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主流秩序、DV,スピシン主義、フェミ、あれこれ

悪徳社労士に厚労省が指導

 

2016年2月に、愛知県の社会保険労務士木全美千男(きまたみちお)が、「すご腕社労士の首切りブログ~モンスター社員解雇のノウハウをご紹介!!」と題して、ブログに「問題のある社員をうつ病にして解雇する方法」といった文章を掲載していたため、厚生労働省は3カ月の業務停止処分とする事件があった。


 問題の文章は2015年11月24日に、就業中に喫煙したり、遅刻するなどの問題がある社員を「うつ病にして会社から追放したい」という質問に答える形で、「理由をでっち上げて社員を降格減給し、経済的にダメージを与える」「万が一本人が自殺したとしても、うつ病の原因と死亡の結果の因果関係を否定する証拠を作れ」といった具体的に指示したほか、「モンスター社員に精神的打撃を与えることが楽しくなりますよ」などと書かれていた。

 

 ブログは掲載直後から〝炎上"し、愛知県社会保険労務士会は「社労士の信頼を失墜させた」として3年間の会員権停止処分と退会を勧告。2015年12月には日本労働弁護団や雇用問題に取り組むNPO団体「posse」などの団体が懲戒処分を求めるとともに、社労士全体への監督責任を果たすよう、厚労省に要請していた。

 

 厚労省は2月に開いた聴聞で、問題の文章を含む2015年7月~12月にかけてのブログについて「労働者への違法な権利侵害をそそのかす内容」と指摘し、社労士法で禁じている「重大な非行」に当たると判断した

 


◆また、連合は5月13日、正常な労使関係を損なう社労士の不適切な行為の是正を求める厚生労働省要請を実施した。一部の社会保険労務士による団交への不当介入や不適切な情報発信事例などが全国的に報告されている状況をふまえたものだった。


<要請の内容> ※詳細は要請書参照(PDFファイル)

 

●社労士による団体交渉への不当な介入の防止に向けた指導徹底及び啓発を行うとともに、不適正事案が生じた場合の厳正かつ迅速な指導・処分を実施すること。


●「100%会社の味方」などの社労士による不適切な情報発信事案の防止に向けた指導徹底及び啓発を行うとともに、不適正事案が生じた場合の厳正かつ迅速な指導・処分を実施すること。


●社労士による改悪指南の行為などによって違法な内容を含む就業規則が作成されている状況について指導徹底をはかること。


 要請への回答として山越労働基準局長は、

「社労士は品位を保持し、公正な立場に立つべき」

「社労士による労働争議への介入可能な範囲については、3月11日の課長通達で明確に示した」

「社労士による公正さを欠く不適切な情報発信については、その是正を求める局長通知を3月30日に発出した」

「これらをもとに引き続き公正さを欠く事例については指導していく。加えて、(「社員をうつ病に罹患させる方法」などを喧伝していた)愛知の社労士のような悪質なケースについては、厳正に処分する」旨を述べた。


 これに対して連合からは、直近でも地方連合会から社労士による団交への不当介入事例が寄せられていること、不適切な情報発信事例に対して都道府県社労士会へ苦情申し入れをしても是正されないケースがあることなどを伝えた上で、課長通達及び局長通知の周知及びこれらに基づく指導の徹底、さらには社労士会におけるガバナンス機能の発揮の必要性を求めた。

 

◆最新記事
社労士へ指導相次ぐ ネットに「労働者の思うツボ」「100%会社側」…
朝日 2016年6月20日05時00分

 

 「100%会社側」「厚生労働省のモデル就業規則は危険」「社会保険料の削減方法を教えます」――。そんな宣伝文句を社会保険労務士がホームページやブログに掲げ、指導される事例が続いている。社労士のネット発信に対する批判が強まり、厚労省が対策を強化したためだ。

 

 不適切なネット発信を巡っては、愛知県の社労士が「社員をうつ病に罹患(りかん)させる方法」と題したブログ記事を掲載し、2月に厚労省が3カ月間の業務停止処分にした。その後も、厚労省や各地の社労士会への苦情が相次いでいるという。

 

 全国社会保険労務士会連合会のまとめでは、2015年11月ごろから6月15日までに苦情があったのは、18都府県の計97人。うち38人は指導を受けて該当部分を修正したり、削除したりした。

 こうした状況を受け、厚労省は3月30日付で、ネット発信への指導強化を連合会に通達した。連合会は4月11日付で全国の社労士会に指針を示した。

 指針で不適切とされているのは、メンタルヘルス対策を否定する▽労働・社会保険料を不当に引き下げることを推奨する▽「100%会社側」と公正さを疑わせる▽厚労省のモデル就業規則を否定する――など。

 

 連合会は指針に従って指導するよう社労士会に求めている。関係者によると、指導を受けた社労士の中には「(労働局などで入手できる)無料の就業規則は危険がいっぱい」「労働者の思うツボ」とブログに書いていた例もあったという。(編集委員・沢路毅彦)

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