ソウルヨガ

主流秩序、DV,スピシン主義、フェミ、あれこれ

「バカな学者」という表現について

朝日新聞に2017年9月21日に載った大森貴弘常葉大学講師(憲法学)の共同親権についての意見を読んで驚いたので、翌日に私のブログで批判を書いたら、当の大森氏から「不愉快だ、訂正せよ」という趣旨の抗議が届いた。数回やり取りした。

私が、伊丹事件から、それを真摯に受け取めて「どういう面会交流/共同親権にしていけばいいのか」を考えるのではなく、 親子断絶防止法を成立させればこの種の事件が起きないなんて、まったく論理的説得力がないし、無責任でバカな意見だなどと批判したことに対して、

大森氏から「侮蔑的だ」などという抗議を受けた。そのやり取りをブログで公表してきた。

最期に、付け足しとして、私が「バカな学者/愚かだ」といった言葉を使うときの、私の言葉のニュアンスを伝えておきたい。

大森氏の個人的資質全体を侮蔑しているのではなく、彼の今回の意見がおかしいと述べ、学者の中には現実を知らないで議論を展開する愚かな人も多い、と批判してきた。

私はこういう話の時には中島みゆきの『世情』の次の一説を思い出す。

「世の中はとても臆病な猫だから/他愛のない嘘をいつもついている。 包帯のような嘘を見破ることで/学者は世間を見たような気になる」(『世情』)

私も学者の端くれだったが、多くの愚かな学者を見てきたし、自分も「包帯のような嘘を見破ることで、世間を見たような気に」なっていた面があったと思う。

私が「バカと思う人」「バカな学者」という意味は、そういうことを含む言葉だし、昔から学者バカ」「専門バカ」というような言葉もある。

たとえば宮台真司氏は優秀で私も学んだ点もあったが、援助交際論やその他で多くの愚かな意見を言ってきた面もある人物だと思っている。

今回、大森氏の意見を掲載した朝日新聞記者も愚かだなと思う。

そもそも、大森氏は、批判が来ることを予想/覚悟せずにあの意見を投稿したのか。それならやはり世間知らずだというそしりを逃れられまい。あんな意見を書けば怒る人が大勢いるかが分かっていないという意味で。

ということなので、「バカな学者(の一例)」といわれたぐらいでその言葉だけにこだわって、自分の主張の現実的な重さを考えないなど、やはり愚かしいと思ってしまう。

特に、今回の案件は、安易に面会交流だけを促進してしまうと危険性が増すという重大な問題である。命や人権にかかわる問題に口を出すなら真剣に考えてから発言すべきと思って批判した。

親子断絶防止法の危険性を認識して、ちゃんと安全性を担保しないといけないのに、それが分かっていなくて、とうとうと一面的意見を載せたため、この学者さんはダメだと思ったし、こんな意見を載せた朝日新聞にも問題があると思った。

この学者さんや、朝日新聞にこれを載せると判断した責任者には、DVの実態を、ちゃんと被害者とあって、たくさんDVに関する本も読んで勉強しろと言いたい。加害者プログラムについても学べといいたい。 実態を知らないで論だけで得意になる学者や弁護士が多くて困る、というのが私の感覚だ。

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