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ソウルヨガ

主流秩序、DV,スピシン主義、フェミ、あれこれ

糸井重里さん、やっぱり主流秩序にのってるよねぇ

 

糸井さん、80-90年台、コピーライターなどとしてメディアに出まくりまさに流行主義・商業主義の先頭に立ってスペクタクル社会・主流秩序の強化に加担していた人ですが、

その後吉本隆明など担いで、活動を少し変化させているようですが、私は、吉本こそが主流秩序の加担者だと思っているので、そうだろうなあなんて思っていました。

 

まえにも見たのですが、以下の記事でも、「売れる」ということにこだわっています。時代の変化に合わせて又売れようとしていると言えます。「7万~19万円台のセーター」ってのもおかしくないかい?

過去の自分への深い反省もない。反省も商品にする。コピーライター時代とほとんど変わっていない。何もかも浅い人です。

 

 

 

糸井重里さん、コピーライターやめました 売れるを語る

気仙沼支局長・青瀬健

朝日2015年5月25日10時47分

 

ビジネスや働く人にとってのヒントをお聞きするインタビュー「異才面談」。今回は、糸井重里さん(66)です。

 

――「ほぼ日(にち)」とも呼ばれるウェブサイト「ほぼ日刊イトイ新聞」をみると、手帳やタオル、カレーのスパイスなどのオリジナル商品を、幅広く扱っていますね。糸井さんは、売る名人なのですか。

 

 「売る名人じゃなくて、売れるに決まっているものをつくっています。売れるものを探し、売れるかどうか、常に自分に問いかけています」

 

 ――数十万部が売れている「ほぼ日手帳」は、利用者の声を集め、毎年改良を重ねているんだとか。

 「使う人に喜んでもらえるか、考え抜く。喜ぶ姿が光景として浮かびあがらない商品は、ダメですね」

 

 ――そこに、秀逸なキャッチコピーをつける?

 「製品ができてからお客さんの手に渡るまでは、長いドラマがある。広告屋は売るための助け舟を出すのですから、どこかで手伝うことはできます。でも、限界を感じたのです」

 

 ――限界、ですか。

 「自分が薦めたい商品ならいい。でも、もっと改善できるはず、なんて思ってしまうと、納得して商品を語れない。だからコピーライターはやめました」

 

 ――えっ!

 「エルメスにキャッチコピーはないですよね。よいコピーをつくることと、売れるものをつくることは別。よくないものをコピーで売るなんて、やめたほうがいい」

 

 ――1980年代に「おいしい生活。」といった数々の有名コピーを世に送り出した糸井さんなら、コピーだけで売ることもできそうなのに。

 「お客さんは、何が欲しいのか、わかっていないことも多い。だから、つくり手から提示する。自分に問いかけ、売れるに決まっているものを探すんです」

 

 ――優れたものをつくり、お客さんの喜ぶ顔が見える。それだけで、本当に売れるのですか。

 

 「いや、売れますよ。見せる場所さえあれば。特産品を地元で売っても、山奥に自動販売機を置くようなもの。お客さんはいないですよね。そうではなくて、いちばん競争の激しい所で売る手段を考えればいい。高級な宝飾品も、お店と、橋の下で段ボールに詰めて売っているのでは印象が違う。商品環境は大事です」

 

 ――糸井さんは東日本大震災が起きた2011年の11月、「ほぼ日」の支社を宮城県気仙沼市に設立しました。地元の女性と協力を重ね、手編みした7万~19万円台のセーターが順番待ちと聞き、驚きました。

 

 「市場を意識したからですよ。品質がいいことは大前提。世界で競争しても、勝てるものでなければいけない。でも、売れた理由はそれだけじゃない」

 

 ――日本は長くデフレから抜け出せずにいて、そう簡単にものが売れる時代ではありません。被災地で生まれたセーターだから、支持されていると思っていました。

 「いま、被災地の支援と思って買う人はいません。価値のあるセーターがほしいから買う。ものそのものの価値だけでなく、こめられた思い、醸し出す物語といった背景も、大事ですね。物語がなければ、『何かいいらしい』という話題だけで終わってしまう」

 

 ――震災の少し後から、「被災地に必要なのは、市場原理だ」と唱えていました。結果的に、被災地支援の役割を果たしている?

 

 「もうかる仕組みを気仙沼へ届けようと、取り組みました。市場という言葉は、『お客さん』という意味で使います。お金を持ってきてくれる人と、喜んでくれる人、その二つの要素がある。喜んでくれる人を意識することが大事。でも、自分たちがお客さんになって、自分が喜ぶためにつくる場合もあるんですね」

 

 ――自己満足のようなケースも多いのですか。

 

 「丹精込めた農作物でも、おいしいとは限らないでしょ。でも、『おいしい』のほかは、言いづらい。だれかが『おいしくない』って言わないといけないのに、その役割はみんな引き受けたがらない。本当においしかったら、僕、紹介文を上手に書きますよ」

 

 ――いくらお客さんを意識しても、ヒット商品を出すのは簡単ではありません。

 

 「そりゃ、100万個売ろうと考えたら、大変です。でも、オリコンのランキングなら、1位じゃなくって80位だっていい。それでけっこう、食えるんです」

 

 ――背伸びせず、身の丈にあった商品で勝負すればいいんですね。

 

 「いちばん難しいのは、市場を考えることです。売り出す前に『そんなもん、本当に喜んでもらえるのかねえ』などと、仲間内で語っていたはず。なのに、だれかが『大丈夫だよ』『勇気だよ』とか言って、やり過ごすことがある。売った経験が少ないまま取り組むことも。そうなると、ちゃんと市場と向き合っていないですよね」

 

 ――被災地発の商品に、これからどうかかわっていきますか。

 

 「来年は震災から5年を迎えます。『5年たったのに協力している俺』という姿に、喜びを感じる人もいる。その人たちが満足するような仕掛けを想像し、自分に『うれしいだろうか』って、問いかけてみる。自分が納得できないものを売ったり、催しを開いたりはしない。まずはそこが大事です」

     ◇

 いとい・しげさと 1948年、群馬県生まれ。71年にコピーライターとしてデビュー。西武百貨店の「不思議、大好き。」「おいしい生活。」などの広告で知られる。作詞やエッセー執筆、ゲーム制作などでも活躍。98年6月に立ち上げたウェブサイト「ほぼ日刊イトイ新聞」は毎日更新し、月平均で約130万人が閲覧している。

 

■売れるヒント探したい

 

 市場イコールたくさんもうけること、ととらえていたので、被災地と市場は無縁だと思っていた。「満足してくれる人」と考えれば、意味は大きく変わる。とはいえ、客の満足を追求しながら失敗している例は、気仙沼でも見てきた。

 

 まだ足りないものがあり、それに気づけば、売れるものは生まれるのかも。地元でヒントを探していきたい。それにしても、「ほぼ日」の支社が、全国で気仙沼だけにあるのは意外だった。(気仙沼支局長・青瀬健)