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犬だけじゃないよ  中国の犬肉祭、世界が批判

 

犬だけでなく、クジラもイルカも、牛も豚も鶏も、考えていく端緒にしようということです。死刑もそうですが、この「世界の流れ」に思考を停止して抵抗している人とそうでない人に分かれます。

「グローリー」をみていると、20年後に自分がどう歴史に名を残すかという視点を持てるかどうかという問いかけがありました。

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中国の犬肉祭、世界が批判 地元緊張「なぜ犬はだめ?」

玉林=金順姫

2015年6月22日09時49分

広西チワン族自治区の玉林市で21日、生きた犬が売られていた。売っていた男性は「買った人が犬をどうするかは知らない」と答えた=金順姫撮影

 

中国南部の広西チワン族自治区玉林市で22日の夏至に合わせて催される「犬肉祭」に対し、国内外で反対の声がわき上がっている。一方、自らの食文化として親しむ地元住民は例年通り、犬を食べるつもりだ。21日に市内の市場を訪ねると、緊張感が漂っていた。

 

 市場でつるされた犬肉にカメラを向けると、「撮るな」と、屋台の男性に詰め寄られた。市場の管理事務所員3人も現れ、「写真を撮ってはいけない」と制した。屋台の女性は「家庭で親や子ども、だんなを愛せばいい。なぜ犬を愛す?」とまくしたてた。

 犬の鳴き声がする一角に近づいてみると、おりの中に小さな犬がいた。のぞき込むと、店員が「売り物じゃないから」と後ろに引っ込めた。

 

 犬肉の商売に関わる人たちが神経質になっているのにはわけがある。中国の東北部や南部には犬肉を食べる習慣があるが、「犬肉祭」を催す玉林市はその象徴的存在となっており、世界の愛犬家の批判が集中しているのだ。

 

 中国の人気女優、ファン・ビンビンさんら、国内外の有名人が反対を表明。署名活動も広がり、ツイッターでも多くの投稿がある。地元政府は祭りに関与していないとの立場だ。

 

 玉林市内の道路脇では、おりに入った生きた犬が販売されていた。目的を聞くと、売り手たちは「食用ではない」「買った人が犬をどうするかは知らない」などと答えた。近くには、警察官が配置されていた。

 

 住民によると、犬肉を出す店が十数軒集まる通りではこの2年ほどで、看板から犬を意味する「狗」の字が消えたという。それでも、ある食堂の経営者(40)は「3キロの犬肉の鍋を120元(約2400円)で提供する」と話した。

 市場の服販売店の女性(50)は普段から犬肉を好み、今年の夏至にも必ず食べると語るが、「反対する人が多くて、地元でもこそこそ食べる人が多くなった」ともらした。「なぜ犬はだめ? 豚は、牛は? 自分たちの考えを、私たちにまで押しつけないでほしい」と憤った。

 

 広東省から来たNGO職員(23)によると、全国から動物愛護団体のメンバーらが玉林市に集結。22日に市政府近くで抗議行動をする予定という。「反対運動が盛り上がっても、犬肉を食べる習慣は続いている。玉林でやめさせられれば、運動に弾みがつくと思う」(玉林=金順姫