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コルテス議員のスピーチ ―――スタンスが明確な《たましい》こもった生き方の言葉

コルテス議員のスピーチ ―――スタンスが明確な《たましい》こもった生き方の言葉

【全訳】米国史上最年少の女性下院議員がキング牧師ばりの演説


1/26(土) 19:00配信 クーリエ・ジャポン

 

女性、ヒスパニック系、民主社会主義者にして米国史上最年少の下院議員アレクサンドリア・オカシオ・コルテスが、2019年1月19日、ニューヨークシティーのウィメンズマーチで、キング牧師を彷彿とさせる演説をした。クーリエ・ジャポンが全訳でお届けする──。

 

 

こんにちは。ありがとう、ニューヨークシティー
みんな、ありがとう! 

みんな、大騒ぎする用意はいい?
みんな、私たちの権利のために闘う用意はいい?
みんな、アメリカ合衆国では、私たちの国では、誰もが愛され、誰もが正義を受けるに値し、誰もが平等な保護と繁栄を受けるに値すると言う用意はいい?

ここに立ててとても光栄です。

今日、私たちがここに集まっているのが、マーティン・ルーサー・キング・デー直前の週末なのも偶然とは思えません。

というのも、この瞬間、そしていま私たちのいるところは、公民権運動が中断したところからの再開だからだと思うからです。

そのたいまつを前に運ぶため、私たちはここにいます。

というのも、私たちは人種的・経済的正義、人種的・社会的正義を、経済的正義・環境的正義の問題へ、そして私たちの闘いすべての交差性・相関性の課題へと広げはじめているからです。

正義は、本で読む概念ではない。
正義は、私たちが飲む水のこと。
正義は、私たちが吸う空気のこと。
正義は、いとも容易く投票できること。
正義は、女性たちの賃金がいくらかということ。
正義は、母たち、父たち、すべての両親が子供たちと一緒にちゃんと時間を過ごせること。
正義は、お行儀いいのと黙っているのは同じじゃないと確かめること。
事実、しばしば最も正しい行動は、テーブルを揺さぶること。

去年、私たちは投票の力を握りました。
今年、私たちは政策の力を握ろうとしています。
下院を取り戻したからです。
ただ、それは「ステップ1」でしかありません。
今年、私たちはまとまります。
今年、私たちは投票権のために闘います。
今年、私たちは前進しつづけます。

2018年、私たちは下院をとりましたが、これから2020年めがけて、ホワイトハウスと上院もとりにいきます。
誰もが歓迎され、誰も取り残されないところ、アメリカのために前進し、闘う必要があるからです。
今年は歴史的な年ではありますが、ここにはまだ連邦議員になる女性たちがたくさん残っています。市議会議員になる女性たちがたくさんいます。ビジネスを立ち上げる働き手がたくさんいます。未来の大統領もここにいるでしょう。

闘いとは、誰も取り残されないということだと思い起こしましょう。
黒人女性たちの直面する問題について人々が話すのをやめたがるとき、
トランス女性たち、移民女性たちの直面する問題について人々が話すのをやめたがるとき、
私たちは尋ねるべきです──「なんでそれでそんなに居心地が悪くなるんですか」

いまこそ、貧困に取り組むべきときです。
フリント(の水質汚染)に取り組むべきときです。
ボルチモアブロンクス、山火事、プエルトリコについて話し合うべきときです。

これは単にアイデンティティについてのことではありません。正義についてのことなのです。
私たちがこの世界にもたらすアメリカについてのことなのです。

みなさん、ほんとうに、ほんとうにありがとう。みなさんのことをすごく誇りに思います。

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