ソウルヨガ

主流秩序、DV,スピシン主義、フェミ、あれこれ

不妊治療圧力 という 主流秩序

 

不妊治療への圧力が高まっている。
不妊治療は主流秩序への適応の一例だ。
安部政権では赴任治療を支援していこうとしている。

 

これについては『閉塞社会の秘密──主流秩序の囚われ』でも以下のように触れておいた。

 

p41~
別の例としては、ある女性が不妊治療をがんばって子どもを授かり、その体験記を出版して、その本が売れ、その著者である女性は講演を重ね、テレビ・雑誌・新聞などのメディアにもよく登場するというようなことがある。彼女は「夫の協力があって今がある」と輝く顔で語り、子どもを持てた幸せと、この過程(不妊治療と出産、育児経験)で自分が人間的に成長したことを語る(あるいは記述する)。その一つ一つは嘘ではなく本心からの言葉であろう。


しかし、それの持つ作用は、子どものいない女性は主流秩序の下位、お金や痛みを乗り越えて頑張って不妊治療をしてでも子どもをもつことが幸せや人間的成長への道だというメッセージである。独身の人、離婚した人、子どもがいない人の中には、今の子どもに関する主流秩序を前提にした焦りを感じる人が出てくるだろう。不妊治療業界は彼女を持ち上げ、その結果、不妊治療している医者や病院、医療関係会社は儲かるであろう。多くの女性が不妊治療をしないといけないと思う圧力が高まっていくことは間違いない。


つまり著者であるこの女性は主流秩序を強化し、秩序の下位のものを苦しめる行為を無自覚にしているのである。またこの女性は、自分が不妊治療や出産というテーマで仕事を持てて経済的にも名声的にも利益を得るという形で「勝ち組」になっているのである。それは不妊治療業界との共犯関係を持つということでもある。下位のものを犠牲にして自分がのし上がる行為をしているということである。

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そんななか、不妊治療の辞め時の体験記をまとめた本がでた。
松本亜樹子『赴任治療のやめどき』(WAVE出版)

朝日新聞で8月4日に紹介された。


主流秩序から外れる道を増やすことが大事なので、いいことだと思う。