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労働実態

 

NPO法人労働相談センターがまとめている情報。久しぶりに紹介しておきます。
いつもいつも思いますが、こんな理不尽だらけですね。こういうことに対しては泣き寝入りせず、個人加盟ユニオンに入って戦ってほしいと思います。

 

「解雇・退職勧奨・退職強要」のメール相談事例(2016年2月)のまとめ
NPO法人労働相談センター
全国一般東京東部労組
2016年4月4日

1、 運送会社のドライバーの夫が、突発性難聴で、片耳の聴力を失った。社長から「もちろん運転はさせられない。ドライバー以外の仕事もない」と解雇を告げられた。これは仕方がないのでしょうか。あまりにも夫が気の毒です。

 

2、 会社から「我が社は、他の職員と飲みにもごはんも行ってはならないという決まりがあるのに、あなたは行った。信用できない。会社に悪影響があり、転職した方がいい」と退職勧奨を受けている。監視カメラや盗聴器などで常時社員を監視している異常な会社。パワハラもある。残業も土日出勤も強制。このまま大人しく辞めるのは腹がたつ。

 

3、 社長から全社員に突然メールが送られてきた。「赤字になったのは社長の言う事を聞かなかった社員たちのせいで、全員減給し、3ヶ月後に業績が変わらなかったら全員解雇する」という内容。社長は日頃から言動が極端に一般社会の常識を逸脱している精神状態。このまま減給や解雇された場合の社長の違法性や責任をどう問ったらいいのか。

 

4、 派遣社員。派遣会社に「社会保険に加入させて欲しい」とお願いしたら、担当者から、かなり怒った電話がきた。「別にうちで働いて貰わなくて結構だ。他にもたくさん会社がある」と明らかなパワハラ発言。一週間後、派遣会社から「今の仕事は終わり。一週間後からは行かなくていい」と連絡があり、ほどなくして離職票が送られてきたが、その中には「労働者側からの契約の更新又は延長の申し出がなかった」欄に丸がついていた。提出しないと雇用保険の手続きが出来ないとの手紙も添えられていた。退職願の用紙も同封されていた。

 

5、 某役所で一年毎の契約社員ですでに満5年勤めている。正職員も出来ないデータベースの構築や複合グラフの作成など、高い技能を要求される業務で、役所や職員からの信頼も相当深かったと思います。ところが、先日上司から「もう5年働きましたから、次回の契約更新はありません」と言われた。

 

6、 アルバイトとして7ヶ月、サロンの立ち上げに携わってきた。なんの予告もなく、「本日で辞めてください」と言われた。一週間分の給料を付けるとのこと。解雇理由は「経営が苦しいから」とのことだが、あまりにも急で納得できない。

 

7、 去年新入社員200名が入社して、そのうち今年150名以上が退職する会社。

8、 パート。3ヵ月勤務。人事から「あなたに、この仕事は向いていないと判断したから、辞めてもらう方向で考えて欲しい」と言われた。実際は解雇なのに「自己都合退職」にさせたがっている会社に悔しい。

 

9、 正社員。上司からの罵声とノルマの厳しさに、ついにうつ病になり、正直すぐに辞めたいが、直接会社に言い出す勇気がない。内容証明書などで診断書や退職届を郵送した場合、会社が懲戒解雇にしてくる恐れはないでしょうか。

 

10、 派遣社員。一年前に派遣会社から不当解雇を受けた。弁護士に相談したら「一年前のことなので裁判をしても職場に戻れる見込みはない」「裁判や労働審判は金銭解決による解決しかできない」と言われたが本当か。

 

11、 私は、同僚女性と交際していたが、別れた。その女性が会社に私を訴えてきた。「ひどいことをされた」「強制わいせつだ」というのです。誓っていいますが、私にはまったく身に覚えがありません。彼女と一時期とても仲良かったことは事実ですが、性的関係もなく、もちろん強制わいせつ行為など一切していません。会社は、一方的に彼女の話だけを聞き、「退職を勧奨する。もし自分から辞めないなら懲戒解雇にする」と言い張ります。こんな事が許されるのでしょうか。

 


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