ソウルヨガ

主流秩序、DV,加害者プログラム、スピシン主義、フェミ、あれこれ

「たとえ一人になったとしても、ちっぽけな世界で魂を売らない。」

亀石倫子弁護士「一人のススメ」記事、おもしろいです。 一部紹介します。全文は以下を見てください。

https://www.buzzfeed.com/jp/ryosukekamba/kameishi?utm_term=.fg6PmYWW#.tkNnWORR

f:id:hiroponkun:20171125001622j:plain ****** 逆境の時ほどいかに早く切り替えて、立ち直るかが大事。そういう風に思えるようになったのは、夫の影響が大きいですね。

亀石なので「亀ちゃん」と呼んでいるのですが、喜怒哀楽の激しい私に比べて、機嫌のいい悪いがない。家に帰るといつも笑顔にしてくれるんです。それにどれだけ救われたか。

亀ちゃんはずっとラグビーをやってきたからか、口癖のように「メンタル、メンタル」って言うんです。私は元々メンタル弱いし、そういう体育会系な感じって苦手だったんですけど、だんだん影響されて。

刑事弁護って大体の主張は通らないし、大変なことも多い。いまは事務所で人を雇用する立場でもあるので、なおさらメンタルが大事。オタオタしたり、イライラしたりしたらダメだなって。

** ――上司もヤバイ新入社員が来た、と思ったでしょうね。

職場でラジオ体操があって、就業5分前に始まるんですね。でも私はやりませんでした。 上司が「職場の和が乱れる」「みんなやってるんだから」と言ってくるから、「だったら業務時間内にやってください。それなら命令だと思ってやりますよ」と答えました。理屈っぽいですよね。 それでも「君はラジオ体操がどれだけ体にいいのか、わかっているのか」と言われて、全然話が噛み合わない(笑) 私はどうせやるなら、ラジオ体操も全力でしたいんですよ。スーツにヒールじゃなくて、ジャージにスニーカーとかで。 **

子どもの頃から社会不適合者で、画一的なものを押し付けられることに反発して。よく「反権力」みたいなイメージで見られるけど、そんなことない。全部に対して反抗的なだけなんです。

弁護士になるまで、それは私のダメなところだって言われ続けて来ました。でも、そういう性格じゃなかったら、タトゥーの裁判を闘おうとは思わなかったんじゃないかな。 だからこそ、偏見にさらされて世の中から排除されそうな人たちが我が事のように感じるし、寄り添いたいって思うんです。 私は好きな服を着て、好きな音楽を聴きたい。クラブでもタトゥーでも、人に迷惑を掛けない限りは自由じゃないですか。

――昔の亀石さんのように集団になじめずに鬱々としている人や、「何者か」になりたくて悶々としている人たちへメッセージをお願いします。

私はずっと「今いる場所が世界のすべてではない」と自分に言い聞かせてきました。ここで正しいとされていることが、本当に正しいとは限らない。 たとえ一人になったとしても、ちっぽけな世界で魂を売らない。

自分の好きな場所、好きな音楽、好きな言葉を信じる。どこかにあるはずの自分の居場所を探す。そんな風に生きてきた気がします。 大切なのは、自分がどういう人間なのか、よく考えること。一人になることを恐れず、自分らしくいるための勇気を持ってください。

(かめいし・みちこ) 1974年生まれ。北海道・小樽出身。1997年に東京女子大を卒業後、札幌の情報通信企業に就職 。2000年に退職し、大阪へ移る。2005年、大阪市立大法科大学院入学。2009年、大阪弁護士会に登録。2016年に法律事務所「エクラうめだ」を開設。