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瀬戸内寂聴さんの死刑制度反対発言

 

 

 

以下の発言、戦争などをしたがる人々を批判したと受け止められますが、違うように受け止められました。本筋を見るべきと私は思います。それにしても、死刑制度自体への批判が少ない日本社会、多くの人の感覚こそ問題でしょう。

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瀬戸内寂聴さん(94)が死刑廃止を訴える中で、「人間が人間を殺すことは一番野蛮なこと。『殺さない』ってことを大きな声で唱えてください」と訴えた上で、「そして、殺したがるばかどもと戦ってください」と発言したとして、批判が起こり、寂聴さん本人が「誤解を招く言葉を94歳にもなった作家で出家者の身で、口にする大バカ者こそ、さっさと死ねばいい。お心を傷つけた方々には、心底お詫びします」と謝罪した。

 

 

瀬戸内さんは「徳島ラジオ商殺し事件」で冤罪を訴えるなど、死刑廃止は古くからの持論だった。1953年に徳島市で起きた「徳島ラジオ商殺し事件」では、容疑者として逮捕された女性は冤罪を訴えていたが、懲役13年の判決が確定し服役。再審請求中の1979年に死亡し、それから6年近くが経過した1985年7月、再審で無罪判決が出ている。

 


瀬戸内さんは、この女性の裁判について記事を雑誌に発表し、1971年には「恐怖の裁判 徳島ラジオ商殺し事件」(読売新聞社)が出版された。瀬戸内さんはその後も、連続ピストル射殺事件を起こした永山則夫元死刑囚=1997年死刑執行=や、連合赤軍元幹部の永田洋子死刑囚=2011年獄死=とも親交があったことで知られている。

10月7日に行われた日弁連の人権擁護大会では死刑廃止宣言が採択された。


内閣府が14年11月に行った調査によると、「死刑は廃止すべきである」と答えた人は9.7%だったのに対して、「死刑もやむを得ない」は80.3%にのぼった。「死刑もやむを得ない」と答えた人に対して、将来的にも死刑を続けるべきか聞いたところによると、「将来も死刑を廃止しない」が57.5%、「状況が変われば、将来的には、死刑を廃止してもよい」が40.5%だった。