しゃぶしゃぶの温野菜の労働問題については以前、紹介しました。
http://hiroponkun.hatenablog.com/entry/2015/09/22/104703
その続報ですが、「毎日店に来ていたが、彼は働いていない」などとふざけた言い訳をしてきているそうです。
以下、ブラックバイト ユニオンの説明を読んでください。
2015年9月29日 —
ブラックバイトユニオンと申します。キャンペーンへのご署名・ご賛同をいただきまして、ありがとうございます。
ブラックバイトユニオンは9月24日(木)に、「しゃぶしゃぶ温野菜」運営会社と団体交渉を行いましたので、その経過を報告させていただきます。(※残念ながら、温野菜本部レインズインターナショナルからの出席はありませんでした)。
■「店には来ていたが、働いていない」???
ご存知の通り、Aさん(大学生2年生男性)は、今年の4月12日から8月11日までの間は4ヶ月連続で1日も休まず勤務していました。労働時間も1日約12時間という長時間労働でした。 ところが、温野菜運営会社は、「Aさんが毎日お店にいたことは認めるものの、働いてはいなかった。」と主張しました。彼は自主的にお店に来ていただけで、出勤の指示をしておらず、働いてもいなかったというのです。
4ヶ月連続で1日12時間も店舗にいながら、働いていないなどということはありえるのでしょうか?
■実際は、仕込み、接客、閉店作業と誰よりも長く働いていた
実際は、Aさんは、誰よりも早く出勤して、開店前には仕込み作業を行って、営業時間中には接客をし、営業時間終了後も、閉店作業を最後まで行い、お店を出るのも最後でした。 また、「毎日お店に来てはいたが、彼は働いてない。」という運営会社の主張とは逆に、Aさんはバイトを辞めたくても辞めさせてもらえず、意に反して毎日働かされていました。「辞めるなら懲戒解雇扱いになる。そうすると就職に響くよ。」といった脅しを受けていたためです。
■被害学生Aさんの感想
今回の運営会社の対応について、Aさんの感想を紹介します。 「会社は事実をしっかり確認していないし、働いていたのに働いていなかったなどと、事実をねじ曲げたことを主張していて、信じられない気持ちです。 今後はちゃんとした事実をもとに団体交渉に応じてほしいです。僕が働いてなかったなんていう嘘をつくのはやめてほしいです。
今の対応だと、事実を隠蔽しているだけで、何の解決にもならないし、会社はただ単に世間体を気にして先延ばしにしているだけに思えてしまいます。
本部(レインズインターナショナル)からも、月に1、2回スーパーバイザーが店舗に来ていて、店の状況をみていたはずです。なのに、人手不足に気づかずに、無理な働かせ方になっていたのだから、ちゃんと今回の件について話し合って、改善のために努力してほしいです。」
■今後について
ユニオンは、温野菜運営会社に対し、事実関係を確認して、「Aさんが働いていたこと」を認めるよう求めていきます。また、「お店に来ていたが働いていない。」という発言は、Aさんを侮辱するものですから、撤回することを求めていきたいと思います。
一方、温野菜本部であるレインズインターナショナルについても、運営会社に対して適切な指導をするといいながらも、運営会社は未だに「お店には来ていたが、働いていない」などと荒唐無稽な主張やAさんを侮辱するような発言を続けています。
株式会社レインズインターナショナルが、温野菜運営会社とともに、アルバイト学生Aさんの迅速な被害の回復とブラックバイト被害の再発防止のために、話し合いに応じるよう要望してまいります。
詳しくは、当ユニオンのブログ(
http://blackbeitunion.blog.fc2.com/blog-entry-39.html)
長文となりまして、大変恐縮ではございますが、この間の経過報告をさせていただきました。
今後もユニオンは、「しゃぶしゃぶ温野菜」本部(レインズインターナショナル)に対して、話し合いを行うよう要請してまいりますので、引き続きご支援を賜れますようお願い申しあげます。