ソウルヨガ

主流秩序、DV,スピシン主義、フェミ、あれこれ

「僕と彼女と彼女の生きる道」と「べっぴんさん」


僕と彼女と彼女の生きる道」の再放送をしている。うまく録画できていなかったが、ところどころ観て、名作だなあと思う。


何度も授業で一部を見せたことを思い出す。


シナリオライター=原作者が、ちゃんと会話できる能力を持っている。フェミ精神があり、かつ、カウンセリング的に最低のことはおさえているから、関係性の間がとても共感できる。主人公の男(くさなぎくん)が、いかにダメで、いかに変わっていくかがよくわかる。

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それにひきかえ、「べっぴんさん」は見ていられないほどうっとおしい。シナリオライターの差が出ていて、100点 対 5点ぐらいの圧倒的差がある。


「べっぴんさん」は評価する価値もないから詳しくは書かないが、
まずうっとおしいほど主人公たちに魅力がない。暗い。はっきりと意見を言わない。フェミ精神がなく、ジェンダーに従属的でつまらない。


時代の限界やもとになったモデルの人たちの個性を反映しているのかもしれないが、ドラマなのだからそこは作家の腕の見せ所でいかに光らせたり輝かせるかだが、ライターが「いいでしょ」と思って書いているところがいいと思えない。逆にウザく感じる。


主人公を演じる女優さんは別の作品では魅力的だったのに、よさを殺されている。
イヤーな対応をしてしまう、ハッキリしないうじうじした性格。何より直観的におかしいのは、何かがあったときに、素直に喜びや感情を出さない、その素直でない、明るくない、相手の感情を感じて共感する力がない、自分のほうの感情ばかりを内向きにとらえて目配せでお互い身内通しでうじうじしている、否定的な対応をしてしまう感じがうっとおしい。夫とちゃんと交流できない。DV的で暗い勝手な夫に何も言えない。その従属性、気弱、ジェンダー従属がうざい。女性的なコミュニケーションというものがあるとして、其れの積極性とマイナス性のうち、マイナス性ばかりを見せつけられる感じがする。仕事しているならこうじゃないだろという面がある。


それがしごとをやめるというシーンに集中的に出ていた。辞める理由が、その言い方が魅力的でない。


時代の制約があるとしてもせっかく仕事をこうして始めていく、その気概、楽しさ、明るい元気さ、が絶対にあるはずだ。その生き生きさが描かれていない。いつまでも甘えておどどなな感じで、魅力的に見えないのは、作家の人間観がゆがんでいるからと感じてしまう。

なんでも素直に前向きになれず、否定的に感じてしまうゆがんだ感情を持ってしまう人なのだろうと思う。

 

こういう人と一緒にいると、こっちまでどよーんとしてしまうと感じる。「僕と彼女と彼女の生きる道」のなかでの男たちのダメな対応を、越えていく明るさがあるのに対し、「べっぴんさん」ではだめな対応のようなことをお互いしているだけ、状況を突破する力が主体的になく、まわりにしてもらうのを待つだけ、のドラマだからしんどい。否定的にしか取れない人は不幸だ。怒らない、戦わない、苦悩を出さない、状況を変えない。

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僕と彼女と彼女の生きる道」のすばらしさの分だけ、「べっぴんさん」が痛々しく感じる。