ソウルヨガ

主流秩序、DV,スピシン主義、フェミ、あれこれ

立命館 生存学研究センターで教員いじめ


立命館大学の教員である大谷いづみさんが同僚教員から陰湿ねいじめ・ハラスメントを受けたという事件です。 控訴審が始まるとのことです。

控訴審第一回期日

12月13日(水)午前10時 大阪高裁 別館7階 73号法廷 http://www.courts.go.jp/osaka/vcms_lf/H29.2heimenzu_bekkan.pdf

※高裁ですので大阪になります。お気を付け下さい。

また11月6日には「支援の集い」も行います。 こちらもよろしくお願いいたします↓

■「大谷いづみさん職場復帰支援の集い」への参加の呼びかけ

http://www.arsvi.com/ts/20171106.htm

 2017年11月6日 18:00~   於:ハートピア京都(京都・烏丸線「丸太町」)大会議室(※視聴覚室から変更になりました) http://heartpia-kyoto.jp/access/access.html

 大谷いづみさんは、日本における生命倫理教育の草分けとして、また、尊厳死言説史研究で、教育、研究面で広く業績をあげられてきました。  ところが、現在、大谷さんは、2012年3月に両足骨折による入院直後からはじまった、科研同報メール上での立命館大学同僚の准教授X氏による嫌がらせ、科研実績報告書の業績削除、さらには同年6月の復帰初日に大学研究室棟で発生した竹刀をもった暴力的言動と、その後のX氏の不誠実な行動、および大学側の不適切な対処によりPTSDを発症し、断続的な病気欠勤を余儀なくされてきました。

 この間、安心・安全な職場復帰と教育研究環境の整備を求めて大学と折衝をしてきましたが、X氏は停職処分が終われば責任はないといわんばかりの態度で、表面的な謝罪はくりかえすものの事実上の拒否にあい問題が解決しないまま時間が過ぎてきました。大谷さんはそのことで研究室のある大学構内にわずかな時期を除いて入れないという状態が続いていました。この9月末には、週に1度、自宅から私費のヘルパーのつきそいで出校し、帰宅のタクシー乗車まで在校時間中のすべてをガードにつきそわれてなんとか授業に復帰されています。  責任の確定と精神的な損害に対する補償をもとめてX氏に対して提訴した民事裁判では、先ごろ第一審の判決が下り、一応勝訴とはなりました。しかし、判決では、X氏が否認していた業績削除問題の加害行為と、竹刀をもって研究室に押し入り帰宅を強要した事件の不法行為は認定しましたが、その後のX氏の接近行為や竹刀事件とPTSDとの因果関係は認定せずに終わっています。大谷さんは、この結果にショックをうけておられ、精神的にも肉体的にも厳しい状況においこまれています。  そういうなかでも、大谷さんは、「陰湿な業績削除や竹刀をもっての帰宅強要など暴力的精神的に追い詰めていく一連の言動とPTSDとの因果関係を否定する判決は、性被害やいじめ自殺、ストーカー殺人や障害者が感じる恐怖などを、「所詮、気の持ちよう」と処する世間の無理解や偏見にも通底するもの」と考え、つらいなかで控訴を決意されました。  つきましては、このような大谷さんを支援する会の立ち上げをお認めいただき、活動にご支援いただける方を募りたいと思います。

 なお、事実経過について次ページに記してあります。その内容をご理解のうえご賛同いただければ幸いです。

2017年10月12日 呼びかけ人代表 島薗進上智大学)、立岩真也立命館大学

【事実経過】 (1)

事件の背景

 大谷いづみさんは、立命館大学産業社会学部子ども社会専攻に2007年に教授として着任しました。同年に発足した生存学研究センターには、発足時より参加していましたが、そこで2010年より運営委員に加わり、2012年4月1日より同センター副センター長を務めたX氏にハラスメントを受けるに至りました。

(2)骨折入院から事件まで(2012年3月6日-9月)

 大谷さんは、もともと生後9ヶ月で罹患したポリオの後遺症による両下肢障害者ですが、2012年3月6日未明、自宅にて転倒して両足骨折し、約2ヶ月の入院と1ヶ月の自宅療養を経て、同年6月1日に復帰しました。3月9日の入院直後から、X氏から、科研(科学研究費)同報メール上での嫌がらせがはじまり、4月末には、2011年度の科研実績報告書の作成途上、X氏による一方的な業績削除とその抗議に対する個人宛脅迫メールが送られ、復帰して出校した初日の2012年6月4日、氏が竹刀をもって大谷さんの研究室に押し入り、帰宅せよと脅す事態に至りました。  X氏は、生存学研究センター副センター長に就任が決まった2012年2月ころから、明らかな攻撃的奇行が続いていたと聞いています。大谷さんに対する暴力的威迫行為は、骨折入院による「生命科学と倫理」の授業を、氏と同じく生存学研究センターに所属する特別招聘准教授が代替したことに起因するようですが、これは規程に則ったもので、学部も生存学研究センターも了解していました。6月4日の竹刀事件後も氏とはす向かいの研究室での勤務を余儀なくされるなかで、出退勤や同席する会議の前後には事務職員にガードされ出校を最低限にしているにもかかわらず、異常な回数、氏と出会うことが続き、PTSDを発症するに至りました。

(3)懲戒停職とその後の経過まで(2013年3月-2016年9月25日)

 X氏はこの事件に対する大学の懲戒停職処分により2013年の3月から4月にかけて1ヶ月停職します。その解除後、大谷さんは氏と出会うことなく安心・安全な就労ができるような環境調整を求めてきましたが実現しませんでした。PTSDが悪化してふたたび出校できなくなるに及んで、2013年秋にようやく大谷さんの授業曜日のX氏のキャンパス内立ち入り禁止が学部長によって指示されました。  2014年1月、X氏がこの指示を無視して出校するにおよび、X氏が竹刀を持って大谷さんを捜し回るフラッシュバックが続き、事件から2年に及ぶPTSDの過緊張・過覚醒の疲労のため、2014年3月末からPTSDによる病気欠勤を余儀なくされるに至ります。その後、2015年度後期からは所属専攻の配慮により1年間の学外研究の機会を得て、安心・安全な環境で研究にあたることによってPTSDからの回復を感じるに至ります。

(4)職場復帰から現在に至るまで(2016年9月26日-現在)  帰国した2016年9月末から、大谷さんはほぼ2年半ぶりに衣笠キャンパスに出校し、授業を開始します。しかし、強い緊張と不安の元、知人の厚意で週1日の授業日に自宅から研究室・教室までつきそわれての復帰となりました。帰国早々、サポート役の教員を通して、相手方との接触が生じないための環境調整とともに、2017年度以降の段階的な授業復帰を要請しました。しかし、学部長からは環境調整については、裁判を口実に「大学に問い合わせてください」という一片のメールで拒否されます。2017年度の授業開始直前の4月1週目にようやく新学部長からX氏との話し合いがありましたが、氏が出校しないという約束を拒否し、現在の状況に至っています。

(5)大学側の対応について

・大学が組織として対応すべき問題を、個人の申立てによるハラスメント問題に限定したこと。 ・キャンパス内をバットを持ち歩いたり会議に持参したりするなど、刑事事件にも発展する暴力的行為が予想される保安マターとしての適切な対応がなされなかったこと。

・もともと両下肢障害のある大谷さんの両足骨折直後にはじまる暴力的精神的脅迫行為への恐怖を理解せず、長期にわたる事件の調査によって、骨折後のリハビリテーションにとって最も大切な時期に、長期間無用なストレスに晒され、適切なリハビリテーションが阻まれてきたこと。骨折によって重くなった障害に対する理解のない対応が、大谷さんの苦しみを深めていること。 ・懲戒停職解除後の被害者ケア、とりわけ加害者との分離措置が後手に回り、加害者の度重なる環境調整拒否に対しても大学が適切な対応をせず、大谷さんのPTSDからの回復と安心・安全な就労を阻み、休職・退職への不安に晒していること。 ・調査開始から現在に至るまで大谷さんからの疑問、要請に対して、何度も無回答や応答の遅延があり、大谷さんを苦しめたこと。

 こうした大学の不適切な対応は、大学自治における暴力的精神的加害問題として、広く共有されるべき課題です。被害者が学生・院生であれば、これらを言挙げすることもできずに、学園を去らざるをえなくなるような事態であることも考慮されるべきでしょう。