映画「メッセージ」
映画「メッセージ」
映画「メッセージ」を見た。面白そうだったから。まあまあ面白い、いい映画だった。
異なるもの、相手が「異質/異文化/わからない」ものであるときのコミュニケーションの問題。それをすぐに暴力でたたくのでなく、平和的に分かり合おう、日常の話から歩よろうとする試みの映画。
監督が「子供のころ、世界のリーダーは知恵のある人と思っていたが、大人になってそうではないと知った。だから、非暴力的な形で世界が話し合えるようになってほしいという理想でこの映画を作った」というような趣旨のことを言っていて、見たいと思ってみて、実際そういう映画だった。
それにしても軍というのは偉そうで、超法規的で、上層部の言いなりで馬鹿だなあと思った。「命令には従わないといけない。」ということを受け入れるような奴の集団が武器を持つ。そこに希望はない。
私は軍隊を廃止し、非武装で行く社会がいいと思う。
それを嗤うような人の知性のなさには、脱力するしかない。
こういう作品を作る人がいることに希望がある。
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映画紹介情報
未知なる飛行物体が伝える、人類に向けた美しくも切ない“メッセージ”
優れたSF作品に贈られるネビュラ賞を受賞したアメリカ人作家テッド・チャンによる小説「あなたの人生の物語」が原作となる『メッセージ』。
ポスタービジュアルに描かれているのは、あたりに何もない野原に突如降り立ち、空中にとどまっている黒い物体。それが何を意味し何がその中にいるのか、謎ばかりだ。 突如現れた未知なる飛行物体“彼ら”が人類に何を伝えようとしているのかを解読しようとする人間たち。言語学者のルイーズはヘプタポッドと呼ばれる知的生命体が、人類にとって平和の使者なのか脅威なのかを判断するために、彼らと接触し言葉を理解してほしいと軍から依頼を受ける。
物理学者のイアンとチームを組み、人間のものとは全く異なる、まるで動く絵画のような異質な言語解読に没頭するうちに、ルイーズは時間が逆行するような奇妙な錯覚に陥っていく――。そして言語の謎が解けたとき、彼らが地球にやってきた驚くべき真相と、人類に向けた美しくもせつないラストメッセージが明らかに。
主演はエイミー・アダムス、監督は『ブレードランナー』の続編を手掛けるドゥニ・ヴィルヌーヴ。
主人公の言語学者・ルイーズ役を演じるのは『アメリカン・ハッスル』『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』のエイミー・アダムス。
彼女とチームを組む物理学者イアン役には『ハート・ロッカー』のジェレミー・レナー。『大統領の執事の涙』のフォレスト・ウィテカーらが出演。 また、『プリズナーズ』『ボーダーライン』などで独特の映像美と世界観が高く評価されているドゥニ・ヴィルヌーヴが本作でメガホンを取る。SF映画の金字塔と言われるリドリー・スコット監督作『ブレードランナー』の続編でも監督を務める、注目のカナダ人監督だ。
© ABImages
【詳細】 『メッセージ』 原題:Arrival 公開時期:2017年5月19日(金) 全国ロードショー 監督:ドゥニ・ヴィルヌーヴ 脚本:エリック・ハイセラー 原作:テッド・チャン キャスト:エイミー・アダムス、ジェレミー・レナー、フォレスト・ウィテカー 配給:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
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