ソウルヨガ

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「あんな人たち」発言の背景―――忘れないことが大事――  百田は政府に批判的な沖縄の地元新聞社をつぶせといった

百田尚樹氏が、早稲田の講演会の予定に対して中止に追い込まれたことに怒っているが、

彼が人を差別するヘイトスピーチを行ってきたこと、異論をつぶせというファシストであること、外国に対して暴力的であることを忘れてはならない。

単に思想の自由の枠を超えて、相手の人権、少数派の権利を尊重する基本姿勢がない点で、差別主義者・暴力主義者であり、そんな人物に「人を差別する話をする権利」などない。

彼の正体を忘れないために例えば、2015年の安倍晋三首相と政治信条が近い自民党の若手が発足させた勉強会「文化芸術懇話会」(代表・木原稔党青年局長)のことを思い出そう。 自民党本部で行われたもので、首相も自部に近い右翼議員の動きを援軍と思って喜んでいた。会の準備段階から、側近の加藤勝信官房副長官萩生田光一・党総裁特別補佐を派遣するほど支援していた。

f:id:hiroponkun:20170705193330p:plain 。 右翼的・軍事大国的・排外主義的なものが、安保法制の動きをすすめようと、同類の百田を呼んで安倍政権をバックアップしようとしたのだが、 結果として、あまりに常識離れの暴言を百田や出席議員が吐いたので、世間の顰蹙を買い、かえって安倍政権の足を引っ張ったという笑える事件だった。

百田の講演の内容は、集団的自衛権の行使に賛成、スイスを例に「軍隊を持つことは平和を保つことにつながる」とうまく国民に訴えろ、戦争放棄などを定めた憲法9条については「白人であるアメリカ人が、黄色人種の日本人を二度と刃向かわせないように作ったもの。改正するのは当然」といい、政府に批判的な沖縄の地元2紙(沖縄タイムス琉球新報)について「二つの新聞社はつぶさないといけない」と言い放った。  

これを受けて自民党議員からも「(政府に批判的な)マスコミを懲らしめるには、広告料収入をなくせばいい。文化人が経団連などに働きかけてほしい」といった言論弾圧を求める発言が出た。

百田の沖縄の新聞社をつぶせというのは、2017年の東京都議選で、安倍が反対勢力を「こんな人たちに負けるわけにはいかない」といったこととつながるものだ。実際、問題発言をした百田氏と首相は前から親しく、対談本まで出している。二人は同じ思想だ。

出席議員は馬鹿たちだから百田や自民党議員の発言が問題だとわからず、笑っていたが、その後報道されて批判され、代表の木原氏はこの失態で1年間の役職停止処分を受けることとなった。