ソウルヨガ

主流秩序、DV,加害者プログラム、スピシン主義、フェミ、あれこれ

DV問題としての松居一代・船越英一郎問題――その3

◆二人の間に何があったか、DV 性はだれにどの程度あるのかなど、本当のところはゴシップ的な報道ではわからないが、 その情報の一部からDV加害者、ストーカー加害者との類似性がつよくうかがわれるところが多いので 松居さんの言動と彼めて、DV論の基礎を書いておきたい。

この点の指摘は別に船越さんを擁護しているのではない。

松居さんの言動がDV的暴力的ということを知っておくことが、社会からDVを減らすうえで有効ということ。

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●「愛情が暴走した、愛しすぎ、浮気されて松居さんがかわいそう、当然の怒り」といった意見もあるようだが、それはDV容認のカップル単位感覚があって、それに批判視点をもっていないからいえる意見。

●「結婚するまで5年かかった。(彼を手に入れるために)すごくアプローチした」というようなことを松居さんは言っていた。 これはDV加害者が支配できる相手をゲットするために猛烈にアプローチしていくことがある点と重なる。自分の思い通りにするために相手をも支配していくことの一つである。熱心なアプローチを美化してはならない。

オシドリ夫婦として世間に売り出して、パートナーオブザイヤーなどを受賞している、「夫は世界一」といって得意になっている、そのような「カップル単位のジェンダー秩序の上位ですよー」ということを誇らしく思う態度の「ツケ」が今回、回ってきたということ。多様性尊重の観点があるなら、「理想的なカップル」と称賛されることに警戒的になるる必要がある。金持ちの仕事のできるかっこいい男(女)というパートナーがいることが決して普遍的な「いいこと」ではない。「世界一」のわけがない。

●2014年1月には「去年は、アベノミクス東京五輪決定の効果もあって、私の投資人生で最高益が出ました。金額は申し上げられませんが……。自分へのご褒美にハリー・ウィンストンのネックレスと、ブレスレットを買ったんです。」といって2点合わせて9千万円のものを記者に見せびらかしていた。 投資で運用するお金の原資は、著書や自らプロデュースした家事用品による収入だ。そのうちのひとつ、通称“マツイ鍋”は、発売から3年で100万個超の売れ行きを記録。これだけでざっと128億円の売り上げという。“マツイ洗剤”も同様に大ヒットし、プロデュース商品の総売り上げは年間数百億円ともいわれていた。 このように上昇志向が強い感じ、世間に種の上位にいることを自慢する感じ、お金にとても執着する人、それを恥ずかしいと思わない感覚というのも、権力志向的で危ないなと感じる。

●船越さんの携帯に舞妓さんなどからのメールを松居さんが発見した際には「携帯電話を何個もボキッ通ってつぶした」「鍋で携帯を煮た」と笑って報道陣に語っていた。これは束縛的暴力的なDV行為をしていたということ。笑って済ませる問題ではないが、そこに無頓着。それは世間もそう。ネタとして軽く扱ってきていたことが問題。船越の側に問題があるかどうかはさておき、松居がDVだという主張には一定の説得力があると思える証拠の一つ。

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●過去に松居が怒って夫をたたいたり、彼の荷物を放り出したりしたことも、「勢いで喧嘩することってあるでしょ」と正当化していた。自分がしてきたことには甘く、しかし今回、船越が荷物をまとめて出て行ったことをびっくりしている。過去の自分のDV的な行為を軽視し、そういうことをしたら相手が逃げても当然だという認識を持てていないところ(ダブルスタンダード)が問題。

●メディアに対して、松居は、包丁を自分はプロデュースしているといったあと、「主人がもしも間違う(浮気)があったなら私は監獄に入る覚悟してますから(=包丁で船越を刺して逮捕されてもいい)。そのときには大きなサスペンスが起こりますよ」と言っていた。これもDV加害者的脅しと支配(束縛)をつねひごろからしていた、そのような思想をもっていたという証拠。

●2015年10月に、「夫は、川島なお美と不倫していたことがある」といって暴露(自著の出版記念の記者会見で仕込んで質問させてその話を自ら持ち出した)。それは夫への支配を強め、自分が優位に立ち、そういう夫を私は見捨てない、愛していく、もう浮気は許さないというように囲い込んでいく松居の戦略の一つとみなせる。DV加害者が相手の弱点を握り、世間にも公表して、「自分は正義、悪いのは相手」というような上下関係構造を作り、相手を絡みとり逃げなくさせる行為をする、という点と重なる。実際船越側はこのような暴露をを知らされておらずびっくりしており、その後の別居につながった。

●2015年11月に夫から離婚したいといわれていても別居していても、松居は平気で「私たちはうまくいっている」「仕事のあるとき以外は、夫婦は常に一緒でした」「喧嘩はしますけど、仲は良いんですよ」とうそをついていた。このように関係の悪化を隠して平気でうそを言える点もDV 加害者的。 自分を取り繕い、自分を大きく見せる、というのも加害者的。

●.「彼を愛し続けて、彼が俳優として上に行ってくれることを、それだけを願って、妻として生きてきました 」といっているが、そういうのも愛情の押し付けで、うざくて支配的で危険ということが分かっていない。あなたのためをおもって自己犠牲的に尽くしてきたという「美名」で相手を自分の思うように支配している。それがいかに危ないことかが全く分かっていない鈍感さがある。松居のこうした言動はカップル単位的で、DVがもたらされる考えを持っていることがよく出ている。

●「彼を信じていた:彼は絶対に私を裏切らなと思っていた。一生添い遂げるんだと思っていました」といって「なのに浮気された」と言って嘆き悲しみ、怒り、絶対に許さないといっている。

そこには、勝手な自分の恋愛観を絶対普遍な真実と思い込み、その理想を押し付けて、理想どおりでないから怒る権利があると思う、間違った自己中心的な考えがある。「愛情関係は続いて当然、結婚したら続いて当然、束縛してもいい、相手は自分の所有物、秘密はダメ、異性との交流もダメ」という考えが間違い。相手には「別れる自由」がある。これが分かっていない。

松居のような束縛などをすれば相手が嫌がって離れてもある種当然で自業自得である。愛情関係はそれぞれで当事者の自由だが、少なくとも関係性を横において一生添い遂げるということを相手に強制したらそれは相手の自由を奪うことに他ならない。日ごろから日々、対等で安全で楽しい、いい関係を作っていってこそ結果として続いていく場合もあるということで謙虚にならねばならない。 シングル単位の恋愛観をもてば、怒る根拠がなくなり、自分の感情も変わり、DVもする必要がなくなる。フラれるのはつらいだろうが、泣いて耐えるしかないのである。自分に落ち度がなくてもフラれることはある。フラれるからといて相手に暴力的になってはいけない。そこが分かっていない点でDV 加害者的である。

●DV加害者は基本的に相手を失いたくないから離婚(別れ)を嫌がる。被害者は相手が嫌だから逃げたがる。そうでない場合もあるがそれが基本。 この点でも、船越が前から離婚したいと言っているのに、松居はそれを隠し、それに同意せず、世間にいい関係だと取り繕い、なんとか復縁しよう、夫を取り戻したいということに執着してきた。 今、離婚調停を起こしているのは船越側というのが現実。 松居のほうが離婚を申し出ているのではない。 松居は今も「浮気するようなひどい奴なら別れる」というのではなく「戻って来てくれるなら許す」と言いつつ、戻らなようなので怒り、攻撃している。 これらはDV加害者の典型的な態度。その怒りはストーカーの攻撃性と似ている。

●自分の加害者性、DV性に気づかず、相手を「大悪党」と呼び、自分を被害者だと思っている。相手は自分から金をとろうとしているという。泣いて自己憐憫。 これらも典型的なDV 加害者の特徴。 自分のDVを反省して自分はもうDVしないようになるから戻ってきてほしい(そして本当に自分が暴言暴力をふるわないように変わっていく努力をする)というならまだいいが、 まったく過去の自分を反省していないなら手の付けようがない。悪質加害者の部類になる。

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●船越が不倫をしていたかどうかは不明だが、もし不倫していないのに「不倫している」といって攻撃しているならそれも、でっち上げも含めて少しの材料でとにかく相手を攻撃し自分を正当化するというDV加害者的な行動といえる。 (なお一般的には不倫している側から離婚を申したてても、破綻主義をとっていない日本では通常離婚は認められない。船越側は不倫はない、妻がDVだということで通じるとみていると思われる)

「船越はバイアグラを使っている」といい、W不倫だといい、相手の情報も出して攻撃している。「バイアグラ男 どこからでもかかってこい」といってバイアグラを持ち出すところが印象操作的で過剰に攻撃的。

●自殺による脅し  2017年4月に自殺未遂騒動を起こした後、死なれたくなかったら1億円を払えと要求。自殺するなど相手が困ることを使って相手をコントロールするのも加害者の特徴。 この騒動で船越の我慢は限界に達し、弁護士を立てて離婚調停に踏み切る決断をしたといわれている。

●不倫調査活動もまた異常  昨年11月ごろから船越の不倫を疑っていた松居は、「恐怖のノート」と呼んだノートの1冊に記してあった内容を目の当たりにして、その疑いが確信に変わり、興信所の探偵を使って夫の不貞調査をしたという。6月には船越が自分の元にはもどってこないので復讐心をもって夫の不倫の証拠をつかもうという気になって、松居は『週刊文春』の記者と組んでハワイへ行き調査した。特段の証拠も出てこない中、ある女性が怪しいと思って執拗にコンタクトをとろうとしたために、その女性から抗議が出て、現地当局から接近禁止命令を出された。 この異常な行動も、DV加害者的な執拗さがでている。

●松居がDVに理解がなく、DVをしていることにも鈍感ということが、自分が自ら作成しアップしている動画やツイッターなどによって示されてしまっている。あの内容自体が自分のDV加害者性を証明し、夫婦関係破綻の実態を示し、これでは結婚継続はむつかしいだろうと判断されて船越側の見解が補強され、離婚をもたらすのにそこがわかっていない。 DVを理解していない(だからDV的言動を悪いとも思わずとってしまう)ということも、加害者の特徴の一つである。

 ●自分の無知を棚に上げて、自分が正しいと思い込み、じぶんに賛同してくれない人、理解してくれない人は、みな敵だという感覚になっている。これもDV加害者/ストーカー特有の視野狭窄

●船越が頭を下げるまで戦うといっている。ということは松居はそうして相手を屈服させることしか念頭になく、関係の破綻の原因が自分にもあるというようには思えない状況で、もう怒りにとらわれた状態である。その攻撃性こそがDV 的/ストーカー的である。 DVを理解し、DVしないように意識している穏やかな人なら、相手が屈服して謝ることを目標としない。

●松居は、文春誌上で自分の寄稿という形で夫の不倫を実名告発しようとしたが、文春がウラ取りすると松居の言い分に不可解な部分が出したこともあって、一方的な実名告発をやめ、両者の言い分を乗せる方向にした。松居による原稿チェックも拒否した。すると松居が『話が違う!』と激高した。この、「自分の思い通りにならないと怒り、会社にまで押しかけ、ネットにもこの話を出して怒る」など、敵に対しては過剰な攻撃性を見せるところこもDV 加害者的。

他の報も集めると他にも言えることがいろいろあるようだが、とりあえず、いったんここでやめます。続きはまた書きます。

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