ソウルヨガ

主流秩序、DV,加害者プログラム、スピシン主義、フェミ、あれこれ

右翼・日本会議の小池百合子が人気あるなんておぞましい

 

 

日刊ゲンダイだけがまともな報道。

けっきょく、選挙といっても、この程度の大衆の反映。それでも民主主義だから、それにのって戦うしかない面もあるけれど。もっと悪化すれば、選挙ももっと自由でなくなるから。


下馬評でリード 小池百合子の「危うさ」を識者が指摘
日刊ゲンダイ デジタル 2016年7月25日

http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/186379

 

都知事選もいよいよ終盤。がぜん優位に立っているのが、元防衛相の小池百合子候補(64)だ。大手メディア各社の最新の情勢調査では軒並みトップを走り、有力3候補の混戦からアタマひとつ飛び抜けたようだ。

 このまま都民は独走を許すのか。大半の有権者は小池の人品骨柄を知らず印象に惑わされているようにしか見えない。本当に彼女は東京の顔にふさわしい政治家なのか。

 本紙既報の「号泣県議ソックリの政党交付金の使い道」や「元秘書を介した裏金づくりを疑わせる不明朗な支出」など、政治資金絡みの怪しい疑惑もさることながら、過去の言動を知れば知るほど“小池都政”の行く末が不安になる。

 

 セレブマダム風な見た目や上品そうな語り口にゴマカされてはいけない。大メディアはあまり触れないが、本性は「超」が付くタカ派政治家だ。過去の侵略戦争を否定し、改憲を推進する国内最大の右翼組織「日本会議」。その「国会議員懇談会」の副幹事長や副会長を小池は歴任してきた。


ところが、公式サイトのプロフィルでは日本会議について一切、触れていない。小池は日本会議の機関誌「日本の息吹」(03年9月号)で「親殺し、子殺し」は「自虐的な戦後教育の結果」と決めつけ、北朝鮮拉致を例に「人権を声高に叫ぶ人たちほど、本当に守るべき人権は無視してきた」と訴えた。日本会議の思想に共鳴しているのに、なぜ関係を隠すのか。

 

 戦後教育を「自虐的」とする一方的な攻撃が評価され、小池は今回の選挙で「新しい歴史教科書をつくる会」の支持を受けている。小池も「つくる会」の運動を支持しており、当選すれば“タカ派”の影響が教育現場に出るに違いない。

 

■戦争の悪臭がプンプン漂う言動の数々

 ゴリゴリの改憲論者でもある。政界入りの理由も「湾岸戦争のころの国会の動きをキャスターとして伝えながら、これはアカンと。憲法改正の必要性を痛感したから」(たちばな出版「伝統と革新」13年4月号)と語るほどの筋金入りだ。


「『うちは平和主義を貫いており、丸腰です。だからあなたも戦いを止めなさい』と言って、耳を貸す戦争当事者はいない」(「フォーブス日本版」02年1月号)などと、平和主義が常に目の敵だ。集団的自衛権容認の解釈改憲の禁じ手も「国会の審議の場において、時の総理が『解釈を変えました』と叫べばいい」(「Voice」03年4月号)と、10年以上前から唱えていた。

 

 03年11月の衆院選の際は、毎日新聞の「日本の核武装構想について」というアンケートに「国際情勢によっては検討すべき」と回答。「こんなに国家機密モレモレの国はありません」(10年5月3日の公式ツイッター)と、スパイ防止法の制定や軍法会議の創設を事あるごとに訴えてきた。戦争の悪臭がプンプン漂う女性である。

 

 00年11月の衆院憲法調査会では、参考人石原慎太郎都知事(当時)の「(現行憲法を)歴史的に否定する」という発言に呼応し、「いったん現行の憲法を停止する、廃止する、その上で新しいものをつくっていく」と表明した。


高らかな「憲法廃止」宣言とは裏腹に、昨年2月の衆院予算委では安倍首相に「(改憲は)83条、財政の条項からまずやってみたら」と進言し、今年3月の夕刊フジのコラムには「お試し改憲こそ現実的だ」と書いた。憲法廃止の野望をひた隠し、ひとまず改憲に慣れさせようとする危険な悪巧みは、国民をとことん愚弄している。

 

憲法は権力の乱用を縛り、国民の自由や権利を守るためにあるという基本認識すら、彼女の脳裏には存在していない印象です。野田政権のころ、国民の基本的人権を著しく損ねる『自民党改憲草案』の丸のみを求めたように、国民の権利を守るより、国民の統治が先決なのでしょう。これだけ極端に偏った思想の持ち主が都知事選でトップを走るとは、不思議でなりません」(九州大名誉教授・斎藤文男氏=憲法

 

 都民もよくよく考えた方がいい。
本性は派手な生き方しか知らない差別主義者

 

 排外差別デモのヘイト集団「在特会」との関係も指摘されている。小池は10年12月に在特会女性部協賛の集会で講演を行った。今月8日に外国特派員協会の会見でその事実関係を問われると、「いろいろな講演に出ていますが、在特会がどういうものか存じ上げませんし、主催された団体と在特会の関係も知らない」としらばっくれた。

 

 今度の選挙でも「しきしま会」なるヘイト集団が、小池のポスターに証紙を貼る様子の写真をツイッターに投稿。波紋を広げた。これだけヘイト集団に好かれるのは、小池自身に差別の根が垣間見えるからだろう。街頭演説で「病み上がりの人を連れてきてどうする」と鳥越候補を暗に中傷し、本人から「がんサバイバーに対する大きな差別、偏見」と批判されても「記憶にない」とシラを切ったのは序の口だ。

 

 彼女のツイッターは“ヘイトスピーチ”のオンパレードで、内容も「納税シーズン、日本で働く某国人は扶養控除欄に本国の父母姪甥… とありとあらゆる親戚名をあげるそうな」(10年3月1日)とネトウヨ並みの低レベル。沖縄選出の玉城デニー衆院議員も特定秘密保護法の審議中に「議員席に座る小池から『日本語読めるんですか、日本語分かるんですか』とヤジを飛ばされた」と証言している。

 

 根っからの差別的発想は生活保護世帯にも冷酷で、自著「女性が活きる成長戦略のヒント」では「人々が甘えを持ち『働かなくても、国がなんとかしてくれる』と依存する社会になってしまえば日本は生活保護大国になります」とバッサリ。安倍政権が13年度予算で生活保護予算を大幅に削ると、本会議の代表質問で「今回の予算で特筆すべき」と称賛した。

 

反グローバリズムの潮流に逆行する時代錯誤

 

「彼女の本質は目立ちたがり屋のポピュリストだと思いますが、誰もがあんな派手には生きられない。生活保護世帯に『自助』を求める発想は弱者への配慮に欠け、地道に暮らす99%の人々に思いを馳せることもないのでしょう。まさに弱肉強食、新自由主義の権化です」(筑波大名誉教授・小林弥六氏=経済学)

 

 小池は出馬を断念した宇都宮健児氏の政策を、民放番組で「都民目線で、いいことを言っている」と褒めた。この発言に立腹するのはジャーナリストの横田一氏だ。

 

「宇都宮氏が『中断』を主張した築地の移転問題も、彼女は『いったん立ち止まって検証する』と発言。さも宇都宮氏の政策を引き継ぐかのような印象を与えましたが、アンチ新自由主義の宇都宮氏と小池氏の政治理念は真逆です。待機児童の問題だって、小池氏は保育園の広さ規制を緩和し、児童を詰め込み、解決するという“緩和万能”の新自由主義に根差しています。本当に都民を惑わすのが得意なズルイ政治家です」

 

 小池は政策集で「東京をアジアナンバーワンの国際金融市場として復活」「国際金融特区や税優遇を活用し、世界から企業や高度人材を呼び込む」と意気込むが、「新自由主義の傲慢さがにじみ出ている」と前出の小林弥六氏はこう続けた。

 

「ナンバーワンの称号欲しさに、平均賃金の低いアジアと勝負すれば、日本の労働賃金は必然的に、アジアの貧国並みに削られる恐れが生じる。こうした経済のグローバル化がもたらす『歪み』に欧米社会の不満は爆発。反EUやトランプ旋風が吹き荒れていることを、小池氏は理解していないのか。世界情勢から1周も2周も遅れた時代錯誤の考えの持ち主が、国際都市・東京のトップにふさわしいとは思えません」

 

 経済アナリストの菊池英博氏は「新自由主義者レイシストだけは絶対に都知事にしてはダメ」と断言した。残り6日、有権者は彼女の正体をきっちり見極めてから、投票に向かうべきだ。

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小池百合子氏の政治資金 使い道はあの“号泣県議”ソックリ

2016年7月23日


怪しい領収書がゾロゾロ(C)日刊ゲンダイ


「身体検査は真っ黒」(自民党関係者)という評判も納得だ。都知事候補小池百合子元防衛相(64)が代表を務める「自由民主党東京都第十選挙区支部」。カネの使い方は非常識だった。

 日刊ゲンダイは都選管に情報公開請求し、同支部の収支報告書に添付された領収書の写し(2012年~14年分)を入手。14年分をチェックしただけでも不可解な領収書が山のようにある。数万円単位の支出なのに、宛名もただし書きも「空白」の領収書がザラだ(資料1)。

 

「宛名の空白が目立った舛添前都知事の提出した領収書と一緒。使い道がサッパリ分からず、政治資金の透明性を確保する規正法の趣旨に反します」(政治資金オンブズマン共同代表で神戸学院大教授の上脇博之氏)

 

■ポータブルDVDも公私混同の疑い

 

 おかしな買い物もある。14年9月22日、「ヨドバシカメラ」発行の領収書の「お買上明細」には「Amika AMDPーF1000CK」との記載がある(資料2)。調べたところ、ポータブルDVDプレーヤーの商品コードだった
事務所の備品なら据え置き型が定番だし、DVDは今どきノートPCで視聴できる。他の領収書を確認すると、同年5月27日に「ビックカメラ」で12万4200円を払い、富士通「FMV」1台を購入済みだ。

 

 小池事務所に利用状況を聞くと、「自動車で移動中に制作した動画を確認するなどしている」と回答した。小池氏本人が“旅のお供”に使うケースもあるのなら、舛添氏と同じ公私混同だ。

 

■1年間で切手5000枚購入

 さらに重大な疑惑が見つかった。同支部は「郵送」名目で年間5000枚以上の切手を購入し、事務所費に計上した。一日で82円切手を1000枚(資料3)買ったこともあるが、購入日は10月末から11月末の1カ月に集中。特に11月18、19、28日の3日間で計1914枚もの52円切手を買い求めた(別表)。


同年12月2日公示の総選挙に向け、解散風が吹き荒れた時期と重なるとはいえ、選挙準備にこれほど大量の切手がいるのか。小池事務所は「通常の事務所業務に用いている」と回答したが、「料金別納郵便」を利用すれば大量の切手を貼る手間をはぶける。さらに同一区内の大量郵送は「区内特別郵便」を使えば割安となり、同支部もこの年に5回、別納に加え、このサービスを利用していた。

 

 わざわざ大量の切手を買うとはクビをかしげるほかない。そのうえ、ベラボーな枚数の切手購入費の原資は政党交付金、つまり国民の税金で賄われていた。

「税金が原資の『政務活動費』で切手を大量購入し、換金の可能性が問題視された兵庫の“号泣県議”のケースと酷似しています。小池氏は説明責任を果たすべきです」(上脇博之氏)

 

 折しも詐欺罪に問われた号泣県議は21日、有罪が確定したばかり。小池氏も前任者の二の舞いは御免だろう。キッパリ説明できなければ、都知事としての資質を疑うしかない。
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小池百合子氏「裏金疑惑」 都議補選に出馬“元秘書”の正体

2016年7月24日

 

不可解な支出は計210万円(写真左=提供写真)


 31日投開票の都知事選に出馬している小池百合子元防衛相(64)に新たな「政治とカネ」問題が浮上した。今回はナント! 「裏金づくり」疑惑だ。

 日刊ゲンダイは小池氏が代表を務める「自民党東京都第十選挙区支部」の収支報告書に添付された領収書の写し(2012~14年分)を入手。この領収書を精査すると、不可解なカネの流れが判明した。

 

 同支部は12~14年、「M―SMILE」という会社に「調査費」として計210万円を支出していたのだが、この会社は登記簿を調べても記載がなく、実体不明の会社だったからだ。

 

 小池事務所は「現在は『モノヅクリ』という社名に変わっている。選挙の際の世論調査を依頼した」と説明。そこで日刊ゲンダイが改めて「M-SMILE」の代表者に確認すると、代表者の男性は「09年ごろ、個人的に『M―SMILE』という名で世論調査の事業を始めた。12年に、『モノヅクリ』を立ち上げ、オーダースーツの事業をメーンにしている」と説明。

つまり、実体のないスーツ会社が、小池氏から多額の政治資金を受け取り、世論調査を請け負っていた――という怪しさを記事にした


■小池氏、元秘書とも問い合わせにダンマリ

 

 そうしたら、小池陣営が22日、都議補選(31日投開票)で新宿選挙区から擁立した男性の名前を見て驚いた。何を隠そう「M-SMILE」の代表者、森口つかさ氏(34)だったからだ。しかも、肩書は小池氏の「元秘書」だったからビックリ仰天だ。

 

 つまり、小池氏は自分の秘書がつくった“ペーパーカンパニー”に多額の政治資金(調査費)を支払っていたことになる。これほど不自然で、不可解なカネの流れはないだろう。政治資金に詳しい上脇博之・神戸学院大教授もこう言う。

 

「小池氏の政党支部が(M-SMILE)に調査費を支出した時期に森口氏が秘書を務めていたのなら大問題です。通常、議員のために調査を行うことは秘書としての業務の一環で、調査の対価は給与として支払い済みのはず。それを秘書が経営する(幽霊)会社に調査費用を支払うというのは、あまりにも不自然です。裏金をつくったり、不正な選挙資金を捻出していたと疑われても仕方がありません。そうでないのならば、小池氏は説明責任を果たすべきです」

 

 果たして小池氏と森口氏はどう答えるのか。両者に何度も問い合わせても、ともに一切回答なし。知事が2代続けて辞職に追い込まれた「政治とカネ」問題は、今回の都知事選でも間違いなく重要な争点だ。それなのに小池氏、元秘書ともそろってダンマリでいいはずがない。

 

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