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ソウルヨガ

主流秩序、DV,スピシン主義、フェミ、あれこれ

選挙を前にして

 

今回の選挙は、共産党などが野党で共通の候補に一本化した画期的な選挙だ。
歴史的には反ファシズム統一戦線に見られたように、その後ヨーロッパでのオリーブの木とか、共産党社民主義政党との連携の試みとか、歴史的にいろいろ積み重ねられてきた極めてまともな対応だ。

 

過去のことは横に置いておいて、いまの共産党民主党の態度は称賛に値する。

安倍の戦争体制、憲法改悪の目論見を止める重要な時点でのまともな動きとして歴史的に記録されるだろう。

 

にもかかわらず、今回の選挙でも大きな希望は見いだせず、善戦できるかどうかで、残念ながら、自公とその補完勢力が一定の数を獲得するだろう。
その愚かな時代の中で、どう生きていくか、これからがますます主流秩序への態度として、私たちは試される。

 

で、あまりにも愚かしいことが平気でまかり通る。以下の安倍・自民のメディア支配の動きはその一例である。

政府与党の幹部が記者懇談で、「最近のあの番組ちょっとおかしいよな」「あれは偏向だ」などとしゃべり、記者からその内容のメモを受けとったキャップが局の幹部に上げる。
そうしてメディアが主流秩序にますます加担していく状況。

 

バカな大衆は、民主はダメだからまあとにかく自民と投票する。メディアが何度も騒がないと自分では考えないから、なんとなく、自民党に入れ続ける。
繰り返されてきた歴史である。

 

一人でも多くが、安倍独裁政治に危機を感じて、3分の2を取らせないよう、野党候補に投票してほしいとおもう。


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安倍首相が「テレ朝」に激怒。党首討論で何が起きたのか?
MAG2NEWS 2016.07.01


 


6月21日にテレビ朝日系列「報道ステーション」で放送された党首討論。この席上で安倍総理が見せた大人げない言動とその後のSNSでのテレ朝批判が大きな話題となりました。メルマガ『国家権力&メディア一刀両断』では、著者の新 恭さんが討論の肝心なシーンを誌上再現するとともに、マスメディアに圧力をかける総理とその周辺を徹底批判、「参院選自民党を勝たすわけにはいかない」と結んでいます。

 

テレビ党首討論から逃げ腰の安倍首相が執拗なテレ朝攻撃
参議院選前のテレビ党首討論の日程がいつもと違う。公示日以降はたった1回しかない。3年前の前回、6年前の前々回ともに4回だったのに、一体なぜなのか。
聞けば、自民党から各局にお達しがあったとか。「党首討論会は6月19日から25日までの1週間に限定する」と。

22日が公示日で、25日は土曜日。自ずから番組編成上、公示日以降の日程は限られてくる。結果、公示後のテレビ討論会は24日のTBS「NEWS23」だけになった。なんともお寒い限りだ。

 

7月10日の投開票までに、たっぷりと時間はある。その気になれば、いくらでも日程調整は可能だろう。国民の理解を深めたいという安倍首相の日頃の発言からいっても、選挙直前こそテレビメディアを活用すべきである。

一方的に街宣カーの上で演説するのも悪くないが、一般有権者の多くは、他党党首と対論する場面を見て、政策の違いを比較検討したいのではないか。いわゆる「ゆ党」をのぞく野党各党(民進、共産、社民、生活)は6月16日、自民党の谷垣幹事長あてに次のような要望書を提出していた。

 

参議院選挙に向けたテレビ各局等の各党党首討論会の日程がほぼ固まりました。しかし、その日程は6月19日と21日に3回ずつと集中し、更に、22日の公示後に実施されるのは24日の1回のみ、その後投票日までの2週間、党首討論の機会が一度もないという異常事態となっています。
(中略)つきましては、公示日後も更なる党首討論の機会を設けるため、テレビ各局の2回目の出演あるいはテレビ以外の場も含め、期間の縛りなく、御党並びに安倍総裁に積極的にご対応いただきますよう申入れます。また、その観点より、仄聞している御党からテレビ各局に対して発した通告があるのであれば、これを撤回して頂きますよう、お願い申し上げます。

 

安倍首相はなぜ、公示日前後でテレビ出演を打ち止めにし、各局をそれに従わせようとするのだろうか。

納得のいかないテレビ局側の思いと、安倍首相の拒否姿勢がぶつかり合うシーンがあった。6月21日、テレビ朝日報道ステーション」における党首討論会。富川キャスターが「もう一度どうしても(討論会を)やりたい」と要請したが、安倍首相にすげなく断られた。その理由が、なんと、こうなのである。「菅政権の時にですね、報道ステーションに菅さんは出なかった」。

 

毎度のこととはいえ、あまりにも発言内容が子供じみていないか。この人はつねに、他人を引き合いに出して自分を正当化しようとする。まさか、投票日間近にボロを出したくないから、などと本音をもらすわけはないが、もう少しマシな理屈があってもよさそうなものだ。「期日前投票の前にしっかりと議論を終えておくべき」とも言ったが、話にならないこじつけだ。

 

しかも、菅直人は、首相だった前々回参院選で、報道ステーションの「参議院選挙各党首に古舘が聞く」(2010年7月1日)に出演しているのである。よく確かめもせず、元首相の行動に言及できるものだ。あまりにも軽すぎる。

しかも、自分のいい加減さは差し置いて、6月21日の報道ステーションにケチをつけ始めた。翌22日の安倍晋三フェイスブック

 

…秘書です。(中略)報道ステーションの対応にはあきれました。まず時間を守らない。昨日(21日)は「大分へのフライトの関係で18時終了を厳守して欲しい。」と出演交渉をしたところ、テレビ朝日側が「18時の終了を厳守するのでやりたい。」との収録時間の厳守を条件に了解しました。にも関わらずこちらが席を立たなければならない事をわかっていて18時を過ぎてから質問を投げかけ、あたかもこちらが打ち切った様な印象を与える演出は卑怯です。


(中略)そして民主党政権時の参議院選挙では菅首相(当時)はテレビ朝日の番組への出演を拒否していますので、テレビ朝日では党首討論は行われていません。その事は伏せて「安倍総理の都合で報道ステーションでは選挙前に1回しか行われていない、もう1回」と言うのは実にアンフェアです。

 

民主党政権時の菅首相(当時)がテレビ朝日党首討論出演を拒否したというのは前述したように、事実誤認である。

それ以外に、安倍側が問題にしているのは、時間が守られなかったこと、安倍が議論を打ち切ったような演出になったことであるようだ。

 

では、そこのところをよく確認してみよう。討論最後の一瞬に起きたできごとなので、目を凝らして何度も録画を見直した。時間が押してしまったのは安倍首相が他の党首の発言にいちいち反応し、勝手に割って入って話しはじめるなど、聞く耳持たず自己宣伝に励んだせいもある。全体を通してそう感じた。

 

そのうえで、肝心の場面をそのまま誌上再現すると、こうなる。
富川キャスター「もうほんとに時間が無くなってしまって聞き足りない部分がたくさんあるんですが、テレビでの党首討論は今週が最後になるんですね。安倍総理のご都合もあると聞いているんですけれども、我々としてはこの後もやりたいという気持ちがあるんですけれども」

安倍首相「例えば菅政権の時にですね、報道ステーションに菅さん出なかったじゃないですか。ですが、(当時の)党首討論は4回ですよ。今度は5回。ネットの討論もやってますから回数は多い。それともう一点は期日前投票が今、4分の1増えた。だから、その期日前投票の前にしっかりと議論を終えておくべきと思います」

 

この時、岡田が手をあげ、富川が岡田を指名したが、安倍はそれを遮るように「ちょっと6時には出なきゃいけない、飛行機の問題があるから」と声をあげた。富川は「最後の一言をお願いします」と岡田に発言を促す。安倍は「これちょっと…じゃないじゃない! これ」と聞き取り不能の言葉で議論をストップさせようとする。それでも岡田はなんとか「最後の2週間に、党首討論がないのは異常ですよ!」「総理が来ないのなら我々だけでもやりますよ」と言い終えた。

 

このあとは、「スケジュールがいっぱいなんだから」などと各自それぞれにしゃべってよく聞き取れない。安倍が立ち上がったところで録画の放映は終わり、画面はキャスター3人のライブ映像に切り替わった。

討論を取材していた他メディアの記者によると、安倍首相は収録後も感情の高ぶりを抑えきれない様子で、「6時までって言ったじゃないですか!」などとテレ朝側に文句をつけていたという。これで終わればまだしも、その後、先述のように秘書がフェイスブックでテレ朝批判を展開したのだから、安倍の執拗さは尋常ではない。

 

それにしても、「18時を過ぎてから質問を投げかけ、あたかもこちらが打ち切った様な印象を与える演出は卑怯です」と言うのは、いくらなんでも被害妄想が過ぎるのではないか。少なくともテレ朝が演出したわけではないだろう。

報道によると、遅れたといってもたかだか1分ぐらいではないか。飛行機に乗り遅れるわけではあるまいし、むしろ、岡田の最後の発言を封じようとした態度のほうが見苦しい。もしこの番組で、安倍のイメージを悪くしたというなら、安倍自身のせいであって、番組の責任ではない。


この騒動でもわかるように、安倍首相とその取り巻きのテレビ局に対する高圧的な姿勢はもはや病的ですらある。自分を持ち上げてくれる日本テレビ系、フジテレビ系のワイドショーやバラエティ番組には積極的に出演するくせに、気に入らない番組には陰湿に圧力をかける安倍官邸の手口について、今年3月いっぱいでTBS「NEWS23」のキャスターを降板した岸井成格は、次のように語る。

 

われわれは追い詰められている。安倍さんらは圧力と思わせる証拠は一切残さず、自主的に判断させるようテレビ局の幹部にプレッシャーをかけていた。政府与党の幹部が記者懇談で、「最近のあの番組ちょっとおかしいよな」「あれは偏向だ」などとしゃべり、記者からその内容のメモを受けとったキャップが局の幹部に上げる。
あとで知ったことだけど、私はやたらとそれでやられていたんですよね。こういうのが蔓延すると現場が自粛、萎縮してしまう。

 

安倍首相とその周辺は、メディアを敵味方に分断、選別しているとも岸井は言う。このままでは、マスメディアの危機は深まる一方だ。この悪い流れを断ち切り自由な言論を取り戻すためにも、参院選で安倍自民党に勝利を渡すことはできない。

 

image by: Drop of Light / Shutterstock.com

『国家権力&メディア一刀両断』 より一部抜粋
著者/新 恭(あらた きょう)
記者クラブを通した官とメディアの共同体がこの国の情報空間を歪めている。その実態を抉り出し、新聞記事の細部に宿る官製情報のウソを暴くとともに、官とメディアの構造改革を提言したい。

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