ソウルヨガ

主流秩序、DV,加害者プログラム、スピシン主義、フェミ、あれこれ

菅野完「日本会議の研究」  ほか


先日も    俵 義文著『日本会議の全貌―知られざる巨大組織の実態』
 (花伝社、A5判144ページ)本体価格1200円+税

を紹介しましたが、


日本会議についての本が次々出ています。いいことです。

 

にもかかわらず、そんなこともしらず、かんがえず、争点隠しで経済だけで選挙を乗り切って、あとは改憲へというのが安倍のいつものやり方。それにのってしまって自民党に投票する困った人たち。戦争への道は愚かさで敷き詰められている。

 

 

私が日本会議に関して書いたものの一部
http://hiroponkun.hatenablog.com/entry/2015/10/20/011635

http://blog.zaq.ne.jp/spisin/article/4871/

http://hiroponkun.hatenablog.com/entry/2016/03/28/010552


青木 理「日本会議の正体」も7月に出るようです。

以下は、永岡さんによる紹介文です。

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 永岡です、すでに読まれている方も多いと思いますが、今の安倍政権を牛耳る保守(極右)組織の、日
本会議(にっぽんかいぎ)について、著述家の菅野完さんの労作「日本会議の研究」が4月に扶桑社の新書
として出て、その後売り切れになったものの、増刷され、私も読みました。
 この日本会議、5月16日発売の週刊ポストに概要が出ましたが、菅野さんはジャーナリストではなく、一
般のサラリーマンであった時に、まず、日本の右傾化と言うのは、選挙での得票などを見て、有権者が右
傾化したことを否定されて、安倍政権関係者と、ヘイト勢力が極右化しているのを確認されて、さらに
ネット右翼の活動には出典があり、それに正論やWILLという保守論壇誌であるのですが、菅野さんは
これを突き止めて、これらの保守論壇誌を調べられると、登場する書き手に、脈略がなく、つまりこの手
の論壇誌は、その道の専門家が登場するのが常であるのに(岩波の世界のには、専門家がいつも登場)、
保守論壇誌に登場する顔ぶれに疑問を持ちねさらに、これらの保守論壇誌は、2007年に第1次安倍政権が崩
壊した後も、安倍氏の応援を続ける…という構図に疑問を持たれて、それらを研究されて、行きついたの
日本会議というものです。
 ここには、良質の推理小説のような展開もあり、それほど大きくない組織である日本会議が、どのよう
に生まれて行ったのか、それらを解き明かされています。1950年代から源流があり、97年の新しい歴史教
科書を作る会の発足とともに、日本会議と名乗り、活動しています。
 菅野さんは、市民派と言うより、ご自身は右翼で保守と呼ばれますが、しかし日本会議は超極右組織で
あり、しかし、議会での請願や、署名集めなどの「市民運動」を何十年も続けており、この「根性」には
驚かされます。また、改憲1万人集会での、彼らの事務処理能力も驚かされます。
 日刊ゲンダイに、菅野さんの詳細なインタビューが今日載りました。
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/182670
 日本会議については、週刊金曜日の5月27日号にも詳細な特集があり、こちらに載っているのも、この菅
野さんの日刊ゲンダイのインタビューと通じるのです。
 また、週刊現代の記事で、ジャーナリストの魚住昭さんも、この本と、日本会議について言及されてい
ます。
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/48784
 これはジャーナリストにも大変な仕事であるのに、これをなされた菅野さんの努力に敬意を表します。
そして、このような超極右組織に牛耳られた、安倍政権の暴走を許してはなりません。以上、菅野さんの
本の紹介でした。