこで、以下の部分は、「NHKクローズアップ現代+韓国過熱する“少女像”問題初めて語った元慰安婦」などが、「韓国では被害者の多くがお金を受け取ったことを市民が知らされていない。だから日韓合意に対する反発が続いている」「受け取った被害者たちがバッシングを受けることになる」といった情報操作をしていることに対する、反論と言われています。


<以下、尹美香代表の発言から抜粋>
幸いにも、「和解・癒やし財団」がハルモニたちに1億ウォン(約1,000万円)ずつ支給したと発表しても、(ハルモニたちに対する)韓国世論は悪化していません。私たちが何を心配していたかと言うと、もしや受け取ったハルモニたちに対して韓国世論が悪化したりしないだろうか、「被害者たちがあの汚いお金を受け取った」とか、そういう認識が出るかもしれないと非常に心配していたのですが、(そういうことは)一切ありません。


なぜかと言うと、お金を支給するにあたって「和解・癒やし財団」の理事長がとった行動とか、外交部がハルモニたちにどういう形で接触したのかとか、そういったことがメディアで毎日のように暴露されてしまったからです。

 

ですから、「悪いのは韓国政府だ」と世論は考えています。日本政府は賠償ではないと言っているのに、病気のハルモニや年老いて寝たきりのハルモニ、またはその家族たちに会って、これは賠償だ、日本政府が謝罪をして賠償したのだと嘘をついて支給をしたとか、拒否しているハルモニに会って、例えば水原に暮らす安点順ハルモニに会って、どういう嘘を言ったかというと、「これが始まりだ、このお金を受け取って、お金を使って恨(ハン)を解いて、その後で謝罪を要求すればいい」そんな風に嘘をついたということが、ハルモニたち自身が知らせて来ることで暴露されてしまうわけです。

 


ですから、そのような過程を、報道を通して見守ってきた市民の間で「政府が悪い」「和解・癒やし財団が悪い」「これは和解と癒やしではなく暴力だ」、こういう認識が出来上がっていたので、むしろ被害者たちを保護しなければならないという声が挺対協にも伝えられて来ています。

 

 こういう過程を見て来たので、「正義記憶財団」の理事会でも、「1億ウォンを拒否したハルモニたちは本当にすごい、1時間も2時間もこんな風に懐柔されたのに、よく拒否することができたものだ、私たちでも根負けしたのではないか、このハルモニたちに何か賞を出すことはできないだろうか」という意見が出ました。
私は、この意見には賛成できませんでした。なぜかと言うと、拒否したハルモニたちを表彰したら、受け取ったハルモニたちに何か問題があるかのように、相対的にそのように見られる可能性があるからです。

 

 

●間違った怒り
プサンに設置された慰安婦少女像問題で、安倍首相をはじめとして多くの日本人が怒っている。政府は対抗措置として一時帰国中の長嶺安政・駐韓大使らの帰任を当面見送るとしたまま。

●ヨーロッパに初めて慰安婦

 ●韓国の地方議員が竹島(韓国名・独島〈トクト〉)への少女像設置に向けた募金運動を始めている。

 

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森友学園問題(15)

 

●資料、メモはある
官僚が資料を破棄したというのはあり得ない。もししていたら上からの命令がないと無理。この契約は3月末までに学校ができないと買い戻す条件があるのだからまだ完了していない。また土地代金も10年かけての分割払いだから、完了した契約でもない。こんな当たり前はわかっているのに、無理に隠している。国会は茶番。

 

 

内部告発がないのがおかしい
官僚組織でトップが政治判断で隠ぺいしているわけだが、下部の一般公務員はじつは事実を知っているものが多くいるだろう。なぜ本当のことを言わないのか。それは真実を言うと出世できないと思て黙っている。つまり、出世のために、内部告発もせず、嘘を見逃し、不正、せいじてきスキャンダルを隠ぺいすることに加担している。子個人女生きかtが問われる問題。そして多くが情けない生き方。

 


山谷えり子
稲田防衛省以外に、山谷えり子の名前が出てきた。
山谷えり子(バックラッシャーの一人、第2次安倍内閣拉致問題担当相)の事務所で半年ほど籠池の息子がカバン持ちをしたことがある。
山谷が自民党から参院選比例代表に出馬する頃。日本会議が初めて選挙で推薦したのが山谷。椛島有三日本会議事務総長に連れられて、東京の事務所で紹介されたのがきっかけ。

 
中山成彬・元文科相は森友の愛国幼稚園に視察に行き、講演にいっていた。

 

● 籠池が安倍首相を後援会に呼んでいたが、急にキャンセルになると籠池の長男の携帯電話にお詫びの連絡が入った。


●稲田大臣の父親が右翼活動家
籠池が稲田の父と知り合い、付き合い
籠池理事長は、稲田防衛省の父である、右翼の、椿原(泰夫)氏と親しくしていた。

稲田防衛相が数年前、大阪のホテルで開いたパーティーの発起人に籠池氏が名を連ねていた。
籠池夫婦が大阪市住之江区で保育園をやっていた時に理事会を乗っとられ、弁護をお願いしたのが稲田防衛相の夫、稲田龍示先生だった。顧問弁護士のような感じで、息子も龍示先生の事務所へ両親と行っている 

 

 

●はしごを外された
籠池氏の親族によると、籠池夫妻はこれまで、親しくしていた政治家、大阪府などに『はしごを外された』『籠池つぶしで大きな力が働いている』と言い、弱音を吐いていた

 

●理事長を辞めないと、捜査当局が動くというメッセージを政府から受けて、籠池は決断したんだろう

 


大阪府の対応が異常
道徳の時間が100時間を超える計画だったのに認可相当としたのがおかしい。提出した建築費の資料がデタラメだったのにチェックしなかった。土地を確保していない段階で、大阪府私学審議会が、森友学園の小学校を「認可適当」と答申した(2015年1月)のがおかしい。維新の圧力が背景にあった。

 


●国有地を森友学園がボーリング調査
大阪府私学審議会が、森友学園の小学校を「認可適当」と答申した2015年1月や、土地の有償貸付契約を結んだ2015年5月。ところがそれより前の2014年10月に、まだ国有地だったのに森友学園は土地のボーリング調査を行っている。おかしい。
大阪府と政権中枢とそれを受けた官僚が認可が下りることを前提に話を進めていたということ。

 


大阪維新が持ってきた
自民党国対幹部のはなし。籠池氏の話は元々、大阪維新が持ってきたもの。橋下(徹)大阪府知事時代に籠池氏から陳情されて、その後、私立小学校の開設条件を緩和したんだし、大阪府が認可適当としなければ近畿財務局、大阪航空局も協力しなかった。大阪府議会で百条委員会でも開いて、籠池氏を証人に呼ぶのがスジだろう。(週刊朝日 2017年3月24日)

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●国が主導した
森友学園と国の「危険な共謀」仕組まれたゴミ混入率が意味するものとは?」
近藤駿介 (マネーボイス 2017年3月5日)の指摘はもっともなもの
http://www.mag2.com/p/money/35316?utm_medium=email&utm_source=mag_W000000115_sat&utm_campaign=mag_9999_0311&l=jef02f76e2

 

大事な点は、森友学園に国有地を売却したことによって、国も森友学園も「地下埋設物が実際に撤去されたか確認する義務」から解放された格好になっているところ。


もし、森友学園が定期借地契約のままで学校を建設していたとしたら、土地の所有者は国のままであるから、国には「地下埋設物が実際に撤去されたか確認する義務」が残る。


したがって森友学園側が土地購入を要望したということになっているが、こうしたことを考えると、何かしらの理由によって森友学園の小学校設立の認可をする必要に迫られた国側が、国有地の払い下げを条件とした可能性がある。


その他、「9.9メートルの深さから杭打ち工事に支障をきたす生活ゴミ等が出てきた」というのもあり得ないし、ゴミ混入率が47.1%というのもおかしい。この数字は8億円値引きの数字を出すために逆算されたもの。


地中障害物撤去工事と土壌改良工事が完全に終わる前に「形質変更時要届出区域」の解除に踏み切るのもおかしい。杭打ちを行わない部分の深さ3.8メートルまでの埋設物の撤去費用が二重計上になっているという問題もある。

 


●籠池氏の妻は逮捕されて最高裁まで戦って敗訴して30万円の罰金をはらっていた


リテラ
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主流秩序・ジェンダー秩序の講義を受けて学生が本気で告白したこと

 

主流秩序・ジェンダー秩序の講義を受けて学生さんたちがレポートでいろいろ自分のことを語っています。
面白いものがあると思うので、よければ見てやってください。


3つの大学のものです。

◆『主流秩序・ジェンダー秩序の講義を受けて学生が本気で告白したこと―――A大学・ジェンダー論講義のレポート(学生本NO5)』(電子書籍、2017年3月)

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◆「主流秩序概念を使って自分を見つめたら―――学生さんの本NO6」(電子書籍、2017年3月)

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◆『私はこの講義を受けるまで深く考えたことがなかった―――主流秩序と私』(電子書籍、2016年12月)

 

 

これらは、「アマゾン」のHPで「伊田広行」あるいは「イダヒロユキ」あるいは本の表題で検索してもらえると見つかります。1冊1ドル、110円程度です。

 

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 「はじめに」を紹介しておきます
はじめに

本書は、ある大学の2016年度ジェンダー関係の講義のレポートの一部である。
主流秩序概念と突き合わせて、様々な学生の考えが語られていておもしろい。ぜひ読んでほしい。

 

まず、小さなお子さんや高校生までの子どもを持っている親御さんや先生たちに読んでほしい。あとでこういうことを子どもたちが書いてくるということを知って、主流秩序への適応だけを押し付けるような関わりをしていないか、してこなかったか、反省してほしいと思う

 

次に世間一般の人、日本はいい社会だと思っている人に、こんなに多くの若者がいろいろな主流秩序にとらわれ苦しんでいるということを知って考えてみてほしい。
ジェンダーに関しても問題がないと思っている人に、こういうかたちでの、ジェンダー秩序へのとらわれがあるのだと知ってほしい。

 

多くの若者が、様々な序列構造にとらわれ、差別、いじめ、弱肉強食は仕方ないと思っている。こんなにも人と比較して自己肯定感を低くしている。こんなにもダイエットや化粧・かわいくなることにとらわれている。学歴にとらわれている。そして自信を奪われたり、変な優越感に囚われたりしている。

序列があること、格差があることを当然と思っている。どうしようもないとあきらめている。
苦しさに目を向けていない。頑張り切れなかった自分が悪いと思っている。
格差がある社会に無関心である。

 


内部告発などしたら自分も会社も不利になるから、黙る方がよい。そんなものだと思っている。自由や正義より安定だという。競争しかない。
相手を蹴落としてでも上昇しなくてはと思っている。
だから競争で負けたものが下にいて格差があっても仕方ない、努力不足だと思っている。太っている人は努力不足と思っている。

 

 

そういうことをそのままに、それに向き合わずに、多くの大学の授業が行われている。むしろ主流秩序の上昇をあおった授業が数多くなされている。そこに切り込みたかった。

私は、ジェンダー論を、自分から切り離しての「学問」にしているようなことに違和感があった。初期のフェミやリブの勢いがいつの間にか減ってきていると感じていた。賃金格差がありますよとか、国際的な男女平等ランキングが低いですよ、それは女性の政治家や起業家が少ないからですよといったことを知って、少し外国の理論家の概念をつけて、もっと女性が活躍しよう、というような今の体制と親和的なジェンダー論に違和感がある。美しくなること、結婚制度への批判性が低下し、自ら有名になって活躍しようとするような「ジェンダー論者」もいる。

 

 

それはまたまた勝ち組女性を養成しようとしており、ジェンダー秩序を強化しているではないかと思う。親の期待・承認欲求問題や能力主義成果主義を問わないで、男と互角に対抗して主流秩序・ジェンダー秩序の上位に行こうとするような、高い講演料を受け取っていることを恥をもって顧みないような、男女共同参画ジェンダーを語る人たちに違和感を持った。

 

 

それでは美人でコミュニケーション能力が高くて賢くて活躍して、いい男と結婚する人生がいいと言っているようなものだ。それができる女性は一握りで、全員がそうはなれない。なぜならそこは主流秩序=偏差値構造だからだ。パート女性も失業女性もいる。美しさの序列で負け組の女性、結婚しない/できない女性もいる。性的マイノリティの多様な「女性」やその周辺的なあり方の人もいる。

 

男女二分法に乗って勝ち組女性のためのジェンダー論や、インテリが小理屈をいって自分が主流秩序の上位に行くための道具になっているようなジェンダー論(ジェンダーを語る論)になっているものもあるのではないか。主流秩序を意識しないと、そうなりやすい。

 

 

そしてそんなジェンダー論が魅力がなくて、何か大事なことに切り込めていなくて、日本社会全体や多くの大学においてフェミニストの観点、ジェンダー論に人気がなくなっているように感じる(もちろん、一部、面白いジェンダー論を展開している人はいると思うが)。

 

 

世間はジェンダーフリーなどという言葉をほとんど忘れているし、それが目標とも思っていない。「女性が活躍しましょう」と言って、エリート女性を増やせばいいと思っている。フェミニストって誰、ああ一部のうるさい女性ね、と思っている。女子学生も。(もちろん、素朴な男女平等志向の学生もいるが、全体の雰囲気はバックラッシュの後の日本社会は、性差別反対とは全く違う水準で動いている。)男女平等・女性活躍とかは言っても、親の期待にそうということでジェンダー秩序は強く再生産されている。

 

で、私としては、自分の生き方の変更も反映して、自分なりの主流秩序論(ジェンダー秩序把握)と結びつけるジェンダー論の講義を行った。学生さんたちの反応を読めば、どうも毛色が違うジェンダー論だったんだなとわかるだろう。学歴やダイエットや就職や恋愛や収入ということが、親の期待、世間体、人との比較競争、幸福感というものを通じて根深く各人に巣喰っている。そこにジェンダー再生産がある。男女平等と自分が矛盾しているということを自覚しない状態。そこから考えていくジェンダー論。

 

 

こういうジェンダー論があってもいいと思う。ジェンダー関係の教員・研究者・活動塚などは、もう一度、心を出発点に戻し、一から考え直し、ここにあるなにやら新しそうな切り口に耳を傾けてほしいと思う。主流秩序論の提起を受け止め発展させていってほしいと思う。

 

幸せとは何か、女性(男性、LGBT、各人)の自立とは何か、を主流秩序の上昇ではない形で考えるジェンダー論。ドランクドラゴン鈴木さんの意見に共感する学生が多い現実から出発し、そこと本気で向き合うジェンダー論。


「おかしいと思うことがあっても、しょうがない、まぁいいかで済ませ、考えることをしてこなかった」。これを問いなおすジェンダー論。
いい大学を目指すこと、いい会社への就職、おしゃれし恋愛し結婚すること、子どもを持つことを深いレベルで問いなおすジェンダー論。

 

 

短い講義で、急には消化しきれなかった学生さんも多い。テキストについても、ちゃんと読み込んでいる人は一部だ。でも変化は始まっていると感じる。考え始めていると。
今までとは異なる水準で自分の囚われとしてジェンダーをとらえていこうとする試みの一端を見ていただきたい。

 

数日の集中講義で、こんなにも考え始めている。変わる可能性を潜在的にもっていると感じる。こうしたことを投げかけ、考えさせてこなかった日本の教育や親や学校、社会の責任は大きい。安倍やトランプや橋下や石原が人気があるという事実に、どう対抗するかという問題だ。

 


ここを問題としなくては、フェミニズムも、女性解放も、ジェンダー平等、セクマイの解放も、そして社会の民主化も、ないではないかと思う。
いまの社会の権力者、たとえば安倍政権にすり寄って少し「成果を獲得」するという現実主義的戦略もあるだろう。過去、戦争中、労働組合も女性活動家も部落解放論者の仲にも、その路線をとるものはいた。で、あなたはどうするのかということだ。

 

「底の浅いインテリ・評論家たち」が論じるようなフィールドでは放置されてきたこうした領域からの各人の変化の重要性を訴えたい。

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森友学園問題(14)

 

虐待の疑い
大阪市の学校法人「森友学園」の籠池泰典理事長が関係する「高等森友学園保育園」(籠池氏が代表を務める社会福祉法人「肇國舎(ちょうこくしゃ)」が運営) で、決められた時間内に給食を食べられない園児に対し、椅子の上に給食を置き、正座して食べさせるなど、虐待を疑わせる行為があった疑いがあるとして、大阪市は近く、児童福祉法などに基づき保育園に立ち入り調査する方針を固めた。


別の補助金を不正取得
「高等森友学園保育園」が勤務実態を偽り、運営補助金計約1000万円を不正に受給した疑いもあり、市は調査を始めた。保育園の園長を務めているのは籠池氏の夫人だが、夫人は森友学園が運営している塚本幼稚園でも副園長として勤務しており、これは補助金の条件である園長が業務に専従するということに反していた。

 

維新政治家2人と籠池の癒着「強行したら絶対にお前ら潰すからな」


また別の維新の政治家、2人の名前が出てきた。
維新の大阪市議・村上栄二氏(39)=東淀川区選出=と市位謙太市議(35)=淀川区選出=が籠池泰典理事長と一緒になって無理筋の脅しをして計画を撤回させた。


大阪市淀川区の塚本幼稚園に隣接する公園を「幼稚園が独占的に球技に使用している」とする地域住民の声があり、市が公園内の緑地化を計画したところ、大阪維新の会市議2人と籠池氏が反対し、市が計画を撤回していた。


塚本幼稚園は2008年以降、隣接する新北野公園の西側スペースで体育の授業の一環として、市への届出なしに園児にラグビーやサッカーなどの球技をさせていた。市は条例で、公園で他人に危害を及ぼす恐れがあるボール遊びを禁じ、催しの際には事前に市に届け出るよう規定している。平成2010年4月大々的な球技ができないようにする緑地化(花壇や植樹)をしようとしたところ、着工直前に維新議員と籠池らが強く反対した。

村上氏は2012年2月のブログに「(市は)完全に嫌がらせに加担してるやんけ」「強行したら絶対にお前ら潰すからな」などと市側を非難する内容を書き込んでいた。

 


様々な経緯があって、今年ようやく東側に花壇を設けることになった。自民党議員がこうした経緯について「地元は緑地化を望んでいるのに、幼稚園だけの反対で花壇の設置に5年もかかった。地域と公園のトラブルを把握していなかった市に問題がある」と指摘。「議員の関与があったのか」との問いに市の担当者は「複数の維新市議から要望があった」と答弁した。

 

●維新の責任が大きい

これで、維新の関わりが又大きくなった。

まず認可基準を緩めたのが橋下、松井。

そして維新として上西議員に、「塚本幼稚園・森友学園を応援しろ」と命令した。

そして口利きした維新議員。

そして今回の籠池のために動いた維新議員二人。

 

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昭恵夫人の活動への苦しい言い訳
政府・官僚は、塚本幼稚園で行われた講演会に、総理夫人が行き講演したことは私的なことだが、同行していた政府職員は公務を担っていたという、苦しい答弁を続けている。私的な行為に公務員がしごととして同行するのはおかしい。


政府は「2015年9月5日については、確か土曜日であったと思うが、勤務時間外だったので、これは職員の私的活動に関すること」と答弁していたが、それは嘘だった。実際に随行した職員には時間外手当が支払われていたので、あとで職員の行動は公務ということだと訂正した。つまり税金が使われている。


なお、もし同行職員が仕事として手当をもらっていないとしてもおかしい。昭恵夫人が勝手に私的な使用人・私物のように利用していたということになるから。


菅直人総理夫人の伸子さんも東日本大震災の被災地にボランティアに行くなど、とても活動的だったが伸子さんには常勤の政府職員は付いていなかった。個人的に秘書をひとり雇い、その人がスケジュール管理などをこなしていた。被災地へのバスにも、ひとりで乗っていっていた。


 玉木氏の見解 「事務方は初めから、昭恵夫人への随行を公務と見なしていたに違いない。しかし安倍首相が最初に『妻は私人だ』と言ってしまったものだから、それにあわせて急ごしらえで、随行も“私的活動”としたのだろう。ただそれでは職員が事故にあった場合は労災適用もできないなど、数々の問題が生じてしまう。よってやむをえず、見解を訂正したのだろう」


総理夫人という肩書
総理夫人という肩書は大きな影響力を持つ。ましてそこに政府職員も同行している。威厳がついている。だから多くの団体や個人が近寄ってくる。昭恵夫人は簡単委名前を出し、今回はいかがわしい森友学園の宣伝や金集めに利用された。昭恵夫人の責任は大きい。安倍の第二のスキャンダルになり掛けている加計学園関連にも名誉園長になっている。
昭恵夫人が「私人」であるというのは無理がある。

 

 

たむらあやこ『ふんばれ がんばれ ギランバレー』

 

ハートネットTVでたむらあやこさんのはなしをきいた。
『ふんばれ がんばれ ギランバレー』の作者

 

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マンガも読んだ。壮絶だった。痛み、動かない、たてない、歩けない。僕なら自殺しただろうなと思うほど。

神様がいないことが証明されている。

 

 

めちゃめちゃ苦しい病気の毎日の中で、それでも家族や友人に思いをはせること。
そして「たむら脳内会議」であきらめないで生きると気持ちを切り替えたこと。

 

一番したいことは何かを考えて、そのために生きるとした。


治る、治らないでなく、くるしい人は自分だけじゃないと思って、何が何でも漫画を描きたいと思って、リハビリの日々。

 

具合が悪い時はどんな言葉も届かない地獄。風邪などでも一挙に最悪になる。
普通でいられるという奇跡のような瞬間。


馬の絵をほしがってくれた病気の子のために彼女は馬の絵を描く。

発症からマンガを描けるようになるまで10年。

 

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彼女が、なんとか生きて、絵を描ける今があって、「生きているうちに、頭の中のものを出し切りたい、できるだけ」、という姿勢に、学ぶものが多かった。

 


僕などぼやーとしすぎて無駄に生きている。

 

彼女は言う。
もしこの病気にならなかったらどんな人生になったっだろうとたびたび考える。
何回考えても、いまよりくだらない人間だっただろうと思う、という。

 

前向きになれず、落ち込むときも、クールダウンの時間と思おう。

 

自分が寝たきりになっときに後悔したのは、
「もっとまわりのひとをたいせつにすればよかった」という思いだそうです。

後悔しないよう、日ごろから周りに感謝し、大切にし、自分のために趣味や好きなものを見つけて、一人でも多くの方によい人生を送ってほしいと願います、という。

 

また明日から、ただ、丁寧に生きていこう。と。

 

ガタロさんもそうだが、ちゃんと生きている人の前では、私の〈たましい〉がしゃんとする。

『ふんばれ がんばれ ギランバレー』、おすすめです。

∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞

DV問題での米国のワンストップセンター

 

「第19回 全国シェルターシンポシウム2016in大分」で話されたケーシーさんの講演がネットで見れます。
DVに関心がある人は見る価値があります。

 


私は、以下のようにメモを作りました。

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講演はWANサイトでみれます。
下記URLまたは、WAN基金のコーナーから

https://wan.or.jp/article/show/7109

 

右翼幼稚園経営者が今度は右翼小学校 その用地買収問題――その13

 

 

この問題、しつこくメディア情報を集めて書いておくのは、深く考えたことを書いているのではなく、とりあえず「こんな愚かなことが起こっていて、こういう風に推移して、こういうふうにおわる」という今の社会の在り方を映すものになると思うので、まずはメディア情報をメモっておこうという程度のものです。

私として考えたりするのはまた後の作業にします。

 

私のブログ自体、あとで深く考える材料のメモというようなことがよくあります。でもまあ、思考の始まりというのはそういうものでしょう。

 

そんな私のブログを読んで、並行して歩んでいる人が全国にいらして、そういう人がまたその足場で生きておられるということは想像しています。そしてそういう人たちとともに歩いているという実感があります。特に時々、「ブログ読んでいますよ」という人に出会ったりして。
ともに、ぼちぼち、歩いていきましょう。

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この事件で思うことのひとつ
官僚や政治家で、嘘を言うのを頑張ってしている人がいる。悲しい仕事だ。官僚になってこんなことをしているとは、なんてもったいない人生でしょう。官僚とはつまらないし恥ずかしい仕事だ。高い志を持って入った人もいるでしょうが、多くは主流秩序に流され、このような官僚になっていく。それがよくわかる事件ということ。官僚にはなるもんではない。まったく魅力がない。


****

汚れた雨
籠池氏の長女(籠池町浪 (ちなみ)32歳、塚本幼稚園教頭)が言っているのは、せっかく塚本幼稚園でいい思想を植え付けられて純粋な双葉になったのに、普通の公立小学校に行くと汚れた雨に打たれて枯れてしまわないかと思って、小学校を作ろうと思ったということだった。

この長女は、右翼雑誌「別冊正論」で労働組合日教組批判しているような人。


首相夫人 昭恵氏もこの考えと同じことを講演で言っていた。
塚本幼稚園で芯を学んだのに公立に行ったら芯が揺らぐと。

ファーストレディが公教育を否定したわけ。

 

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保育所設置失敗
関大OBが証言した。籠池は関大OBでOB会の支部長も務めていて、その人脈を使って大阪市保育所を作ろうとして働きかけたが、塚本幼稚園の評判が悪く、失敗した。

 

籠池氏は、「認可適当」が出たからこうして全部動いている、といって認可されたことで自分を正当化している。まあ確かに、認可条件が整っていないのに政治的配慮で認可した大阪府の審議会・教育庁の責任が大きい。
森友学園大阪府に建設計画を提出したのが2014年8月。それからわずか半年後の'15年1月には、『認可適当』の判断が下っている。それをお墨付けとしてすべてが動いていく。維新の責任が大きい。


週刊現代」2017年3月11日号によると、籠池氏があまり『認可を急げ』とせっつくので、大阪府庁内でも問題視されていた。しかも、安倍総理と昭恵さんの後ろ盾をちらつかせていた。使っていたパンフには、昭恵さんの顔写真とメッセージ、また自民党の大物議員・平沼赳夫氏のメッセージも載っていた、ということ。そういう中で大阪府は中央官僚と話し合いながら森友学園を応援していった。


もう一つの幼稚園が暴行問題を契機に閉園
 大阪・南港で運営していた「開成幼稚園」で、籠池理事長の妻が子供があいさつしなかったと言って頭をたたいたことが問題になり、逮捕されたことがあるということ。人が減って、職員の給料未払いなどの問題もおこり、閉園に追い込まれたということがあった。妻は「共産党の親でもぐりこんできた」とか言っていた。「開成」というどこかの名前と混同するような名前にして上昇したかったのだろう。
「開成幼稚園」では、籠池園長が園から車で出るときには全ての先生が園の前の歩道に出て、車が見えなくなるまで頭を下げ続けていた。
 開成幼稚園は2012年までは「南港さくら幼稚園」として運営。運営法人も「森友学園」ではなく「籠池学園」としていた。


首相・妻の昭恵氏のおろかさ
昭恵氏が、様々な嘘を平気で言っているひどい右翼に協力加担したことに何の責任も取っていないで、のんきな発言を続けている。劣等感がある中で、注目されて浮かれている困った人だった。
昭恵氏は、籠池氏をほめ、いい幼稚園と言い、夫の首相にも推奨し、安倍の名前を学校につけるなら総理を辞めてからにしてといっていた。 「普通の公立学校の教育を受けると、せっかくここ(注・塚本幼稚園)で芯ができたものが揺らいでしまう」「日本を誇りに思える子供たちがたくさん育っていってほしい」「籠池先生の教育に対する熱き想いに感銘を受け、このたび名誉校長に就任させていただきました。」「瑞穂の國記念小學院は、優れた道徳教育を基として、日本人としての誇りを持つ、芯の通った子どもを育てます」
などと発言したりHPに書いていた。安倍首相も国会で「妻から森友学園の先生(注・籠池氏)の教育に対する熱意は素晴らしいと聞いている」と述べた。
安倍夫婦は、認可獲得、土地取得、金集め、人集めに利用された。責任がないといえるはずがない。

 

籠池の自宅、抵当がはずされた
自宅が、5000万円の抵当に入っていたが、2015年3月、ごみが見つかって政府と交渉が進んで土地購入に動く時期に、なぜか抵当が取れた。つまりどこからか金が入って借金の抵当として自宅を出さなくてもよくなったということ。

 

同じ内容の文書で額だけ違う3種類ということは虚偽文書
建設費、23.8億、15億、7.5億の3種の、日付が同じで金額が違う工事請負契約書が出ていた。
業者 (藤岡建設)は15.5億が正しいといっている。森友学園大阪府に「7.5億が正しい」といっていたのは嘘だった。財務状況をよく見せるためのウソだった。

 

 

天皇家の玄孫が売りの右翼竹田さんは、 「寄付と推薦を断った、勝手に推薦文をHPに載せられた」と今は言っているが、森友学園に共感して応援してきて講演してきたのが事実。しかも今でもパンフに竹田の写真が載っている。

 

教員スタッフのウソ
 府私学審議会に学園側から提出された「教員等雇用予定者リスト」で、就任予定の小学校の先生として名前が挙がっている、「総括教員」として掲載された公立小学校の男性校長(60)が、面接は受けたが「受諾していない」「2月25日に断りの連絡を入れ、承諾された」と話している。
この指導役以外は、経験の少ない教員が多いリストだった。常勤の教職員の中に小学校での教員経験者が少なく、教員スタッフの面でも認可してはいけないレベル。
籠池理事長が校になる予定。

 

 
●私学審議会は諮問機関。 それを受けて認可相当と決めたのは大阪府教育庁。実質は維新・松井知事。

 

校歌

安倍小学校の校歌と言われて紹介された「ああ青春の胸の血は」は、実は単にむかしの舟木一夫の唄だった。この学校用に作ったものではなかった。
舟木側には許可を得ているといっている。スケジュール会えば行きますよという程度の返事だったのに、開校のときに来てくれると籠池がいっていた。
舟木の事務所は断った。レコード会社には連絡がいってなかったので、正式に校歌にする手続きしていなかった。

 

 

●妻、塚本幼稚園副園長の通信の文章に
外国差別ヘイトの文章
街中でキスしているカップルの女性をつねってもめたこと
を書いている。むちゃくちゃな人。
この人は、初代森本園長の娘。

 

 

政府は会計検査院にやらせると逃げるが、会計検査院では、森友学園という民間を調べられない

 

顧問弁護士は稲田氏の夫
稲田朋美防衛相の夫が、森友学園が運営する幼稚園の顧問弁護士を務めていた

子ノットにも、仲良くしていた稲田大臣にも責任の一端はある。

 

経歴詐称
籠池氏は自治省から奈良県職員に出向したといっていたが、最初から県の職員として働いており、官僚ではなく、大阪府に虚偽報告だった。
だが、「アルバイトが間違った」とまたまた嘘に嘘を重ねていて、悲しい人だ。

 


森友学園に協力してきた人物
鴻池議員
将棋の谷川氏
平沼議員・・・パンフに写真もあるし、籠池家の2007年の年賀状には籠池と平沼が握手する写真で作られている。


松浦正人・山口県防府市
大阪維新の会の中川隆弘府議
加計学園理事長の加計孝太郎

天皇玄孫の竹田

 

松浦防府市
2014年6月から教育再生首長会議の会長を務める松浦正人・山口県防府市長が、政治団体・大阪維新の会の中川隆弘府議に籠池氏を紹介した。「私も応援しているから、応援してやってくれ」と電話で伝え、協力を依頼した。

 

●籠池氏の過去
月刊誌「致知」(致知出版社)2015年4月号で、籠池は、各方面から中傷を受けたほか、借金や阪神淡路大震災、保育園を乗っ取られたと吐露。「通帳残高は三万円でした」「家内は自殺を考えたといいます」と続けた。
籠池氏は、2012値ごろまでは「籠池靖憲」としていたが、現在は「泰典」。いずれも本名ではなく通名


籠池氏の妻も途中で名前を変えており、借金などと関係が在るといわれている。
籠池氏は、学園の前理事長の娘と結婚し、運営に参画し始めたころから様子が変わり、前理事長が他界した1995年ごろからは園児に「教育勅語」を朗唱させるなど始めたという。
むすこたちは親と距離をとっているが、実質的な運営は、副園長の妻が行い、長女と次女が保育園で働きながら父親を支援して一緒に活動している。

 


●突破口

運営する幼稚園が休園に追い込まれるなど森友学園の経営難があり、突破口を小学校設立に求めた。

 

右翼勢力森友学園切り捨てのうごき
日本会議など右翼勢力も、これほどうそを言う質の低い、犯罪者レベルの人物を仲間とみられてては困るので、批判し始めている。
確かに籠池・森友学園は低レベルだが、ヘイトスピーチしているザイトクをはじめとして、ネトウヨも安倍支持勢力日本会議なども含め、低レベルなものが多いのも事実。籠池は表面的な付け焼刃、底の浅い張りぼてコスプレの右翼だが、そのようなレベルで宣伝してあおって勢力を増やしているのが産経などの右翼勢力ではないか。

 

 

滞納していた

学園側が国有地を2016年6月に購入する前の賃貸期間中、賃料月額227万5000円が払えず滞納したことがあった。あとではらわれた。
その程度の財務基盤なのに、財務省は国有地の売却などを審査する「国有財産近畿地方審議会」に滞納のことを隠していた。財務省が審議会の判断を経ることなく、そんなところに土地を売るのがおかしい。

 

寄付金額や志願者数の報告も嘘
森友学園は府に出した収支報告書で、4億円を超える寄付金が集まり、入学予定者を含め出願者が70人以上いると記載していたが、嘘だった。

 

●抗議行動

拡散希望】いまこそ、市民の声を官邸に!
『森友疑惑徹底糾明!安倍内閣は退陣せよ!緊急官邸前行動』
日時:3月9日(木)18:30~20:00
場所:首相官邸前(官邸前~財務省坂上方向へ)
プラカード、打楽器、光り物など、工夫してお持ちください。

よびかけ:戦争させない・9条壊すな!総がかり行動実行委員会

 

反省しているのか

昭恵夫人は2014年にネットで批判的なことを書かれたのを見て、
「以前、ひどいことを書かれたのを見たときは落ち込みましたし、泣いていたこともあるし・・・。それをどうやって解消していたかって言われると、「うーん、どうだったんでしょう」って思いますね。」
とインタビューで答えていましたが、では、
いま、批判されていることをちゃんと受け止めているのか。逃げていることこそ問題だ。

 

●「問題ない」と強弁する財務局官僚
大阪教育庁が認可を推し進めたが、そこと話し合って動いていたのが近畿財務局

以下のやり取りがあるように寄付金がそんなに集まるのか、批判があるのに、財務局官僚がむりやり問題ないといって学校建設を進めたということ。国土交通省からの補助金6200万円なども出されたし、官僚たちが総がかりで森友応援団になった。

 

20'15年2月に行われた、国有財産近畿地方審議会の議事録からの抜粋。

 〈近畿財務局管財部次長「きちんと期日までに小学校が実際にできるかどうかというところでまず、もしできなければ事業予定者とはいえ(中略)土地を更地にして返して下さいよということを義務づけています」

 

 委員「来年の4月にもう開校になっているのですね(中略)それから寄附金で建物を作ると。これだけでも10数億はかかるはずですよね。(中略)非常に異例な形だなという感じの印象を持っています」「今までの案件と随分、性格を異にするような案件のように私は思っています」〉

 

 

安倍総理の親友加計孝太郎氏がつなぎ役
週刊現代によると、学校法人加計学園理事長の加計孝太郎氏が、安倍総理夫妻と籠池氏の『つなぎ役』になったのではないか、という。

)
更地で土地を返還させるのは無理
 小學院が開校できない場合、森友学園は用地を更地にして国に返還しなければならない。すでに校舎が建っているし、森友に金もないので、また税金が追加でかかる。土地そのものを担保に、大手銀行が森友学園に5億円の融資をしたという情報もあるので、土地を国が買い戻せるかどうか不明。
無理に推し進めた官僚の責任が大きい。


 維新はどうなる

週刊現代」2017年3月11日号は、安倍政権の補完勢力としようとしていた大阪維新の会がこの森友問題で躓くので、構想が行き詰まっていると論じている。維新の複数の地方議員がこの件の『実働隊』になっているからと。
自民党は自分を守るために、『大阪維新の松井(一郎代表・大阪府知事)が勝手にやったことだ』という形で幕引きを図ろうとするかもしれないが、維新がだまってそれを引き受けるかどうか。

 

教育勅語の基礎知識

教育勅語の問題については、「大本営発表」の著者、辻田 真佐憲氏の次の記事が参考になる。
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/50764?page=3
教育勅語」復活論者は、単に歴史の無知をさらしているだけ
ナンセンスな主張が繰り返される理由


主権在民を原則とする「日本国憲法」のもとで「教育勅語」が廃止された。当然というべきである。
教育勅語」は、狂信的な神国思想の権化ではないが、普遍的に通用する内容でもなく、およそ完全無欠とはいえない、一個の歴史的な文書にすぎない。その限界は、戦前においてすでに認識されていた。
ましてかつてなく社会が複雑化し、価値観が多様化した現在、部分的に評価できるところがあるからといって、「教育勅語」全体をそのまま公的に復活させようなどという主張はまったくのナンセンスである。

 

酷い企業 「アクセスチケット」

 

「アクセスチケット」という金券ショップの自動販売機で新幹線チケットを買ったら、間違ってボタンを押したようで、違うチケットが出てきた。
岡山行き新幹線のところの上と下にボタンがあって、紛らわしくて間違った方を押したんだとおもう。

 

で、いままちがって押したので、ほんらい行きたいところのチケットと変えてほしいと言ったら断られた。確かに交換返品はお断りしますと書いてある。でも今目の前でまちがったチケットだ。言い分はあるのはわかるが、親切ではないと思った。対応した人の態度も酷かった。

 

アクセスチケットという企業は、まったく消費者尊重の姿勢がないところとおもった。
まともな商売なら、目の前で間違って買ったものを正しく買いたかったものに交換するのは当然。


もちろん「封を開けた」とか「商品価値が下がった」なら交換を断るのはわかるが、
いま買ったものの間違いを替えてくれないのはやりすぎでしょう。
店員の態度もひどく、悲しい仕事ぶりだなと思った。
法律的にはこの点は整備されていないようだ。訪問販売ならクーリングオフはあるが。ただまともな企業なら一定の条件で返品や交換には応じる。企業の品格にかかわる問題だ。

 

無駄なことにいつまでも怒りを持っても仕方ないので、忘れて、前向きにほかの店で買い取ってもらって解決した。
チケットについては今後このアクセスチケットは使わず、地元でもうひとつの対応が誠実な方の店を使おうと思う。

 

主流秩序・ジェンダー秩序への向かい方は多様—-でも私は権利のためには闘うことが必要と思う

 

以下、紹介するのは、朝日新聞ジェンダーの問題を扱う工夫をしているという話。


私は、多様なアプローチでいいと思うので、これもいいと思う。
で、そういう中で「闘う」ということが必要な時もあるとわかっていく人が増えてほしい。
だから以下の様な「女の子」というアプローチは、媚びすぎていて闘うには距離が遠すぎるという感覚があるが、まあ、若い人にも興味を持ってほしいし、目くじらを立てない。
が、好きではないし自分はこういうスタンスを取らない。


朝日のスタンス

「あえて「Dear Girls」と掲げ、「女の子」を意識した表現を使うことにした。
「これは女性の問題だというと、男性にとっては他人事になるし、耳に蓋をしてしまう女性もいる。多くの人に共感されそうなのは、女の子。女の子を応援するというメッセージです」


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「社内で女性の意見は通らない? 朝日新聞を女性企画で埋め尽くす、常識破りの5つの方法」
https://www.buzzfeed.com/akikokobayashi/dear-girls?utm_term=.kiwp8l8yY#.wjZZgdgzX

 

3月8日の国際女性デーに、朝日新聞が「まるっと」女性向けに変わる。このプロジェクトは、過去に挫折も経験した女性記者たちの「妄想」からはじまった。

posted on 2017/03/07 11:00

Akiko Kobayashi
小林明子 BuzzFeed News Editor, Japan

 

朝日新聞でこんなプロジェクトがはじまっている。

国際女性デー(3月8日)は、1900年代はじめに女性が参政権を求めて抗議活動をしたことがきっかけで生まれた、女性の社会的な地位向上を訴える日だ。日本でもさまざまなイベントが企画され、BuzzFeed Japanもキャンペーンを展開している。
朝日新聞では8日、特設ページをつくるだけでなく、1面や政治面、スポーツ面、社会面などでも女性にまつわる記事を掲載する。すでに2月末から特設サイトでは、小池百合子東京都知事、ぺこさん、ジェーン・スーさん、西原理恵子さんなど著名人のインタビューを毎日、掲載している。

このプロジェクトは、有志の記者によるボトムアップではじまった。女性向けの記事が載りやすいとはいいがたい新聞紙上で、1〜2月に6回連載「『女子力』って?」を掲載。SNSでも活発に発信している。

 

111位ショック!

2016年10月末、朝日新聞社の中で小さな波が起きていた。
世界経済フォーラムの報告書で、男女格差を示すジェンダー・ギャップが発表された。144カ国中、日本は111位で、前年より大きく順位を下げた。
この111位ショックについて記事を書いた地域報道部の三島あずささんの席に、科学医療部の錦光山雅子さんが駆けつけた。

 

「これは何か(企画を)やらないと、まずいんじゃない?」
関心がありそうな記者はいるものの、部署が異なり、それぞれ日常業務を抱えている。
こんな場面は、他の職場でも結構ある。部署が違う社員が、正規の業務フローではない企画をどうやって通すのか。上司の説得方法は? そのプロセスで挫折し、企画が頓挫してしまうことも多々ある。
記者たちはこうやって動いた。

 

1)とにかく話す

時間がないため、まずはランチをしながら話そうということになり、4人の女性記者が集まった。育児休業中の記者も赤ちゃんを連れてやってきた。
そこで出てきたのは、とりとめのない「怒り」だった。
中学校の制服代の調査で貧困ジャーナリズム大賞2016を受賞した錦光山さんは、こう話す。


「記者として『111位の風景』は、日々感じています。例えば子どもの貧困でも、女性が置かれた立場が背景にあることが透けて見えるのに、その問題が置き去りにされていることがストレスでした」
5歳の娘がいる三島さんは、「女子は赤、男子は青」といった悪気のない区別があることに違和感をもっていた。
「今は万能感に溢れている娘も、女だからといって鼻をへし折られる日が来るかもしれない。人として限界を知るのならいいけど、性別を理由に挫折してほしくない」
3月8日に合わせて紙面で取り上げたい企画はたくさんあった。1面から社会面まで黄色で彩ったらどうか、などと「妄想」は膨らんだ。
だが、実現が難しいことは記者たちにもわかっていた。

 

 

2)課題を共有する

「これまで、女性の問題を正面から取り上げようとしても載せられなかったり、載せても広がらなかったりした」
錦光山さんは、男性デスクと喧嘩をする女性記者を何度も見てきた。男女雇用機会均等法(1986年)の第一世代、まだ女性記者が少なかった頃の先輩たちだ。
企画の発端は怒りだが、怒りだけでは伝わらないし、そもそも企画が通らない。
ならば、正面からぶつからないやり方ができないか。

 

 

3)具体的な提案をする

これまでと違うのは、インターネットやSNSで、共感が可視化されることだ。読者と双方向のコミュニケーションによって、「記者がこう思っている」のではなく、「読者の多くがこう思っている」と社内を説得できる、と踏んだ。
まずは「女子力」という言葉に注目し、連載をすることが決まった。昨年末から読者に「女子力」についてのアンケートをとると、集まった1621人のうち3分の1が10代20代だった。「女子力」という言葉のイメージにあまりいい印象を抱いていない人が過半数だった。

 

国際女性デーのプロジェクトも、あえて「Dear Girls」と掲げ、「女の子」を意識した表現を使うことにした。
「これは女性の問題だというと、男性にとっては他人事になるし、耳に蓋をしてしまう女性もいる。多くの人に共感されそうなのは、女の子。女の子を応援するというメッセージです」

 

 

4)味方をつくる

関心がありそうな記者がいたら、地方総局からもオブザーバーとして参加してもらった。15人前後がゆるく参加し、中には男性もいる。
女性の上司を通して編集局長に企画を上げてもらい、ゴーが出た。
サイトのデザインは、プロジェクトに共感したデザイナーが作ってくれた。他部署も巻き込み、3月8日の紙面では、特設ページに限らず通常のページにも「女性」の要素が盛り込まれる予定だ。
「私たちだけでワイワイやっていたら、妄想のまま終わっていたかもしれません。通常の業務をこなしつつ、とにかく個別に声をかけて、輪を広げていきました」

 

 

5)先のことはわからない

いったん手を挙げたらずっとやり続けなければならない、というプレッシャーは、会社で動きづらい要因になる。が、記者たちは「単発でもいい」と割り切る。また別の機会に何かできたらいいよね、と。
「女子力」=「宴会でのサラダ取り分け」という一つの解釈は、記者たちの想像以上に拡散された。アンケートの回答により、若い世代ほど「女子力」という言葉をポジティブに使っていることもわかった。
投げたボールがどこに飛んでいくかは、記者たちにもわからない。ただ、ふだん新聞を読んでいる人たちではない層に広がっているのは、確かだ。

 

新聞社も変わる

 

長時間労働や全国転勤など、記者自身の働き方を変えることも課題だ。
朝日新聞では4月1日付の人事異動で、社内結婚した子育て中の夫婦が同じ地方総局に赴任する例が、全国で2組ある。
「充実した記者活動と人生を送ってもらうためには、個々人の事情へのきめ細かな対応が必要で、ワークライフバランスに配慮した取り組みは以前から進めています。『夫婦で子育てを分担しながら記者活動を続けたい』という声は少なくなく、地方でそのような働き方を可能にしていければと考えています」(広報部)

 

また、毎日新聞の東京本社では4月1日付で、政治部、社会部、科学環境部、生活報道部の4部門で、女性の部長が着任する。新聞社の政治部や社会部で女性がトップになるのは極めて珍しい。
新聞社も変わってきている。会社は変わる。女性たちの意見は、決して通らないわけではない。

 

BuzzFeed Japanは3月8日の国際女性デー(International Women’s Day 2017)に向け、女性を応援する記事を集中的に配信します。

BuzzFeed Japanの公式のFacebookTwitterの投稿をシェアまたはリツイートしていただけると、「1シェア=10円」に換算。ジェンダーの平等などを推進するユニセフ(公益財団法人 日本ユニセフ協会)に合計額を寄付します(一部投稿のみ、集計期間は3月8日まで)。

BuzzFeed Japan は「人々の生活にポジティブな影響を与えること」をメディアの理念として掲げています。多様なコンテンツの発信を通じ、日本や世界の女性を応援したいと思っています。

 

主流秩序に加担する本 と 「社会運動の一面性」

 


『沖縄の不都合な真実』という本がある。基地反対運動をうっとおしいと思う人に受けるように、著者たちは中立とか、経済の観点と言って、事実上、自分を売るために「ある立場」を選択して書いている。


主流秩序が見えないから、自分は公平と思うバカの典型。

 

これを出した新潮社の意図は、左翼嫌いの立場で週刊誌などで主張してきたことを補強するもんだと思って、この著者たちを抜擢したということだろう。著者たちは、悪魔に魂を売って主流秩序を上昇しようとしている人ということに過ぎない。

 

権力や主流秩序と戦うマイノリティ側の社会運動には一面性がある。未熟性がある。そういう事はよくある。でも、総体として意義がある。そこに共感できるか、できないかは、〈たましい〉の差であり、感受能力の差であり、立場性の差である。

 

先日、長崎にいったら、歴史を学び伝える活動をしている人がいて、その人が「岡まさはる記念長崎平和資料館 」のパンフレットをくれた。

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だいぶ前だが、ここを訪れたことがあるのを思い出した。

長崎には何度も行ったし、原爆問題だけでなく、様々なスピリチュアリティがある。コルベ神父はその一つ。弾圧されたキリシタンの歴史もあるし、永井隆も知ったし、観光として26聖人殉教の地を訪れたこともある。五島列島をサイクリングしたこともあった。


最初に訪れたのは学生のときに、夏の平和運動で、8月4日から9日までバスで移動して広島と長崎を皆で訪れた時だろう。でも最初のときのことはよく覚えていない。海岸の「海の家」で皆で泊まったような記憶がある。あの頃は原水協原水禁の分裂の中で運動だった。

 

戦争と外国人差別朝鮮人差別の問題もある。「岡まさはる記念長崎平和資料館 」は日本でもっともまともな場所のひとつだろう。

 

例にもれず、こうしたまともな場所が、ヘイト勢力から批判を受けているという。

 

わかる人とわからない人。収容所で、ユダヤ人側でもドイツ人側でも、まともな人とまともででない人とがあった。社会運動に一面性があろうと、そこを含みこんで評価できる人と、『沖縄の不都合な真実』とかいってしまうひととがいる。

 

**********
参考サイト
『沖縄の不都合な真実』を新潮社が出したのは?
http://tu-ta.at.webry.info/201701/article_1.html

法律に携わっている人の感覚

 

最高裁元判事の以下の記事がある。


山浦・元最高裁判事は、ましな方だし、こういう人が増えてほしいと思う。


同時に、そのあまりの悠長な、深く今の司法の状況、政治の状況を考えないでその枠で留まっている人の限界を強く感じる。この程度で生きているんだなと思う。法律の世界って駄目だなと思う。

 

最高裁というもの自体への批判性のなさは、以下のことばによくでている。
「4年4カ月の最高裁判事生活で書いた反対意見は、この2件のほかは1件のみ。「チーム全員が全力で考え、なるべく一つの結論を導きたい」と考えてきたからだ。」

 

そして各人の生き方を主流秩序、政治的状況での立場で深く問うというレベルでないから
「裁判官仲間に「我々は人生論ではなく、憲法論をやっているんですよ」と諭されたが、「憲法論に人生観が表れるのは当たり前のこと」と思う。」
というような入り口レベルのははしでおわる。


「人生論ではなく、憲法論をやっている」というような人と仲良くやってこれているということの、自分の主流秩序での位置を見直していないと思う。まあだからこそ、最高裁判事という出世コースを歩めたのだろう。まともな人なら最高裁判事にはなれない。(と、せめて自分でいうぐらいの人にならねばと思うが)


私が、拙著『閉塞社会の秘密──主流秩序の囚われ』で「瀬木比呂志が自著の『絶望の裁判所』で裁判所・裁判官の実態を告発したにも関わらず、33年間、その批判した体制の中で安定した生活を手に入れたことは矛盾している」という趣旨のことを書いたことはそこにつながる。

 

妻には頭が上がらないといって、性分業の上に仕事人間だった自分を深くは省みないそのあまさにも、「何も考えていない人」を感じた。

 

というのが私の感想だが、まあ、いろんな人がいて、その分野で少しでも「まし」にやっていってほしいので、法曹の分野でも、もっとだめな人よりはこうした「まし」な人が増えてほしいとは思います。まあそうじゃないとそこでずっとやってられないだろうから。


で、もちろん、一部だが、法律の世界で奮闘しているまともな弁護士等がいることも私はしっている(その人たちは決して最高裁判事には、なれない。金儲けも出来ない)。深く穴を掘れば地中でつながれる。

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人生観問われた夫婦別姓 「容認」の山浦・元最高裁判事」
http://digital.asahi.com/articles/ASJCP7FLSJCPUTIL04D.html
朝日新聞デジタル 2016年11月24日05時06分

 

 夫婦別姓を認めない民法の規定を「合憲」とした昨年12月の最高裁大法廷判決で、反対意見を述べた山浦善樹・最高裁判事(70)が今夏、定年退官した。国の損害賠償責任にまで踏み込んだのは、15人の裁判官の中で1人だけだった。判断の裏にどんな思いがあったのか。法服を脱ぎ、弁護士の仕事を再開した山浦氏に思いを聞いた。

 

 判決があった昨年12月16日。裁判長が判決を読み上げた瞬間、失望の表情を浮かべる原告や弁護団に法壇の上から声をかけたい衝動にかられた。「ここまでよく頑張ってきましたね。国を相手に闘って、家庭でも職場でもつらい思いをしたでしょう。あなたは多くの人を勇気づけましたよ」

 

 多数意見は、家族が同じ姓を使う利点を強調し、「形式的な不平等はない」と判断した。15人のうち10人が賛成し、すべて男性だった。一方、「違憲」とする意見を述べたのは女性3人を含む5人。中でも山浦氏は、「国が長期にわたって立法措置を怠ったために、精神的苦痛を被った」として国の損害賠償責任も認めた。

 

 昨年春ごろ、大法廷で審理が始まった時には、心は「別姓容認」に決まっていた。「戦後70年たって、ようやく日本でも男女の問題が最高裁で論じられることになった。ここで譲れば、自分の人生は何だったのかが問われることになる」

 

憲法24条は「2人の選択」に寛容

 審理の間、頭に何度も浮かんだのは、小学生のころに歌った守屋浩の「二十四条知ってるかい」だ。

 なんてったって お父さん 僕はあの娘が好きなんだ(中略) 結婚てのは両性の 合意によって決まるのさ お父さんたら 知らないの 憲法二十四条を

 

 「戦前と違って、戦後の僕らの時代の結婚は、どんな問題も二人だけで決めていくんだ、と思ったもんですよ。憲法は、結婚する二人の希望で、同姓でも別姓でも、自由に選べる寛容な心を持っている。『別姓を認めないこと』を求めているとは考えられない」

 

 終戦の1年後、長野県の山間の町に長男として生まれた。父は出稼ぎ。母は女工。食べるのに必死で、両親とも留守がちだった家庭で、祖母は妹たちに「お兄さんの勉強中にテレビをつけてはダメ」「お兄さんが寝ている時は頭の上を歩いてはダメ」と教え込んだ。

 

 学生時代、ガールフレンドに触発されてボーボワールの「第二の性」を読み、「人は女に生まれない、女になるのだ」との一文にがくぜんとした。男女の差は社会の意識や教育が植え付けたもの――。

 

 結婚後、司法試験受験中には家計を支え、3人の子を育てながら地域で活動してきた妻に「法律以外は全部かなわない」と脱帽した。その妻が会合などで「山浦令夫人」と呼ばれるのに違和感を持った。

 

■家族観、裁判所がもっと議論していい

 

 「夫婦同姓」の規定と同時に審理された女性の「再婚禁止期間」についても、「背景には、根深い男性優位の既成概念がある」と指摘し、制度自体を違憲とする少数意見を書いた。4年4カ月の最高裁判事生活で書いた反対意見は、この2件のほかは1件のみ。「チーム全員が全力で考え、なるべく一つの結論を導きたい」と考えてきたからだ。

 

 だからこそ、「15人が、自分の価値観に避けられない偏りがあることに向き合い、どんな家族を憲法が望んでいるのかを突き詰めて議論してもよかったのではないか」という悔いが残る。のちに裁判官仲間に「我々は人生論ではなく、憲法論をやっているんですよ」と諭されたが、「憲法論に人生観が表れるのは当たり前のこと」と思う。

 

 「我々はどんな社会を望むのか。憲法の価値を高めるため、立法の議論を期待するだけでなく、裁判所も、もっと考えてもいいのではないでしょうか」(市川美亜子)

 

 〈昨年12月の最高裁大法廷判決〉 「夫婦は婚姻の際に定めるところに従い、夫または妻の氏を称する」と定めた民法750条が、法の下の平等を定めた憲法14条や、結婚での両性の平等を定めた憲法24条などに違反するか。最高裁大法廷は初めて判断を示し、「家族の呼称を一つに定めるのは合理的だ」として合憲と結論づけた。女性3人全員を含む5人(岡部、桜井、鬼丸、木内、山浦の各裁判官)は違憲とした。

 

 一方、女性に離婚後6カ月間の再婚禁止期間を設けた民法733条の規定についても同時に審理。妊娠していた場合に子の父親の推定が重なる「100日を超える部分」は違憲としたが、禁止期間を設けることは「子の身分の安定」などを理由に合憲とした。禁止期間を違憲としたのは2人(鬼丸、山浦の両裁判官)のみだった。

 

 

 他方で大法廷は、選択的夫婦別姓について「合理性がないと断ずるものではない」と指摘。「国会で論ぜられ、判断されるべきだ」と国会での議論を促した。

 だが、その後も議論は進んでいない。民進など野党4党は今年5月、選択的夫婦別姓の導入を盛り込んだ民法改正案を衆院に提出したが、継続審議に。最高裁違憲とした「再婚禁止期間の短縮」だけを実現する与党案が可決され、6月1日に成立した。

 

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右翼幼稚園経営者が今度は右翼小学校 その用地買収問題――その12

 

教育勅語

テレビワイドショーなどで、「教育勅語のどこが悪いのか」と発言する人物が複数出ているし、誰もそれをとがめたり反論しない。「普通の正しい道徳を言っている」だけという言い方で肯定している。何も知らない人は教育勅語とはそうだと思うだろう。


しかし、この教育勅語明治天皇が述べたものであること、天皇制支配と戦争遂行の正当化、植民地での教育に使われたということを忘れている。その写しが御真影天皇・皇后の写真)とともに奉安殿に納められて、校長が頭を深々と頭を下げて丁重に扱われるという愚かしい代物だった。だから戦後、教育勅語は学校教育から正式に、排除・失効された。
そういう事を忘れて、あるいはかくして、いまこれは正しい、問題ないというのは、あまりに右翼的主張で、軍国主義への反省がない、無知で、愚かしい態度である。
塚本幼稚園での教育勅語を暗唱する洗脳状態の子どもを見て、涙を流して喜ぶ昭恵夫人をはじめとした右翼政治家・右翼評論家たちたちはおかしな人たちである。

 

 

財務省近畿財務局の間違いと責任
財務省近畿財務局側が2015年9月、国有地から出た大量の生活ゴミを敷地内に埋めるよう施工業者に求めたのが間違いだった。
2015年9月4日、近畿財務局は国土交通省大阪航空局や当時の施工業者などとの話し合いにおいて、施工業者が生活ゴミを全て処分すると巨額の費用がかかると相談すると、近畿財務局は、建築に支障のない生活ゴミの処分は国の責任ではないので、費用を出せない、だから埋め戻すように要求して、そう決まった。これが間違い。


埋設物除去工事が15年12月に完了したが、16年3月に工事業者が籠池氏に「場内処分」の経緯を説明したため、籠池はこれを聞いて、近畿財務局に大幅に安価にできるだろうと話した。だがすぐには近畿財務局がOKを言わなかったので、3月14日、まけてもらえるはずなのに財務局がすぐにいい返事をしないので、鴻池事務所に何とかしてくれと依頼した。


鴻池事務所が動いて翌日、3月15日に籠池が財務省理財局の担当室長と面会できた。そこで話し合いが行われ、森友学園の意向に沿った内諾を得たためであると思われるが、すぐに文書を準備して、3月24日に土地購入を正式に申し入れた。最終的に6月20日に大幅値下げの1億3400万円で売買契約成立。

 

この流れになる際に9月に「森友学園との紛争も避けたいので、場内処分の方向で協力お願いします」と近畿財務局が発言していることに現れているように、政治案件、首相案件であるこれに対してなんとか前向きにしないといけないと思っていて、借地契約取り消しになるなど学校建設ができなくなることを恐れて、深い部分のごみの問題は聴いていないことにしようと考え最初は埋め戻しを言ったのだろう。

森友学園は後でそこを聞いて逆手にとって格安交渉して、近畿財務局は受け入れることになる。しかも結果的にはゴミの埋め戻しという手もある、と知ることになる。そもそもどれだけごみがあるかもちゃんと調べず、大量にあることにして数字合わせをした。
近畿財務局と森友学園側が共同して詐欺的な行動をしたということだろう

 

ゴミは大量にあるのか
ごみは大量にはないようだが、あるとして値引きするということはどこかで考えられた。
それがこの2015年9月4日に話し合われたかどうかは不明。
しかし鴻池の口利きと森友学園の圧力(首相案件の影をちらつかせつつ)もあって、近畿財務局が森友学園のために色々何とか学校を始められるように結果的に2016年3月に知恵を貸したのは明らかだろう。ゴミが存在しないのに値引きしていることこそ問題の中心だろう。


安倍夫婦の名前が影響したりつかわれただろうが、安倍がどこまで直接か変わったかは不明。2015年9月3日の財務省理財局長(迫田氏)と安倍首相の面談も怪しい。

 

2011年7月頃 森友学園側が私立小学校設立を希望。
2011年11月 大阪ダブル選挙。松井一郎が知事に当選。橋下徹は府知事から市長に転出。
2012年度から 松井一郎知事、私立小学校設立基準を緩和。
2013年夏 現予定地(問題の国有地)の取得を近畿財務局に申し出。
2014年10月31日 大阪府に設立認可申請書提出。
     12月18日 大阪府私立学校審議会で継続審議
2015年1月27日 大阪府私立学校審議会、「設置認可適当」と判断。
2015年9月3日 財務省理財局長(迫田氏)と安倍首相面談
2015年9月4日 近畿財務局で関係者打合せ
           安倍首相 来阪
 国土交通省の 「平成27年サステナブル建築物等先導事業(木造先導型)」の採択プロジェクト(費用補助事業)に決定。
2015年9月5日 安倍昭恵が塚本幼稚園で講演 名誉校長に就任    
2016年3月15日に、鴻池事務所の仲介で籠池が財務省理財局の担当室長と面会
2016年3月24日に土地購入を正式に申し入れ
6月20日に大幅値下げの1億3400万円で売買契約成立。
2016年度~ 大阪府の私学の認可権限を 教育庁 に移す。
2017年2月 アッキード事件発覚。

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大阪府松井知事の責任
そもそも森友学園の要望を受けて小学校の規制緩和をしたのは維新・橋下・松井知事だ。2015年1月27日 大阪府私立学校審議会で「設置認可適当」となるよう維新系の人物によって押し切った。維新中川府議も加担した。上西議員に右翼幼稚園を応援しろと維新は言った。
そうした維新の関与(森友応援)責任を何とか隠そうと今必死に森友学園をうまく切り捨てようともがいている。
だが森友が真実を暴露すれば維新・松井も、鴻池も、官僚も、首相夫婦も困るので、なんとか自民党は証人喚問をさせないようにしている。
認可取り消しとしてもその後の処理でみなが頭を抱えている。


第2の森友学園問題と言われる加計学園への飛び火も恐れている安倍政権

このブログでも紹介している加計学園問題が、「週刊朝日」で取り上げられた。
ネットでも一部では指摘されており、これがどこまで進むかがカギ。こっちの方は森友学園以上に、安倍夫妻の関わりが大きく、額も大きい。
ここでも昭恵氏が加計学園系列園の名誉園長を務めている。
獣医学会が反対などして全く不可能だったのに、安倍総理肝いりの国家戦略特区に基づいて、急に今治市から36億円余りの土地を無償で譲り受けて獣医大学を開けるようになった問題。この加計学園の人物が安倍総理の親友。

 

●アッキード事件 籠池総裁は当て馬だったのか ボスキャラ登場
http://sensouhantai.blog25.fc2.com/blog-entry-1597.html


豊中で予定されている市民集
●第一弾 「瑞穂の国小学院」国有地売却疑惑の真相究明を求める市民集会(仮)
 ☆日時: 3月11日(土) 午後2時~4時半
 ☆場所:豊中市立文化芸術センター多目的室(阪急・曽根駅下車東へ3分)
 ☆講師:菅野完さん(『日本会議の研究』著者)
 ☆協力金:500円

 

●第二弾 「瑞穂の国小学院」と「日本会議
 ☆日時:3月19日(日)午後2時~4時
 ☆場所:豊中市立中央公民館視聴覚室(阪急・曽根駅下車東へ3分)
 ☆協力金:300円
お問い合わせ:瑞穂の国小学院問題を考える市民の会
   TEL/FAX 06-6844-2280


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森友学園はどこから巨額の融資を受けているのか
森友学園は、もともと資産よりも負債が多い債務超過の状態であることが、私学審議会の場などでも確認されている。金が全くない森友学園なのに、今でも一定の金を使って学校を建設したり、ゴミ撤去したりしている。日本私立学校振興・共済事業団の融資は使っていないのに。


それは、りそな銀行森友学園に21億円の融資したからではないかと言われている。
財務力がなく、担保がないのに20億円もの巨額融資をするだろうか。そこには右翼的・日本会議神社本庁的つながりとか、政治家の力、首相案件という匂いなどが絡まっている可能性が高い。

 

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●籠池理事長夫妻を告発=贈賄申し込み容疑―高松の男性
高松市の男性が 森友学園の籠池泰典理事長側が自民党鴻池祥肇元防災担当相に賄賂を渡そうとしたとして、籠池理事長らの告発状を大阪地検に提出した。 
 告発状では、籠池理事長側が国有地を賃借または購入して私立小学校の認可を得るため、財務省などに便宜を図ってもらう趣旨で、金銭または商品券の供与を申し出たとしている。 

 

 

●昭恵氏の講演、14年も政府職員同行 森友学園の幼稚園

 安倍晋三首相の妻昭恵氏が「森友学園」の幼稚園で行った講演で、2015年9月のときだけでなく、2014年12月のときも政府職員が同行していたことがわかった。

 

イジメられ自殺した自衛官の遺族の叫び


 
坂井貴司さんの紹介
転送・転載歓迎とのこと。


  
 フェイスブックの投稿で知りました。
 防衛大でひどいイジメが行われていることを告発する裁判が開かれることを知り、傍聴に行きました。 
 今日3月6日、福岡地裁301号法廷で、「防衛大学人権侵害事件」裁判が開かれました。5分で終わりました。
 この裁判は自衛隊の幹部を養成する防衛大学で、酷いイジメが行われていたことに対する民事訴訟です。被害者にの防衛大の学生は、上級生から差別的な言葉で罵られ、殴る蹴るの暴行を受けていたというのです。

 裁判後の報告集会で、イジメを受けた防衛大学学生の親がその実態を語りました。 唖然とするような内容でした。とてもおおっぴらにはできない残酷なイジメが行われました。人間の尊厳を破壊するようなイジメでした。 「罰ゲーム」というものがありました。その内容は、あまりにも下劣で卑猥なものでした。
 問題は防衛大学当局はこのイジメを知っておきながら、「鍛錬」と称して放置
していたことです。

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 被害者の親がイジメを把握していた防衛大学当局に対して、その実態を開示するよう請求しました。当局は、「海苔弁」と呼ばれる真っ黒に塗りつぶした文書を渡しました。理由は「未来ある学生の人権を守るため」というものでした。

 「イジメの被害者は私の息子だけでなく、144人いました。 イジメられないよう、下級生は上級生に一生懸命媚びへつらうようになったそうです。勉強する時間がないくらい、ご機嫌取りをしました。それで『頭が悪くなった』学生がいます。」
と被害者の親は言いました。

 次にイジメられて自殺した自衛官の親が報告しました。
 「北朝鮮の脅威が叫ばれるようになってから、自衛隊の雰囲気は変わりました。それまでのんびりした雰囲気はなくなり、殺伐とした空気が強くなりました。イラク特別措置法の頃からそれが酷くなりました。イジメや暴力が蔓延するようになりました。私の息子はその中で自殺しました。
 集団的自衛権行使容認になってから、自衛隊内部では自殺者が増えています。びっくりするくらいの数です。
 自衛隊が殺し殺される軍隊になろうとしている今、イジメや暴力による自殺は増えていくでしょう。私は息子のような犠牲者を増やさないよう、これを食い止めたいと思います。それは自衛隊憲法を守らせることです」
 太平洋戦争を知る石村善治さん(もと福岡大学副学長)の発言です。
 「旧西ドイツは再軍備をしました。しかし、ヒトラーの軍隊の再来にならないよう、軍隊を監視する『軍事オンブズマン』を設置しました。軍事オンブズマンは兵士の人権を守るために、定期的に査察を行い、訓練内容が人権侵害になっていないか、イジメが起こっていないかを調査し報告しています。 私は自衛隊に軍事オンブズマンを置くべきだと思います。」

 原告弁護士の報告です。
 「防衛大学では上級生が下級生の生活態度をチェックします。そのチェックに引っかかると、『粗相ポイント』を付けられます。それが基準を越えると、『罰ゲーム』をやらせます。それは・・・(あまりにも恥ずかしいものなので書けません)。この罰ゲームを、学校当局が『伝統』だと黙認していました。 
 他には、瓶いっぱいの七味唐辛子を食べさせる、瓶詰めジャムを20本食べさせるなどを行っていたことも明らかになりました。 被害者は絶えず差別的で汚い言葉で罵倒され続けました。
 このイジメを上級生は遊び感覚で行っていました。体育会系的ノリで暴力を振るいました。
 防衛大学当局は、これらのイジメを15年前から把握し、悪癖であると認めていました。しかし、何もしませんでした。なぜなら、防衛大学の教官は自分がこのような『鍛錬』をうけて教育されたため、当然だ、と思っているからでした。人権感覚がマヒしているのです。
 防衛大学は、和解による金銭的解決を今日持ちかけました。被害者は拒否しました。求めているのはカネではなく、真実だからです。」

 次回の裁判は6月16日(月)、13時30分、福岡地裁301号法廷で行われます。
 
 ぜひ裁判の傍聴と支援をお願いします。

 連絡先 
 防衛大人権侵害裁判を支援する会 
 事務所
 郵便番号 812ー0044
 福岡市博多区千代4-29-50 エルビービル6階
 福岡平和フォーラム内
 電話 092-633ー3745
 ファックス 092ー633ー3310
 e-mail:sien-peace@fukuoka-forum.jp