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ソウルヨガ

主流秩序、DV,スピシン主義、フェミ、あれこれ

ネットでの恋愛指南書の古臭さ

 

ぐっどうぃる博士 (恋愛カウンセラー) という人が恋愛について書いているサイトがあって、スマホなどで簡単にアクセスできるのでよく読まれているようです。

 

ちらっと見て、ある人たちにとって「役立つリアルな情報」「面白い情報」なんだろうなあとおもえましたが、まあ古臭い、主流秩序(ジェンダー秩序)に沿ったまま、それにいかに適応するかの話だなあと思いました。

 

一例として、「いくつになってもモテ続けたい!男性からのアプローチが絶えない「隙」の作り方」(http://netallica.yahoo.co.jp/news/20150719-00010004-rennaiu

、2015/7/19)の記事を使ってコメントします。

 

その記事では、20代後半になってくると女性は「若さが失われ、男性から興味を持たれなくなる」「結婚適齢期なので、男性が付き合うのに躊躇する」および「隙がなくなる」ことによってモテなくなるといいます。

「隙のない女性」とは、自分で楽しめる、自立している、男性を避けている、女性らしくない女性だと言います。

そして「隙のある女性」になるように勧めるのです。

笑えます。

 

「隙のない女性」がもてないのは、女性がじぶんの力で美味しいものを食べたり、旅行をしたり、日々を楽しんでいると、男性は女性を楽しませたいので、自分で楽しんでいる女性にたいし「自分が楽しませるのは無理」と思い、手を出さなくなるというのです。

だからモテたければ海外旅行には行かず、お洒落なファッションやブランド物のバッグを身につけないなど贅沢を止めないといけないと言います。そして高級でない食事や男性のちょっとした行為で喜んだり、笑ったり、楽しむような女性になれというのです。

 

次に、資格を取ろうとしたり、日々が忙しかったりする自立している女性、自分で何でも出来る女性は、男性が「この人は自分だけで楽しめるんだな」「僕が支える必要はなさそうだな」と感じて、近づかないといいます。

だから「重い」と感じられない程度で、男性に頼れる女性になれといいます。

 

第3に、恋愛で痛い思いをした経験や、男性に価値がないと思われるのではないかという不安から、自分を守り、男性を避けていようにみえる女性はモテないと言います。ですからその逆の、人なつっこくて、男性との関係で積極的な女性になるようにいいます。

 

第4に、仕事が忙しすぎて外見に力を入れていない女性とか、男性にしっかり意見を言うとか議論するような女性は見た目や考え方が「女性らしくない」からモテないといいます。その理由は、「男性は女性らしさに恋をするので、この手の女性に恋愛心は抱きにくい」というものです。

女性らしくないという意味で、「お笑い芸人モードになっている女性」「哲学者のような話ばかりする女性」「自分が性の対象として見られるのがイヤで、こだわりの強いファッションをしている女性」もモテないといいます。

だからモテるためには「女性らしいファッション、女性らしい立ち居振る舞い、女性らしい考え方」をしなさいといいます。難しいことを言うな、おバカになれということです。

 

男性は、「隙がない女性」は「取りにいくのが面倒などうでも良い花」と思い、手に入りやすく、男性のことを尊敬し、すこしの事でも喜んでくれ、男性に人なつっこく接し、難しいことを言わず、女っぽくかわいい女性を好むというのです。

 

まとめとして「恋の教訓」を挙げているのですが、それは「自分で楽しむ事をやめ、自立をせず、それらを男性にやってもらう人懐っこい女性。そんな女性が、何歳になっても男性を惹き付ける」というものでした。

 

ほら、すごいでしょ。

40年前、30年前ではなく、いま、2015年にネットで読まれている情報ですよ。

 

まあ恋愛でも友人関係でも、「身の丈」にあった人とかかわるものですから、ぐっどうぃる博士さんが接する女性や男性は、こういう感じなのでしょう。

 

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ぐっどうぃる博士の別の記事も簡単にですが紹介しておきます。

「彼氏が出来ない理由が判明!男性を惹き付ける「性的な魅力」6つとは?」

 

男性を惹き付ける女性の魅力のひとつ、「性的な魅力」とは、

 

1.美しい顔、やせ気味のスタイルの良い体、 すっぴんが美しい女性

2. 10代後半から20代前半までの若さと健康

 

3. ビジネスモードにならず、旅行や習い事ばかりせず、女性らしい言葉を遣い、女性らしい立ち居振る舞いをし、うぶ毛のない白い肌、ふっくらとした柔らかさをもった、女性らしさがあること。露出した肌や、潤った唇、上目遣いの視線など。

 

4.マンネリでなく、新鮮さ、非日常と非現実があること。結婚のプレッシャーをかけたりしないこと。 キャバクラや不倫に見られる要素。

 

5.幸せにできそう感

男性は、男性[自分]の話で喜ぶ女性、、男性[自分]のプレゼントで喜ぶ女性といった、「自分が幸せにできそうな女性」に性的な魅力を感じる。

 

6.手に入りそうで入らない距離

お酒に酔っぱらって肩にもたれて来たり、自分の話を真剣に聞いてくれたりすると、男性はその女性が「手に入りそう」と感じ、恋愛対象として意識する。あるいは女性が冷たくなるなど「切なさ」があること。

 

男性を惹き付けるには、この6つの要素を磨き、性的な魅力をつくることだと指南します。 

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「ぐっどうぃる博士」がいうには、女性は「自分を幸せにしてくれそう」な男性、つまり、自分を楽しませてくれる男性、素敵なプレゼントをしてくれる男性、仕事のできる男性、トラブルを解決してくれる男性、ファッションや会話のセンスがある男性に恋をする、とのことです。

 

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めっちゃ、「ぐっどうぃる博士」の個人的好みと経験が出ていると思うのですが・・(笑)。これを皆に当てはまる普遍的なことだと書ける感性・知性に驚きです。

 

それはおいておくとしても、こんなことが堂々と書かれ、おおく読まれる(彼はそれを仕事にして儲けている)。

そこ(こんなことを書くことや無批判に読むこと)に何の躊躇もない。それが現状です。

フェミはまだまだ少数のまま、影響力がないままです。

 

で、私は思うのです。

こういう風に書かれて反発するか、しないか、ではないかと。

 

たとえその内容が1%ぐらいは当たっている面があると思っても、

こんなふうに「女は女らしくしないとモテないよ」といわれたら、

「けっ!」とおもって、「アホか、このバカ男」と反発するのが何かが始まるときの出発点ではないかなと思うのです。

 

現実の性欲、現実の恋愛感情、そこには、当然外見の要素が一定あることは事実でしょう。私はそれを含めて、『「結婚しないの?」に答える理論武装』という拙著などで恋愛の8要素とか、『はじめて学ぶジェンダー論』で結婚の7要素などを示しました。

でも、その現実に従属して媚びていくのか、それに違和感や反発を感じるのか、あなたはどうなの?と問いかけてきました。

それが私のジェンダー論でした。

主流秩序論はその集大成です。

 

主流秩序という、つよいものに従属する生き方は、恋愛論においても、「ぐっどうぃる博士のいうとおりだ」となるでしょう。

 

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