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雇用確保のストライキに支援を!

 

以下の闘いを紹介しておきます。

 

雇用確保のストライキに支援を!

 きょうとユニオン 075・691・6191

 

■岩井社長の逃亡を許さない!

 

9月5日、(株)iWAiコーポレーション岩井教之社長は、9月7日の団体交渉を突如として、「体調を崩し緊急入院するので団交は延期する、再開は退院後」という文書を送り付け、姿をくらましました。組合員が9月7日に出社すると、「体調がすぐれず緊急入院する。当社の建物、敷地の管理業務をエムケイコーポレーションに委任する」という内容の貼り紙がしてありました。

 

やむなく私たち、「きょうとユニオン・iwaiコーポレーション分会」は、9月7日10時よりⅰ)団体交渉の再開、ⅱ)雇用確保、ⅲ)これまでの合意事項の遵守をもとめてストライキに入っています。

 

■会社は雇用責任をとれ!

 

 (株)iWAiコーポレーションは約60年ぐらいの歴史がある、山科に本社を置く事業所のごみ収集を行ってきた廃棄物収集業者です。従業員は運転手15名をはじめ約20数名です。

 本年5月、岩井社長は「一般ゴミの中に産廃ゴミを紛れ込ました」として、廃掃法違反で逮捕されました。この件に関しては多くの従業員が危惧を表明していましたが、岩井社長は聞く耳をもちませんでした。岩井社長はすでに罰金刑が確定しています。従業員も逮捕され、すべての運転手が容疑者として事情聴取されました。 

 

この結果、 (株)iWAiコーポレーションは京都市より、許可業者としての事業許可の取り消しが「内定」し、その「執行」を待つばかりの事態となっています。事業許可取り消しが実行されれば会社の存続は危うく、労働者は失業することになります。運転手全員がきょうとユニオンに加入し、8月24日には会社に対し結成通告をおこないました。

結成通告と同時に行われた8月24日の団体交渉、8月31日の団体交渉で会社は以下の事を認め合意書を作成しました。

 

1、    会社の信用を損ない従業員の雇用を危機に陥れていることへの謝罪

2、    従業員の雇用確保に全力を尽くすこと

3、    今後、全ての問題について労働組合と協議し、合意の上おこなうこと

 

4、    退職金の支給

5、    タイムカードの設置と8時間以上働いた時は残業代を支払う。

6、    業務の有無にかかわらず新たな就職先が決まるまで毎月の支給日に、従      前と同様の賃金を支払う

 

9月7日の団体交渉はこのような経過を踏まえ、今後、どのように組合員の雇用を確保していくのかという交渉が行われる予定でした。しかし前述のように岩井社長は逃亡してしまいました。9月7日にいったん電話が通じた際には、これまでの確認事項を一切、反故にするようなことを言い出しています。私たちはこのような岩井社長を許すことはできません。

 

 今回の事業許可取り消しによる経営危機、従業員の失業の危機の全責任は岩井社長にあります。景気低迷による売り上げ低下、利益低下というような通常の事業閉鎖の危機ではありません。全責任は岩井社長がとるべきです。団体交渉で合意したように組合員の雇用確保、退職金等の支給、賃金が最低賃金レベルで設定されているにもかかわらず存在する残業賃金未払い分の支給などを直ちに実行すべきです。

 

京都市は労働者の雇用を守れ!

 

 私たちは京都市の労働者の雇用無視の態度についても、強く抗議しています。廃掃法違反は環境問題重視の考え方が広まっている中で、許されることではないと考えています。刑事罰を含めた社会的制裁が行われることも当然だと思います。私たちもごみ収集という環境を守る上で大切な仕事をしているので当然の事という思いです。

 

 しかし労働者の雇用がないがしろにされていいわけではありません。私たちは京都市に対し、何とか労働者が失業するような事態になることは避けてほしいと要請しました。京都市は「それは、iWAiコーポレーションと労働者の問題であり、京都市は関係ない」という態度です。このような京都市の労働者無視の態度は認めることはできません。京都市事業許可取り消しの「執行」は全組合員の失業を意味します。京都市には労働者の雇用が確保されるまで、事業許可取り消しの「執行」を行わないことを強く求めます。

 

■「きょうとユニオン・iWAiコーポレーション分会」の戦いに支援を!

 

 このような状況のなかで社長は9月4日以降、逃亡しています。9月5日には書類を社長宅に受け取りに行った組合員が、社長宅にいた「イシガミマサヤ」なる人物から車の中で話をしようといわれ、「組合をやめろ、誓約書や合意書は紙切れだ、組合をやっていたら退職金も出ない、辞めれば50万渡す、ここに600万ある」と、恫喝されています。

 

 9月7日には建物、敷地の管理を委任されたとして、元大阪府警の刑事を名乗るエムケイコーポレーション社長「ムカイ」なる人物も登場しています。私たちはこのような第三者の介入を認めません。岩井社長が私たちと粘り強く交渉し、信頼関係を回復する事だけが争議解決の唯一の道です。

 

 全国の労働組合、労働者のみなさんが、結成直後からこのような困難な戦いに直面している「きょうとユニオン・iWAiコーポレーション分会」の戦いに注目し、支援してくださることを心から訴えます。