坂井貴司さんからの情報。 転送・転載歓迎。
断固とした安倍政権批判報道を行っていた「人民新聞」の編集長がでっち上げ の詐欺罪で逮捕されました。 安倍政権は言論弾圧に乗り出した上、今度は著名な市民運動の活動家の入国を 拒否しています。
民主労総の創立メンバーの一人であった韓国の著名な市民運動の活動家ホ・ヨ ングさん(アジア共同行動韓国委員会代表)が今日24日、関西空港から日本に入 国しようとしました。ところが関空の入国管理局はホ・ヨングさんを長時間事情 聴取した上、入管法第5条1項の4(第4項か?)に該当するとして入国拒否を通告 しました。
私は2007年から郵政産業労働者ユニオンの郵政訪韓団の一員として毎年11月に ソウルを訪れてきました。韓国側で受け入れをしてきたのがアジア共同行動韓国 委員会代表のホ・ヨングさんでした。韓国の労働、市民運動、政治、経済状況の レクチャーの他、運動現場の案内、さらには宿の手配までしてくださいました。 ホ・ヨングさんのおかげで、郵政訪韓を行うことができました。マスコミが報じ ない韓国の民衆運動の息吹を知ることができました。
恩人と言えるホ・ヨングさんを、安倍政権は入国拒否しています。
現在、ホ・ヨングさんは関西空港にいて異議申し立てをしています。しかし、 このままでは強制送還されかねません。 もしそうなれば、これが先例となって、世界中から日本へ来日しようとする市 民運動や労働運動の活動家が入国拒否、強制送還されるでしょう。ノーベル平和 賞を受賞し、現在も活動を続けているマララさんも、日本に入国できなくなる可 能性があります。
私は入国管理局に対して、ホ・ヨングさんの入国を即時認めるよう求めます。 そして、カネを落とす観光客は歓迎しても、市民運動、労働運動運動の活動家 を追い返す安倍政権のご都合主義を強く弾劾します! 坂井貴司