ソウルヨガ

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軍隊の訓練だった「銃剣道」が復活

 

私のブログで昔書いたことがあるが、右翼が好む「軍隊スポーツ」が正式な学校教育で復活した。
あたらしい学習指導要領で中学校保健体育の「武道」が必須化され、そのなかで新たな例として加わったのが「木銃(もくしゅう)」という銃の形をした木刀を使って相手を突いて闘う武道「銃剣道」。


もともと旧日本軍の銃剣術=戦闘技術から発展したもので、銃の先の刃物で相手を突いて殺すということを中心にした銃での剣術的闘いの変形に過ぎない。
だから1945年に禁止されたが、1956年にスポーツとして復活し、現在、国体でも自衛隊員や警察などがしている(こんな変なスポーツ、そこでしかやっていない)。


しかし、其れは人殺し的な剣術なので、戦争・軍国主義の復活・天皇制などに反対する人は、この競技自体を批判してきた。
それをこともあろうに、子どもたちに人殺しの練習と似たスポーツをさせるというのだ。


こんな右翼安倍政権を許している人たちの愚かさを又思わずにはいられない。

 

なお、これが入った背景には、パブリックコメントを求めたところ、「新しい歴史教科書をつくる会」など右翼団体が指示したのであろうが、「聖徳太子の名前を残せ」とともに「銃剣道を入れろ」という意見が一定数あったので、この銃剣道を採用したという。

 

右翼の要望と官僚の協力。背景の右翼安倍政権。森友学園瑞穂の国小学院という右翼小学校を開講させようとしてたのと根っこは同じである。

 

銃剣道で用いられる木銃

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ネット情報
http://www.huffingtonpost.jp/2017/03/31/jyukendo_n_15720040.html

銃剣道」は、接近戦(白兵戦)において相手を銃剣で相手を突き刺して倒す格闘術「銃剣術」から生まれた競技のこと。「銃剣」とは、小銃(ライフル銃)の先端に装着する短剣で、鋭い刃を持つもの、先端が尖っているものなどがある。


『ブリタニカ国際大百科事典』によると、「銃剣」は17世紀にフランスのバイヨンヌ地方で開発されたという。そのことから、銃剣術は「バイヨネット」と呼ばれる。当時使用されたマスケット銃などは、単発式で連射できず、発砲後に次弾装填までの間に敵が接近してきた場合、銃剣で戦う場面もあった。


後世になって連射式の銃が開発されると、戦闘において銃剣が使用される場面は減り、汎用ナイフとしても使用されるようになったという。一方で、現在でも銃剣術を訓練に取り入れている国はあり、イギリス陸軍では21世紀に入ってからも、実戦で銃剣突撃を敢行した例がある。


日本には幕末〜明治期にかけて銃剣術が伝えられた。やがて、日本の剣術・槍術を取り入れた独自の銃剣術が制定され、接近戦(白兵戦)を想定した戦技として旧日本軍で用いられた。1940年には名称を「銃剣道」に改められた。旧制中学などの学校教育(軍事教練)でも採用されたが、日本が太平洋戦争に敗れると、GHQが武道が禁止し、銃剣道も廃れた。

戦後になると1956年に「全日本銃剣道連盟」が結成され、スポーツとして復活。競技では、小銃をかたどった木製の棒(木銃)を持ち防具をつけて戦う。有効な攻撃は「刺突」のみ。