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主流秩序、DV,スピシン主義、フェミ、あれこれ

映画 「ウリハッキョ」  「60万回のトライ」


 
大阪市東成区民センター(主催 ウリ学生映画の会実行委員会)で 「ウリハッキョ」  「60万回のトライ」をみました。前から見たかった映画で、ようやく観れました。
で、とてもよかったです。


映画の登場者の話もあってよかったです。

 

一番腹が立つのは、朝鮮学校に「殺すぞ」と差別語とともに脅迫をするような輩たち。また朝鮮学校を制度的に差別する政治家たち。

朝鮮学校にどう向かうかは、いかに生きるか、主流秩序の前で問われることの典型です。

 

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これまでみた朝鮮学校関係のドキュメンタリーと同じく、きれいな心とか純粋さとか、被差別のひどさに、心動かされました。泣けるところ多かったです。

 

でも今回の映画では、理想化された面とかだけでなく、ある程度年齢が上がると徐々に純粋さだけではなくなる面とか、同じ朝鮮民族の仲間でも日本人学校に行っているとか、交流しないとか、いろいろな事情の中での「距離」や現実も感じました。日本社会の中で生きるということの葛藤も感じました。


この日本で、朝鮮民族の人が生きる生き難さに、日本人として本当にひどいことだと恥ずかしくなりました。

AIBO「大阪ええじゃないか」の企画の中で、横谷さんが作ったインタビュー映画「朝鮮学校、ええじゃないか」(朝鮮学校に子どもをやる親の思いなどのインタビュー)が上映されたのを思い出しました。

 

「60万回・・」の方を期待していたのですが、二本観て、むしろ「ウリハッキョ」の方にいろいろ感じました。「60万回・・」はどうしてもラグビー自体の話の面が多かったので。

 

関連した私のブログ
朝鮮学校に子どもをやる親の思い」2012年11月26日(月)
http://blog.zaq.ne.jp/spisin/article/3391/ 


「橋下・維新は、この朝鮮学校差別の点だけでも許せない」2012年03月28日(水)
http://blog.zaq.ne.jp/spisin/article/2968/

 

「橋下の「朝鮮学校いじめ」への反対集会」 2012年10月16日(火)
http://blog.zaq.ne.jp/spisin/article/3326/

 

朝鮮学校関係」 2013年03月13日(水)
http://blog.zaq.ne.jp/spisin/article/3564

 

大阪朝鮮高級学校、高校無償化補助金廃止問題」 2012年12月28日(金)
http://blog.zaq.ne.jp/spisin/article/3452/

 

映画『ヘイトスピーチ』  2015-06-23
http://hiroponkun.hatenablog.com/entry/2015/06/23/022156


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●で、思い起こすべきは、この朝鮮学校への、日本社会の差別です。映画では、朝鮮学校だけを差別して補助金を出さないということをつづけている橋下が出ていて、反吐がでました。

 

朝鮮学校を、「高校無償化」制度対象から排除したり、大学受験資格を与えなかったり、ひどいことだらけ。恥ずかしい。
人種差別であり、平等権、人格権、学習権の侵害です。

中華学校韓国学校、インターナショナルスクールなどには就学支援金を出しているのに。


朝鮮学校を閉鎖させようとしたこと(1948年の阪神教育闘争の際の朝鮮学校閉鎖命令など)に対して闘ってきた中で続いてきた朝鮮学校
差別の中で、マイノリティとして生きるからこそ、スピリチュアルなものに近づけている存在領域だと思います。

 

拉致問題やミサイル問題等の政治的事件を使って、朝鮮学校への偏見を助長させる政府・メディアの行為、殺すと電話をかけるような「嫌がらせ行為」をする一部国民の動きは、主流秩序に従属した恥ずかしいことです。

 

万景峰号を攻撃する日本人、恥ずかしいです。

 

●今回の映画で知って驚いたり、感じたこと。


北海道朝鮮初中高級学校は、寒い地域で、遠くの子もいるので、住み込みの寮があること、女子がチョゴリを着ないといけなくて寒いのに男子が民族服を着ないのは、ジェンダー問題だなと思ったこと、祖国への思い、朝鮮民主主義人民共和国の普通の人々は多分とても心がきれいで素直なんだろうなあと思ったこと、
人と人は<たましい>で通じるというようなことがあることなど思いました。
韓国ができて、韓国からの朝鮮学校への援助がなくなったこと、しかし、北朝鮮側からの変わらない援助が続いたこと、
朝鮮学校は最高時には540校ほどになったが、今は減って80校ほどとなったこと。

 

 

ネットからの情報
◆「ウリハッキョ」


韓国のキム・ミョンジュン監督が、北海道朝鮮初中高級学校に3年間密着し完成させたドキュメンタリー映画「ウリハッキョ」(※「わたしたちの学校」の意)。
韓国では2007年3月の公開以来、じわじわと動員が伸び、ドキュメンタリー映画としては異例のヒット。 2006年、インディーズ映画賞とプサン国際映画祭のウンパ賞を受賞。


“1945年終戦直後、日本の地に建てられた朝鮮人民族学校朝鮮学校=「ウリハッキョ」(私たちの学校)”

植民地支配からの解放を日本で迎えた朝鮮人たちは故国朝鮮への帰国を急いだ。しかし、36年間にも及ぶ植民地支配により、日本人として生きざるを得なかった朝鮮人の父母は、朝鮮名も、言葉も知らない子どもたちが、故国へ帰って不便のないよう、何よりも先に学校(国語教習所)を建てた。それが現在も全国に存在するウリハッキョの原点である。


現在、80箇所あまりある朝鮮学校は、60年間維持運営されている。朝鮮人に生まれたことを隠すことなく、恥ずることなく、ただただ植民地支配により奪われた人間としてのプライドをとりもどし、それを持ち続けたいという小さな願いは今なお日本で、はたせないままでいる。それでも人々は笑顔でそのバトンを引き継ぎ、「ウリハッキョ」を大事に守り育てている。

 

この『ウリハッキョ』という作品は、キム・ミュンジュン監督が、急逝した妻であり映画監督であった故チョ・ウンリョンの企画を引き継いだ作品である。元々、この映画を企画していた女性監督、チョ・ウンリョンが「在日」というものに関心を持ったのは2000年の8月。偶然ある新聞で「総聯VS朝総聯」というタイトルの短い記事に接し、同時期にテレビ放送された民族学校に関するドキュメンタリーを見たのがきっかけだったという。

 

以来、彼女は「在日」というテーマに使命を持って取り組んでいて、その第二作目になるはずだったのが、この『ウリハッキョ』だった。しかし、チョ・ウンリョンは2003年に不慮の事故で亡くなり、その遺志を引き継いだのが、夫であり撮影監督だったキム・ミョンジュンだった。
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◆「60万回のトライ」


大阪朝鮮高級学校ラグビー部の奮闘を追ったドキュメンタリー。大阪朝高のラグビー部は2010年、創部以来初めての全国大会準決勝まで進出し、主将の戦線離脱などのも危機も乗り越えながら、悲願の日本一を目指して進んでいく。ごく普通の高校生としての素顔や、民族教育の中で自らのルーツを真剣に探す姿もとらえ、高校無償化からの除外や補助金の凍結など、朝鮮学校を取り巻く厳しい社会情勢の中でも、ラグビーに青春をかける在日朝鮮人の高校生たちにカメラが寄り添った。
監督はソウル出身のパク・サユと、在日朝鮮人3世のパク・トンサ。音楽を「あまちゃん」の大友良英が担当。

 

2010年4月。高校ラグビー春の選抜大会決勝。大阪朝鮮高級学校は、最強の王者・東福岡高校を雨の中で追いつめていた。同点で迎えたロスタイム、あと一歩で両校優勝。初優勝のはずが、大阪朝高はあえて闘い抜くことを選び、結果、敗れてしまう。
だが部員たちは、そこから再び“全国制覇”の夢へと向かい始める。猛練習を積み重ねる日々を送る主将ガンテたちは、高校授業料無償化からの排除、地方自治体の補助金停止などの現実にも直面する。
2010年12月。怪我から復帰したガンテを先頭に大阪朝鮮高級学校ラグビー部は、全国大会「花園」に臨むが、初戦でエースのユインが脳しんとうで退場。夢への挑戦にまたしても苦難が待ち受ける……。