『ははがうまれる』 『にじ色の本棚 LGBTブックガイド』
オススメの、素敵な二冊を紹介します。
私が信頼する数少ない、まともなバランス感覚ある人のエッセイ
ぱらっと見たが、「雨ニモマケズ」が「そういうものに私もなりたい」ということで、実はそうでない自分がいるのだという指摘、など、素敵なのがありました。
他、旅について、失敗談の大事さ、子どもの旅のベストテンから教えられること、子どもや認知症の人の怒りをまっとうに受けるべきこと、死ぬなと簡単に言えないこと、孤独でありながらつながること、伝えていくことしかできないこと、余ったジュースを混ぜてじゃんけんで負けたものがそれを飲む罰ゲームの思い出、上手にできて当たり前という受験型優等生のおごり、学校の体育や美術や音楽教科がその楽しさを教えない愚かさ、など。
この人の文章は、安心して読めます。
◆ 原ミナ汰・土肥いつき編著『にじ色の本棚 LGBTブックガイド』(三一書房、2016年)
本や映画、紹介しています。蔦森さんのなつかしい本、レベッカ・ブラウンでしめているところなど、いい感じだと思います。
歴史としてとらえられます。
私たちたちは其のバトンをまた次へつないでいきます。