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主流秩序、DV,加害者プログラム、スピシン主義、フェミ、あれこれ

セウォル号問題の映画『ダイビング・ベル  セウォル号の真実』

 

おもしろそうなので韓国ドキュメント映画『ダイビング・ベル  セウォル号の真実』をみてきた。今上映が日本で始まっている。


セウォル号問題の全体像を描くというより、ある民間人が救助のためにダイビング・ベルという装置でかかわろうとすると、秘密を保持したい韓国政府側の人々が救助させない、またマスコミまでがそれに加担してしまうという問題を扱っている。


史上最大の救助をしているというが実際はその不手際を隠ぺいしていた。メディアは真実を伝えなかった。
ここに、真実を隠そうとすする勢力の問題が出ており、主流秩序のありようを扱っている映画だといえる。その点で面白かった。

 

先日紹介した『バナナの逆襲』も主流秩序の上位者に不都合な真実を描いたために映画祭に圧力がかかったということだったが、
今回も全く同じ問題が起こった。
韓国ではこの映画がマスメディアも含む主流秩序への批判になっているので、無視され、プサン国際映画祭でこの映画を上映するな、と圧力がかかり、映画人が表現の自由を守って上映したために、組織委員長の辞任を求め、補助金などをカットしてきて、毎年の映画祭開催が危うくなっているというのだ。

 

つまり、今やプサン映画祭と言えば『ダイビングベル問題のあの映画祭』と世界で認識されている状況だ。

慰安婦問題でも、鯨問題でも、原発でも安保法・特定秘密保護法でも、主流マスメディアは主流秩序の加担者になってしまっている日本と、重なる問題を提起している映画だ。

大阪では28日にまた上映されることになったという。

 

以下、HPなどからの情報

 

“セウォル号報道はほとんど嘘”真実を明かす「ダイビングベル」韓国で公開確定
OSEN |2014年10月07日17時58分

“旅客船セウォル号沈没事件”の真相究明のために制作されたドキュメンタリー「ダイビングベル」(演出:イ・サンホ、アン・ヘリョン)が韓国で今月封切られることが確定した。

「ダイビングベル」は搭乗者476人、脱出者172人、死亡者294人、行方不明者10人の、韓国史上最大の人災となった旅客船セウォル号沈没事件の真実を解き明かすための初めての作品だ。


映画の正式上映前から上映に対する様々な論争が巻き起こり、「第19回釜山(プサン)国際映画祭」の一番の話題となったこの映画は、6日午前11時、釜山CGVセンタムシティーで初めて上映され、ついにそのベールを脱いだ。

映画をめぐる様々な論争が絶えない中、セウォル号沈没事件の解明されていない真実に向けて慎重な第一歩を踏み出したことは確かだろう。熱い関心に支えられ「ダイビングベル」側は7日、「10月の公開を確定し、さらに多くの観客に会うための準備を始める」と述べた。

 

イ・サンホ監督は「できることなら4月16日以前に戻りたいが、それは不可能なことだ。今、私たちにできることは、4月16日当日に戻って改めて再始動することだと思う。論争の多かった作品だっただけに、今の場にさらに感謝している」と述べ、アン・ヘリョン監督は「たくさんの方々にこの映画を見てもらいたい。そして、何よりこのような関心がセウォル号事件への関心につながればと思う」と伝えた。

 

イ・サンホ監督は「皆さんと同じく、僕も彭木(ペンモク)港に到着してやっと事件の真実を知った。メディアに報道されている内容はほとんど嘘で、その背後には自分たちの過ちを隠すための緻密な計画と意図があった。当時、このような真実が埋もれないようにするために、綿密に資料を確保していかなければいけないと思った。そして、時間が経ち、セウォル号事件が急速に忘れられていくのを見て、映画化が必要だと思った。映画的な助力を得るためにアン・ヘリョン監督とタッグを組み『ダイビングベル』を制作することになった」と企画の意図を説明した。


元記事配信日時 : 2014年10月07日16時27分 記者 : チェ・ナヨン