ソウルヨガ

主流秩序、DV,スピシン主義、フェミ、あれこれ

「牛乳石鹸」広告の何が問題かーー 問題とわからない人が怒っている。牛乳石鹸共進社が人権に鈍感であることがまたも示される

∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞ 「牛乳石鹸 WEBムービー『与えるもの』篇」というのがあって、見たがひどい内容だった。

だから今一部で批判が出ているが、 それに対して反批判も多い。「別にいいじゃないか、いいCMだ」として、このCMに文句を言ううるさい女たちがおかしい、何でも男女平等とかいうおかしな状況になっている、といった反フェミの感覚が噴出している。

牛乳石鹸共進社は、このCMも、以下に示す2013年のパワハラ容認的ポスターも反省していないようだ。

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f:id:hiroponkun:20170819013552p:plain 私なりに今回のCMの内容にコメントしていく。

ゴミ出ししたり、妻に言われた買い物を素直にすることに何となく違和感を感じたように、父親がつぶやく。  「あの頃の親父とは、かけ離れた自分がいる。家族思いの優しいパパ、時代なのかもしれない。でも、それって正しいのか

ここで「正しいのか」とかなり批判的な意見を述べている。ゴミ出しとか何ら問題でないのに、事実上、男がいいなりになっているのは正しくないという主張になっている。

子供の誕生日なのでケーキとプレゼントをもってまっすぐに帰宅しないといけないのに、

上司に怒られた部下を慰める飲み会をしてしまう。妻に連絡も入れていない。そして夜遅く、少し酔って帰る。

「なんで飲んできたの」と妻に言われて、無表情的、つまり、怒りを押し殺した感じとあきらめの感じで相手にしないというニュアンスを出して黙って「風呂にはいってくる」という。妻は「まだ話おわってない・・・」と言っているのに無視。 

ここが非常にウザい対応でひどい。 自分勝手。DV的といえる。

男は風呂に入りながら、子供のころを思い出し、自分は親父の背中を洗ったシーンなど思い出して、 「親父が与えられたもの、おれは与えられてるのかなあ」と思う。つまり俺は尊敬されてない、子供や妻に感謝されてないという思いをもっている

この一連のシーンが大問題なのに、わかっていない人が多い。

チャンと妻や子供に「説明」しないで 我慢して 表面的で何も内容はないままーーーなぜ帰宅が遅れたかの話も、何が悪かったかもなくーーー風呂上りに一言「さっきはごめんね」というだけで、その表情はさえないままで、「さ、洗い流そう」というようになっていることが問題。

ケーキを食べればいいという話ではない。子供の寝る時間もあるし、風呂に入らないでもすぐに誕生日パーティーをするとか、「遅くなってごめんなー」とか言って、笑顔でがんばるべきところを、むすっとして風呂に入って、ようやくあとで、ハッピーバースデー。

なんて自分勝手な男だろう。

自分の気持ちばかり見て、相手のことを考えられない。自分は被害者意識いっぱい。でもそれを押し殺して、表面的におとなしくしている。その感じが家族に伝わる。妻はもやもやした感情抱えたまま。でも夫はそれを無視して何事もなかったかのように、「ちゃんと俺、やってるだろ」という態度をとる。我慢が見え見え。

ちゃんと話をせず、怒りの感じにおわせて風呂に行くのは非常に相手(妻)に攻撃的な態度であり、DV的と言える。 ここが分かるかどうかが、DVやパワハラ、人権というものにセンシティブかどうかの分かれ目。

ゴミ出しやらされる、言われたもの(子供の誕生日なので「帰りにケーキお願い」、メールで「プレゼントもお願い」と言われた)を買いに行かされる ・・おやじはこんなことしなかった。 やるせない、情けない、おかしい、でも表立ってはっきり言うとダメだから黙ろう、洗い流そうという感じをびんびん出した作品。

これが問題でないという感性こそ、問題だ。

問題の本質に向き合わずに、ただ「忘れる、洗い流す」という対処方法。だめだねえ。不満はあるが我慢というだけ。 で、しかもこのCM作っているということは、明確にフェミ的なことに反撃している。

CMには、今の状況認識がよく出ている。実は男女平等とか世間では言っているけどわかってないぜと批判している。男が仕事で頑張っていることわからないのかと批判している。部下のケアに付き合うとか大事なこともあるからそうそう帰れないんだよ、酒飲みのも仕事のうちなんだよ、遊びじゃないんだよ、そんなこともわからないのか、という思いがいっぱいのCM.。男/父親の状況ちゃんとわからずに、ゴミ出しや買い物言いつけさせられている、この現況、なんかおかしいぜ、お父さん頑張てってるよな、わかっているよー、と慰めあうCM。

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そんなCM製作者、およびこのCMにGOサインを出した牛乳石鹸共進社とおなじ感性の武田邦彦氏が以下のようにこのCM騒動に意見表明している。

問題がわかっていない典型例。暴論レベルの時代錯誤とジェンダー論の基礎素養のなさを露呈した意見。 武田の意見こそが、このCMのだめさを逆に証明してくれている

f:id:hiroponkun:20170819013926j:plain

なお、牛乳石鹸共進社は2013年にすでに  「さ、洗い流そ」という同じキャッチコピーで、

「今日も若手社員を泣かせてしまって。自責の念でいっぱいです」というポスターをつくっていた。 ぱわはらした上司が、内心では少し反省しているが実は何も行動も責任もとらず、ま、忘れましょ、気持ち切り替えましょ、という意味で、 「さ、洗い流そ」といっている。

この会社は、人権に鈍感ということで一貫性があるということ。

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武田邦彦の意見 https://www.youtube.com/watch?v=vGi7EPKrlRE 武田邦彦】話題の炎上CM,牛乳石鹸について考えます

武田の意見(要約) いいコマーシャルだと評価し、このCM批判を批判。 文学的でいいCM、勇気があるCMと評価。 この父は仕事して頑張っているし、ゴミ出しも買い物もしている。男の生きがいは戦争とか消防とかであって、家事をするのは男の生きがいにならない。 女性は遺伝子的に家庭や子供に生きがいを感じて当然のいきもの。 現代は「男に(男らしい)生きがいはいらない」という時代 男がゴミ出しとかするのは切ない。妻は夫に恨みを持っている、夫を不幸にして喜んでいる面がある。ゴミ出させるとか買い物させるとかは、女性の持つ意地悪心が出た結果だと批判(姑がいなくなったから意地悪心を夫に向けているのではないかと分析) 男女同権より、男の生きがい、女の生きがいを大事にすべきで、その大事さに比べれば男女同権などくだらない、といっている。

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まさにネトウヨと同程度の、意見。こうした不勉強な意見がまかり通る状況。

武田のブログに寄せられた読者の感想でも、いかにこのCMがこうした「男女平等嫌い」の人に近いスタンスかが示されている。 「まず第一に、家庭のゴミ出しをなぜ一家の主がやるのか。我が家では結婚して約20年になるが全て妻がやっている。ゴミ出しを男に、しかも出勤前の旦那にやらせる家庭はおかしいと思う。はっきり言ってケーキとかプレゼントなんか男が買うものではない。このCMで男性が疑問に感じるシーンは当然であると思う。」

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∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞ 以下、JCASTニュース記事(8/16)の一部から、CM内容紹介

 物議を醸している広告は、2017年6月に公開された「与えるもの」と題したWEBムービーだ。いったい、何が問題視されたのだろうか。

■家族思いの父親は「正しいのか」

 6月15日にYouTube上に公開されたWEBムービーは、「父の日」をテーマにした作品だ。約2分43秒の動画で、俳優の新井浩文さんが主人公の男性を演じている。妻と息子と3人で暮らす男性のある一日を描くストーリーだ。

 動画の冒頭で描かれるのは、新井さん演じる男性が出社前に家のゴミ出しをする場面。この男性にとって、今日は息子の誕生日。職場での休憩中には、妻から頼まれた息子のためのケーキとプレゼントを買いに行く。

 ここで、男性の心情を表したかのように、

  「あの頃の親父とは、かけ離れた自分がいる。家族思いの優しいパパ、時代なのかもしれない。でも、それって正しいのか」

とのナレーションが読み上げられる。

 その後、プレゼントとケーキを手にした男性は、仕事でミスをした後輩を飲みに連れて行く。居酒屋では、携帯に妻からとみられる着信が入るが、男性はこれを無視する。

 飲み会を終えて帰宅した男性に対し、妻は「何で飲んで帰ってくるかな」と呆れたように一言。これに男性は「風呂入ってくる」と返し、そのまま風呂場へ。入浴シーンでは、牛乳石鹸が大写しになった後、男性は気持ちを切り替えるかのように顔を洗う。

  風呂から出た後、男性は妻に向かって「さっきはごめんね」と謝罪。家族は改めて、息子の誕生日を祝い始める。その後、画面には「さ、洗い流そ」とのキャッチコピーが表示され、動画はそのまま終わる。 「がんばるお父さんたちを応援するムービーです」  この動画について、牛乳石鹸の公式ウェブサイト上では、「父と子の絆。とある男のなんでもない1日の物語」とした上で、「がんばるお父さんたちを応援するムービーです」と説明している。

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 さらに、今回のWEBムービーの炎上に伴って、過去に制作された牛乳石鹸の広告ポスターにも批判が「飛び火」している。

 ポスターは、ビジネスパーソン風の格好をした女性のモノクロ写真が大きくデザインされたもの。女性はオフィスの一角とみられる場所に立っており、ニッコリとした笑顔を浮かべている。

 女性の顔の左隣には、赤字で「今日も若手社員を泣かせてしまって。自責の念でいっぱいです」とある。さらにポスター下部には、牛乳石鹸の商品写真と共に、

  「さ、洗い流そ」

と、WEBムービーと同じ広告コピーが大書されている。

 公式サイトのアーカイブなどによれば、このポスターは2013年頃に制作されたようだ。4年近くも前のポスターだが、先述のWEBムービーに注目が集まったことを受け、改めて批判の目が向けられることになった。

 ネット上では、ポスターの内容が「パワハラ・社内いじめを肯定しているようにも受け取れる」などとして、

  「パワハラ擁護か」   「若手社員を泣かせて洗い流そうってどういうこと」   「嫌なことやつらいことがあって洗い流したいのは後輩の方だと思う」

といった指摘が相次いでいる。

販売元「お答えを差し控えさせて頂きます」  いったい、2つの広告の制作意図とは何だったのか。

 J-CASTニュースは8月16日、牛乳石鹸を販売する牛乳石鹸共進社大阪市マーケティング部の担当者に、2つの広告の制作意図やネット上の批判を受けての考え、WEBムービーの公開停止を検討しているか、などをファクスで質問したが、

  「頂いたお問い合わせに関しましては、まことに勝手ながらお答えを差し控えさせて頂きます」

との回答だった。

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