ソウルヨガ

主流秩序、DV,加害者プログラム、スピシン主義、フェミ、あれこれ

維新の会 対 オール大阪

 

維新が負けると希望が出ます。

正路怜子さんの文章を以下、紹介しておきます。

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大阪では維新の会対オール大阪で、激しい選挙戦がたたかわれています。これは、決

して大阪地方の出来事ではなく、民主主義を取り戻す選挙なのです。

 

特に公募校長の元で、職員会議は上からの指示を伝える場となり、まともな議論もで

きず先生方は疲れ果て、病気なって休んでも、自習が大半で、生徒はほったらかし。

全府が一つの学区になり、できる学校だけに予算をつけ、生徒の応募が少ない学校は

廃校です。競争原理を教育や福祉の場に持ち込み、できないやつは来なくてい

い・・・というのです。

 

大阪府大阪市が同じようなことをやって無駄・・大阪市大と府立大は一つに、女性

センターもドーンセンターとクレオの2つも不要、万博公園の中にあった鳥越コレク

ションからスタートした世界に誇る国際児童文学館も、文楽もセンチュリー音楽団

も・・文化なんて金儲けにつながらないものはみんな無駄、従軍慰安婦はどこだって

やってる、黒字の地下鉄は民間に売り飛ばせ、大阪市を解体してお金を集め、カジノ

で大阪を元気にするというのです。

 

まさに弱肉強食の論理です。金持ちから税金を取り、弱者に配分し、みんなが助け

合ってくらせるようにするのが政治の仕事だと思うのですが、全く逆です。福祉ほど

無駄なものはないと思っているのでしょう。

 

橋下さんは、テレビに出まくって、自分の気に入らない記者や学者・・京都大学の藤

井聡教授の出演を邪魔・・をマスコミに出させないようにして大阪府民をいや日本中

の人たちをだましています。大阪を足場にして、全国に打って出る彼の作戦だと分析

した学者がいますが、納得。

 

憲法改悪論者で、2016年度から市立中学校で使う社会科(歴史、公民)の教科書

大阪市育鵬社版を選びました。

 

言い出せばきりがないこの悪政をストップさせるために、みなさんのご支援をお願い

します。

 

  • 今メールに届いたニュース。

 

大阪市の奥下剛光特別秘書(橋下徹氏の後援会の会長の息子)の給与の返還を求める

住民訴訟について、以下のネットニュースを見てください。

 

アイ・アジア

http://www.npo-iasia.org/archive/2015/11/okushita-kyusyoku.html

アジアブレス

http://www.asiapress.org/apn/archives/2015/11/19152347.php

ヤフーニュース

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151119-00010000-asiap-soci

 

  • 最後に、私がワーキング・ウイメンズ・ネットワークに送ったメールを読んでくだ

さい。

 

・…………マタハラにまけず頑張っているTさんへ・・・

 

 

女が働く権利・・労働権は基本的人権です。60年代はポストの数ほど保育所を、そし

て70年代は≪働き続けるために」がスローガンでした。そして国際婦人年で女性差別

撤廃条約の批准に向けて男女平等法作りが始まり、まずは世論喚起とばかり、チア

ガールと鼓笛隊を先頭に御堂筋をパレード≪女たちの昼休みデモ」を200人から始め

て最後は800人へと広がり、女たちの映画祭で≪声なき叫び≫を上映したり、マスコ

ミの取材もいっぱいでした。

 

こうしてできたのが妥協の産物≪均等法≫(雑誌「アゴラ」がつけた別名:禁等法)

で、生理休暇や出産休暇があって、女性は使いにくい、女性の賃金が低いのは、女が

すぐ辞めるからだ・・・女が悪い、自己責任です?と。

 

住友裁判の地裁判決は≪男女差別は憲法違反だけど、公序良俗違反ではない。女は結

婚したら辞めるのがふつう。定年近くまで働き続けたあなたは少数の例外で、企業に

とっては邪魔な存在」・・・でした。昔はオールドミスとかお局さんという言葉もあ

りましたね。

 

そこで私たちは、働き続けたいのに泣く泣くやめた人たちや、いやがらせの中で必死

で働き続けた人たちの手記を集め、裁判所に提出しました。女性運動にかかわってい

る人でも「働くつもりなら教師か公務員に、民間企業はお婿さん探し」という人もい

ました。

 

女性の労働権を守る・・・これがWWNのスタートでした。

 

少数の意見は無視、独裁が大事、弱肉強食で、もうかりさえすればいい・・・という

橋下維新のやり方は、まさに私たちの運動の真逆です。

 

いま大阪のダブル選挙では、36年ぶりに、まともな政治が始まるかどうかの分かれ目

です。つまり、黒田革新府政がつぶされてから,社・公合意、ノック、太田房江、橋

維新・・と、この36年間、日本の三分の一を占めていた革新自治体はつぶされ、労

組は骨抜きになり、女性差別をなくす運動は裁判闘争へと移りました。

 

戦後70年の今年、こういった政治を転換するのが大阪の選挙です。沖縄に新しい基地

を作らせないと翁長さんを先頭に頑張っているオール沖縄につづくオール大阪の戦い

です。

 

栗原たか子さんの演説を高槻駅でききました。どすの利いた低い声で(私と同じ?)

迫力のある肝っ玉母さんでした。3人の子持ちで、会計士。1962年生まれの53歳。豊

中市議から大阪府議へ。とても素敵な人でした。NTTで3人の子を育てながら働き続け

た近所の女性が≪通りがかったので話を聞いた。太田房江にはがっかり。女だからと

言って信頼できない。それに自民党ではね。でも栗原さんの話を聞いて納得。ぜひ知

事になってもらいたい」と太鼓判。

 

 

大阪市長候補の柳本さん、府知事候補の栗原さん・・・・ダブル選挙は日本のこれか

らを占う大切な選挙です。平和と民主主義、そして男女平等を日本に根付かすため

に、皆さんのお力添をよろしくお願いいたします。

正路怜子