The long and winding road
津村 記久子さんのエッセイで、「正しいことへの道は険しく曲がりくねっている」という表現があった。
それで思い出したのは、ロング・アンド・ワインディング・ロード、という言葉。
懐かしい言い方だと思った。
ビートルズである。
「ザ・ロング・アンド・ワインディング・ロード」(The Long And Winding Road)
以下のような歌詞だと再確認した。
長くくねった道 The long and winding road
長くくねった道が
君のドアに通じてる
いつもそこにあって
ぼくが通るたびに
君へと導いてくれる
いつもそうしておくれ
荒々しい夜に
雨が降り続いて
涙もたまってしまった
泣き続けたおかげで
ひとりぽっちはつらい
きみのところにいきたい
ひとりぽっちのたびに
いつも泣いてたんだ
いつも君を求めてた
わかって欲しいんだ
ぼくは戻りたいんだ
長くてくねった道に
ひとりぽっちはつらい
いつまでもたえられない
ぼくを捨てないでおくれ
ぼくを迎えておくれ
1970年のアルバム「レット・イット・ビー」に収録。作者はポール・マッカートニー。
この曲についてポールは「あの頃の僕は疲れきっていた。どうしてもたどり着けないドア、達し難いものを歌った悲しい曲だよね。終点に行き着くことのない道について歌ったんだ」と語っているとのこと。