ソウルヨガ

主流秩序、DV,スピシン主義、フェミ、あれこれ

熊本 猫家知恵蔵 さんより   その3

 


震災時の労働者のみなさんによせてφ(..)


 わたしはふだんはひっそりと暮らしていて、できるだけ感性が近い人と穏やかに生きていきたいのだけど、そうも言っていられないことばかりで、特にこのような震災時には、なるべくいろんな人に声をかけています。


イダヒロユキさんの本を読んで、特に清掃業の人、路上で警備などをしている人にわたしは強く関心を持つようになり、なるべくいろいろお声掛けしたりしています。おにぎりやお茶などを渡したりして、少しでもいろいろ話すようにしています。ご自分たちもたいへんだろうに、人のために掃除をしたり、ゴミを集めたりするというのは、すごいことだと思います。
 わたしは今回の震災がきっかけで、隣の工事現場の警備のおじさんと話すようになりました。お茶、せんべい、おにぎりなどあれば、一つ残しておいて持っていくようにしました。すると、おじさんもわたしにいろいろ水の情報をくれたり、教えてくれるようになりました。


 わたしがいろいろボランティアをやっていて、声掛けをしたり、なにかを提供したりしても、なぜか怒鳴られたり嫌がられたりすることがあって、それでもやはりこんなときだからどなたにも声をかけたいのだ、というようなことを言いました。するとおじさんはこういうことを言いました。


「人は生きてきた道で決まるので、自分のことしか考えてこなかった人は視野が狭いままで、なにも見えないまま、年だけ取っていくんですよ。だから年齢は関係ない。若くてもしっかりしている人もいます。だから人を変えようとしても仕方ないんです。怒鳴られたら謝る、それがわたしたちの仕事です。でもわたしたちは命を守る大切なサービス業だから、それを誇りにしています。掃除もするし、片付けもする。法律で警備以外やるなと言われているけど、わたしはそれ以外のこともします。やりたいからやります。そういうことが分かる人とわからない人といます。そういうことをやっていれば、視野が広がる。後ろにも目がついて、なんでもわかるようになる。それが生きていくということです。」


 労働組合というのは、本来はこういう誇り高い人たちを守るための組織だったんだろうと思います。

そういう「原点」みたいなのを、こういう「地上の星」みたいな人に会うと、わたしは思い出します。

だから、わたしはユニオンぼちぼちのサポーターをやっています。

地上の星、路上の花、のような名もなき存在でわたしもありたいし、そういう人たちが守られない社会だから、こんな社会になってしまったんです。バスの運転手さんや、コンビニの棚卸の人にも、ちゃんとお礼を言いつづけたいと思います。震災時じゃなくて、平時でも。いつでも、どこでも、誰に対しても。


猫家知恵蔵