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トランプと橋下 MBSで指摘

 

 

「ゆがんでみるがゆえに気づかない」ということが日本のメディア、テレビ、議論には多いですが、少しでも俯瞰してみれば、橋下・維新のやり方がトランプと同一ということがわかります。基本、橋下・維新を持ち上げてきた関西のテレビで、ようや本質的に橋下をとらえるものが出てきたということでしょう

 

以下では指摘されてませんが、トランプはタブロイド紙に出ることで体臭の人気を得ようとしました。橋下も何とかメディアに取り上げてもらおうと思って動き、メディアはそれで活発化しました。権力をチェックできない日本のメディアでした。


。(過去にも、日の丸問題でMBS女性記者が不当攻撃されたなどのときに、すこしはメディアの中でおかしいというものはありましたが)

「トランプは私の大統領ではない」というデモがあるのはまともです。


以下、永岡さんがまとめたものを紹介しておきます。

 

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永岡です、昨日のトランプ氏のアメリカ大統領選の勝利について、毎日放送のニュース「VOICE」のミニ特集がありました。
 トランプ氏は、ラスト・ベルト、これはさび付いた地帯の意味であり、アメリカの北東部の、かつては鉄鋼や自動車でアメリカの繁栄を支えた場所(補足すると、60年代には日本の自動車はアメリカの車に到底及ばなかったのです)、ここでは、雇用を外国に取られたという白人労働者の不満があり、彼らの支持でトランプ氏の当選であり、トランプ氏は既得権益の打破などを叫び、

そしてこれと似たことをやったのが大阪の橋下氏であり、その大阪も、かつての高度経済成長期~バブル期から落ち込んで、東大阪市は中小企業の町であり、これが大阪のものつくりを支えていたのに、今は海外の安い製品に押されて、あるボルトの会社だと、大量に安い製品を作るやり方(日本が高度経済成長を成しえた原動力)ではやれず、付加価値を高めた少数のものを作っているものの、それでもしんどい模様であり、大阪は日本のラスト・ベルトであり、

そこに既得権益の打破として、橋下氏が維新を率いて躍進して、そして橋下氏は労組や教育委員会を叩き、トランプ氏はクリントン氏を金権政治家として叩いてのし上がり、このような仮想敵を作って叩くやり方は、橋下氏とトランプ氏に似ているとMBSの奥田信幸さんが解説されました。


 ただし、TPPについては、トランプ氏は反対、それも自由貿易の共和党でのことで、他方橋下氏はTPP賛成、自由貿易賛成と言うものですが、司会の西靖さんは、トランプ氏の行方を先取りしているのが橋下氏だと指摘されました。また、弁護士の森直也さんは、両者に共通する仮想敵を作って叩くやり方は、選挙に勝つ手段としてあるものの、その後にしこりが残る危惧を言われました。

 


 ただし、既得権益というなら、橋下氏、金権体質の権化は自民党であり、白紙領収書問題を起こすなどの自民に今日も賛成した維新は、要するに自民の補完勢力でありますが、

要するに、不満がたまっている→ガラガラボン、という危険な志向が両者を支えており、

 

そして大阪の疲弊に橋下氏や維新は責任があり(大阪に本社を置いていた企業の流出を橋下氏も維新も阻止できなかった)、それを万博などで糊塗するのはどうかと思いますが…今の大阪も日本も、外国人観光客により支えられており、しかしかつての大阪は家電メーカーのメッカ、松下と三洋電機(当時)、シャープが個性的な商品で東京のメーカーを圧しており、製造業の衰退は日本の破滅であります、

以上、VOICEの内容でした。