若いフェミの活動記録:『だれもがいきいきと生きられる社会のために』
在日本朝鮮人人権協会・性差別撤廃部会(編集・発行)『だれもがいきいきと生きられる社会のために』(2015年6月、800円)というものができました。
在日本朝鮮人人権協会・性差別撤廃部会のジェンダー平等に関する連続講座の詳しい講演記録と、「在日同胞のジェンダー意識に関するアンケート」の結果報告が載っています。
講座記録が詳しく参考になると思います。
若い在日朝鮮人の人たちがこのような元気な活動を行っているのを知っていいなあと思いました。
日本では「韓国・北朝鮮」へのバッシングが大きくなってますが、一人一人の人に出会い、ちゃんと向き合うべきです。どこの国にもいい人も悪い人も右翼も左翼も、排外主義の人も反差別の感覚の人もいますが、構造として差別があるときに、それに加担するかどうかは、各個人に問われます。
事実を知ること。それが出発点です。
「在日本朝鮮人人権協会・性差別撤廃部会」とは、次のようなものです。
「日本の植民地主義への抵抗としての在日朝鮮人自身による家父長制・性差別撤廃のための運動――【在日朝鮮人フェミニズム】――の構築を目指す、在日本朝鮮人人権協会傘下の部会。在日朝鮮人女性たちを中心として、2002年から現在に至るまで、性に関する差別・暴力の問題について学習会などを重ねている。」
フェイスブックのページもあります。
注文は、「在日本朝鮮人人権協会・性差別撤廃部会」へ
大黒魔季「あなただけ見つめてる」の歌詞からDVを考えるなど面白い学習会の内容が完全テープ起こしで詳しく紹介されています。
それにしてもこの歌、風刺がきいています。
歌詞はhttp://www.utamap.com/showkasi.php?surl=33864
等で読めますよ。
でもDV批判と読まない人もいるんでしょうねえ。
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ついでに、
このグループに出会えて、次のような雑誌も知りました。
メジャーではないところで、ちゃんとしたものはあります。
私はあらためて思うのです。有名で多部数売れているからいいというわけではなく、知られていない、そんなに売れていない、でもとてもいいもの、良質なものが、この世にはあると。
月刊誌「イオ」 (一例、韓国映画と現代史、マンガの中の在日朝鮮人、など)
在日本朝鮮人人権協会「人権と生活」
(一例、6月号「現代日本の排外主義にどうたちむかうか」特集など)