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ソウルヨガ

主流秩序、DV,スピシン主義、フェミ、あれこれ

「帰ってきたヒトラー」

 

 

映画紹介しておきます。

 

日刊ゲンダイ「中高年のための新作映画ナビ」:16/06/08

帰ってきたヒトラー/笑った後に背筋が凍る問題作

 

 「笑いがトゲとなって喉に突き刺さる」とパンフレットにあるが、その通りだ。
喉に突き刺さったトゲが「おまえの了見はどうなんだ」と問い詰めてくる。リト
マス試験紙のように、こちらの本性を浮き彫りにしてしまうと言い換えてもいい。


 1945年に自殺したはずのヒトラーが、21世紀のドイツで蘇った。道行く人々は
コスプレをしたモノマネ芸人だと思って笑う。そしてテレビに出て、売れっ子に
なっていくというドイツのベストセラー小説が原作。

ジャーナリストの作者が
「チャーミングで礼儀正しく、柔軟性のあるリアルなヒトラーを描いた」と言う
ように、序盤はクリーニング店や売れないテレビディレクターとのやりとりにそ
うした人間性が描かれ、一方で独身男性へのアドバイスに「攻撃あるのみ」と胸
を張り、イメージ通りのコメントがミスマッチで笑いを誘う。


 しかし、テレビの生放送で「生き残りをかけてドイツを浮上させる」と大見え
を切り、現状を憂い同情しつつ、悪いのは移民で外国でマスコミで、「国民は全
く悪くない」と自信満々に絶叫していくうちに、観衆の目の色が変わっていく。
そうやって独裁政権が誕生し、どんな結末を招いたか百も承知でいながら、「目
的はもちろん国民の望む世界の実現、幸せだ」と言い切ってしまう姿に圧倒され
そうになる。


 映画はドキュメンタリー風に、実際にベルリンやミュンヘンなどの街に出て撮
影された。毒づき、文句を言い、嫌悪感を示す者がいる一方で、ブラックユーモ
アと受け止め、ヒトラーに手を振ってくる者がいたりして、民度の高さでもある
のだろうが、ネットに写真をアップし、再来を歓迎しているような気配もなくは
なく・・・。

 

日本では(6月)17日(金)、TOHOシネマズシャンテほか全国順次ロー
ドショー。こうした怪物の復活、全くの絵空事でもない。すでにその予兆はある
のだから。(長)


復活した「2014ヒトラー」が、映画の中で、次のようなことを言います。
「ナチの独裁政権が悪いとしても、支持し投票した普通の国民が、一番悪い。」