ソウルヨガ

主流秩序、DV,スピシン主義、フェミ、あれこれ

≪違和感≫を個人の「自然志向」だけに向けるのは“主流秩序従属”に過ぎない

 

以下の記事、いまの社会の消費主義、成長主義、物質主義への≪違和感≫を扱っていますが、またまた、昔からよくある、「ロハス的な」余裕ある階層のええかっこした、「流行の暮らし方」になってしまっています。

しかも社会性、主流秩序への自分のかかわりの意識が弱く、結局自分の生活スタイルだけで、あまりにも狭い。新たな消費主義への加担となっている面があります。

 

しかし暮らし方から見直すというのはいいと思うので、もう少しこれを主流秩序を意識して広げていければいいなと思います。でも、主流秩序はそうさせません。金をかけない、アニマルライツを考えていく、身近な関係性としてDV、パワハラ的にならない、身近な労働問題を考える、ジェンダー秩序の上昇を目指さないというようになっていけばなと思います。
しかし記事の人はジェンダー秩序の上位に行こうとしているにおいがありますね。

 

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欲望←いまココ:3)自然でいたい きれい、内側からつくる
朝日2017年1月5日05時00分

 男がほしい、そう念じながら息を吐きだす。男ができた、そう思い描いて息を吸い込む。
 恋人もなくセックスからも遠ざかっている「ごぶさたガール」を卒業するため、東京都の女性会社員(31)がしている「恋愛呼吸」だ。「穏やかな気持ちで一緒に過ごせる人と家庭を作りたい」


 25歳の頃、仕事と不倫の恋愛で悩み、肌はボロボロ、ぜんそくや不眠に苦しんだ。そんな時、半身浴や靴下を何枚も重ねばきする「冷えとり」健康法に出会い、「2、3年かけて体と心を整えた」という。
 憧れるのは「内も外もきれいな女性」。精神的に安定して内臓も健康で、ファッションにも敏感でいたい。砂糖や肉類は控えて野菜のスムージーを飲み、肌にも地球にも優しいオーガニックコスメを使う。
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 恋愛呼吸も冷えとりも、ある女性編集者の雑誌や本で知った。文筆家でもある服部みれいさん(46)。自然を大事にしたオーガニックな暮らしを提案・実践し、20~40代の女性を中心にカリスマ的な人気がある。
 先月、横浜市であった服部さんのトークイベントには約100人が詰め掛けた。「頑張って頑張って、その先に何かあるという時代は終わりに来ている。地球全体、この社会の行き詰まりがすごいから」。そう語る服部さんの話にうなずき、熱心にメモを取る女性も目立った。

 

 服部さんは育児雑誌の編集に携わる中で環境問題や人の心身に関心を抱き、2008年4月、「マーマーマガジン」を創刊。自然農法や冷えとりなどを紹介してきた。「頭は人間でも体は自然。自分の体をケアすることで、他人の軸で決めていた人生を自分軸に戻せる」と服部さんはいう。「いい匂いをさせるために海や川を汚していたら精神的にダサい。地球環境と調和し、自分の体内も汚さず、無理なく、誰も泣かずに生きられるようになればいい」

 

 女性らはなぜ服部さんにひかれるのか。田中東子・大妻女子大准教授(社会学)は「東日本大震災原発事故以降、行き詰まりや不安を感じた女性たちにとって、自己統治できる最後の砦(とりで)が自分の身体だった。社会を変えるのは難しくても、自分の体は変えられる」と読み解く。


 「仕事も恋愛もという重圧に疲れた女性にとって、主体的に生きる感覚も得られる。ただそれを過度に追い求めればオーガニックというルールに縛られ、逃れたはずの社会規範の押しつけに舞い戻る危険もある」


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 東京都三鷹市の住宅街にある「三鷹オーガニック農園」。09年から有機農法の講座を開く。最近は、「子どもに安心して食べさせたい」と若い家族の参加が目立つという。
 昨年11月、東京国際フォーラムで開かれた「第1回オーガニックライフスタイルEXPO」。環境と体にやさしい商品を193の事業者が出展し、2日間で計2万人が訪れた。その7割は女性。輸入品が多いコスメブースでは2日で100万円売り上げた業者もいた。


 主催したオーガニックフォーラムジャパンの秋元一宏代表理事(52)によると、日本でのオーガニックの流れは、かつての有機農業運動、「ロハス」ブームに続いて、いま「第3の波」が来ているという。広報担当の中村実代理事(65)は「エシカル(倫理的な)というキーワードが加わり盛り上がりを感じる。若い層にも広がってきた」と話す。


 東京・伊勢丹新宿店地下2階の「ビューティアポセカリー」。世界各国から集めたオーガニックのコスメや食品などがずらり。安価ではないが、店員は「美容業界ではいま、オーガニックがキーワードといってもいいほどのブーム」。


 イオンは先月、東京・麻布十番に仏のオーガニックスーパー「ビオセボン」の日本1号店を開店。99年からオーガニックコットン商品を扱う無印良品は、今年春夏の綿衣料ほぼすべてをオーガニックにするという。


 安藤丈将(たけまさ)・武蔵大准教授(政治社会学)は「脱資本主義的な個人化した自然志向の中で、オーガニックが商機を生んでいる。エシカルな商品を買うことで資本主義社会に取り込まれる矛盾も生じる」と指摘する。
 「本来、自然と調和した生活は裕福でなくても送れるべきで、例えば自治体が中心になり、農を通して生きることを学ぶカリキュラムなどを公教育の場に取り入れてはどうか」

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