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2015年5月長崎、DV常習男が内縁の妻をDV殺害

DV/ストーカー事件、リベンジポルノ事件は毎月数多くあります。

私は200件以上とかなり集めています。それを『続デートDV・ストーカー対策のネクストステージ』(電子書籍2015年5月)に載せています。

実態を伝える材料として、予防教育などに使えると思うので、ぜひ参照してみてください。

 

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2015年5月長崎で、DVを繰り返していた 二場(ふたば)勇次容疑者(50)が内縁の妻、中村由美さん(当時41歳)を殺害した。

 

二場容疑者は3交際を始めた月中旬ごろから中村さんに虐待(DV)を繰り返し、低栄養状態に陥らせた。死亡時の体重は、交際当初から十数キロ減少していた。5月に入ってからは火を浴びせたり殴ったりして5月22日ごろ、中村さんを殺害した。二場容疑者が、噴射したスプレーにライターで引火し火を浴びせたりして頭髪を焼いたため、遺体には頭髪が無く、死因は全身やけどによる肺炎と急性硬膜下血腫。

死亡前日、所持金が少なくホテル代を中村さんが支払えなかったため、二場容疑者は知人の男女を呼び出して払ってもらった。この際、知人の男女は、二場容疑者の車の中にいる中村さんが衰弱しているのを見て、「病院に連れて行かなければ大変なことになる」などと指摘した。二場容疑者は「病院に連れて行き、医者にみせる」と約束した。

 その後、二場容疑者は病院には行かず、中村さんを車に乗せたまま同県田川市の旧ホテル跡地の駐車場に移動。同22日午後2時ごろから約1日半、放置した。県警はこの前後に中村さんが死亡したとみている。

 

過去に二場容疑者が前妻に対してDVをしていた疑いがあるとの情報を得ていた保育所側が、中村さんを注意深く観察しており、帽子、サングラス、マスク姿で、顔を隠している中村さんを見て5月8日、「中村さんがけがをしているかもしれない」と通報。これを受け福岡県田川市の市職員がDVを疑い、中村さんの生前に3回、接触を試みていたことが分かった。うち1回は直接面会したが、中村さんがマスクをしていたことなどからDVを見抜けなかった。中村さんはこの間、DV被害を申告しておらず、日常的な暴行により、正常な判断力を奪われていた疑いがある。

5月13日午前、再び市職員が訪問すると、二場容疑者と女児だけがいた。生活保護支給のために必要な書類の提出を求めたところ同日午後、二場容疑者と中村さんが来庁した。職員が二場容疑者に「この女性は誰ですか」と尋ねると「近くに住む人。たまたま会った」と答えた。さらに中村さんに「本当ですか」と聞くと「そうです」と言った。

 

中村さんの知人は5月上旬、二場容疑者による中村さんへのDVについて行政機関に相談。県警田川署はこの情報を把握していた。県警は「中村さんの住所が分からず接触できなかった。市職員と県警田川署員が一緒に住宅を訪ねたが、会えないまま、事件となった。

 

「第三者(保育所側)からDVを疑う連絡があったのだから、市も県警も何らかの機会を得て、女性が正常な判断ができるのか見極めるべきだった。

行政機関は本人からの訴えがないと動ない体質がある。

 

二場容疑者は1993年に、交際中の別の女性に対する傷害致死罪などで懲役10年が確定し服役している。

二場容疑者は、中村さんの他にも今年、DVをしていた。2015年7月に別の交際女性への傷害容疑で逮捕された。この女性が被害を受けたのは2015年3月だが、被害者が被害を警察に申告したのは、二場容疑者が中村由美さんの遺体を遺棄した容疑で逮捕された後の6月下旬だった。 二場容疑者を巡っては、別の複数の女性も「二場容疑者からDVなどを受けている」と県警に計3回、相談していた。

 

一方、知人女性(30)によると、中村さんから5月8日、数年ぶりに電話があり「水

道、ガス、電気が止められそうで、お金に困っているから貸してほしい」と依頼された。「ろれつが回っておらず、おかしいと思っていた。

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