右翼幼稚園、塚本幼稚園の副園長より元保護者に渡された手紙が差別文書であることについて先にブログで書きましたが、
http://hiroponkun.hatenablog.com/
詳しいことがさらにわかってきたのでまとめておきます。国有地払い下げ問題もこの後にすぐまとめます。
赤澤竜也「友学園ヘイト文書配布」2017年 2/18記事を参考に、この問題の追記を書いておきます。
以下の写真が、「韓国人と中国人は嫌いです」という、副園長が、園児の親に渡した毛筆の手紙です。
元園児の保護者Aさん(元在日韓国人で、現在は日本人の夫と結婚して帰化)が副園長から受けとった手紙は実は2通あった。まず最初の手紙には、
「〇〇ちゃんら(園児の名前)にましてや1歳の子にコーラやファンタを飲ませているとききましたが、それでも親ですか。韓国人とかは、整形したり、そんなものをのんだりしますが、日本人はさせません。根っこが腐ることを幼稚園では教えてません」
と書いてあった。もうムチャクチャである。
コーラを飲んでもいいし、整形してもいいし、韓国だけでもないが、それとあわせて、炭酸飲料を飲む=韓国人=だめ、という決めつけをする。日本人ならそういうことをしないという。これだけでも差別文書である。日本人でもコーラ飲むし。
余りにひどいので、Aさんは手紙を書いたが、其れに対して副園長から2通目の文書が来た。
まずAさんの手紙の一部。
「ここからが本題です。副園長先生のお手紙に『韓国人とかは整形したり、そんなものをのんだりしますが』と書かれていましたが、はい、私自身、韓国人です。両親共に韓国人の元育ってまいりました。この手紙を読んで、私は言葉をうしないました。数分かたまってしまいました。私が中学生の時、韓国人だといじめにあった事を思い出しました。副園長先生、どういうつもりで、このようなことを書いたのか分かりませんが、私もショックをかくしきれず、数名の身内の方、そして主人に手紙の内容を伝えました。みなさん、そろって『差別だ!』と言っています。差別するつもりでかいてないのなら、『韓国の方なら』とかまた違った言い方があるんじゃないですか?
ましてや『整形』なんて書いてる事じたい差別です。園長先生が差別はしてはいけないとおっしゃってた事を思い出しました。ご夫人の副園長先生が差別しているではないですか。昨夜は色々と考えさせられることがあり眠れない夜になりました。精神的にまいっています。朝、子ども達の顔を見て幼稚園に行く姿を見て涙が出ました。子どもはこんなにも純粋な目をキラキラさせているのに、私たち大人は何をしているのかと……。
今や日本には大勢の私と同じ様な韓国人がたくさんいらっしゃいます。塚本幼稚園にもきっといらっしゃるでしょう。副園長先生たる者が『私にそれでも親ですか?』と言う前にあなたはそれでも大切な園児たちをお預かりする幼稚園の先生ですか。真の指導、真の先生を育てられる前に、今一度ご自身を見つめ直すことが必要なのではないでしょうか?」
これに対する、副園長からの返事が以下である。
「私は差別していません。公平に子どもさんを預かっています。しかしながら心中、韓国人と中国人は嫌いです。お母さんも日本に嫁がれたのなら、日本精神を継承なさるべきです」
これが前回ブログで書いた「韓国人と中国人は嫌い」発言である。
あきれるほかない。
で、この副園長というのは、園長・籠池泰典の妻である。夫婦そろって極右かつ馬鹿である。バカとはひどい言い方だが、これはまともな保守や右翼の人もあきれるほどの「馬鹿な差別文書」だろうと思う。
コーラはダメで、ご飯と味噌汁でないとダメといい、教育勅語や五箇条の御誓文を暗唱させるというこの馬鹿さ加減には笑うしかない。
園長・籠池泰典氏は、「よこしまな考えを持った在日韓国人や支那人」と書かれた文章を保護者に配布したために、大阪府から事情を聞かれ、行政処分が行われるかもしれないという状況なのだが、
籠池泰典氏は、 「あれは民族差別なんてもんではありません。ウチの学園を攪乱するために、わざわざ支那の人と韓国の人が侵入してきたんです。4年も前から謀略があったんですよ。その保護者たちと(今回の問題を追及してきた)木村さん(木村真豊中市議)が結託していたんです。ですから、それらの人たちとは現在、裁判所で争っています」 と反論を言ったという。
籠池氏は、インターネット上で同園に対する誹謗・中傷があったとして一時期、声明文を掲載。「投稿者は、巧妙に潜り込んだ韓国・中華人民共和国人等の元不良保護者であることがわかりました」などと書き、後に「K国・C国人」としていた。(後で削除)
「韓国・中華人民共和国人等の元不良保護者」という、こういう文章を書く人に、まともな人権感覚や知性を感じるだろうか。
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