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主流秩序、DV,加害者プログラム、スピシン主義、フェミ、あれこれ

安倍支持者だから、強姦事件の犯人を不起訴にしたのか?――その2 性暴力軽視に抗議して

 

 

この問題の追加情報

詩織さんは、「政権と戦うというより、性犯罪被害について変えたい」といっています。ただし、『相手(レイプ加害者、山口敬之)が政権側の方ととても近しい』という話をされるなど告訴、基礎にあたって障壁があったと証言しています。

 

またこの情報が、テレビニュースやワイドショー、などで(ほとんど?)取り上げられていないのはおかしいと言えます。新聞でもネットでは扱ってますが、紙面での扱いが非常に少ないと思われます。

「スキャンダラス」な話題で真偽がはっきりしないということで、官邸サイドに睨まれるのが怖くて逃げているのでしょう。

しかし被害者がここまで明確に証言しているのですから、独自取材もしてもっとメディアは、逮捕状が出たのに逮捕されなくなったことや起訴されなかったのはなぜか、追及すべきでしょう。加害者が簡単に自分の犯罪を認めないのは当然です。

「性暴力」を軽視している面があるともいえると思います。被害者が勇気をもって告発したことを受け止めるべきです。この被害者が嘘をいっているとは思えません。レイプは、税金が何億円も不当に使われることにまったく劣らないおぞましい犯罪です。菅官房長官の秘書が警察に逮捕をさせなかったとしたら大問題です。

 

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日刊スポーツのインタビュー記事から、一部紹介します。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170531-01832407-nksports-soci

   レイプ被害者は黙っていなければならないのか-。顔を出し、実名で会見に臨んだ最大の理由。「オープンにこの話をしていかないと、捜査も病院も周囲のサポート体制も、社会が変わらない」。

 ネット上では29日の会見の服装について「ボタンを開けすぎ」と批判されたが、想定済みだった。

 「本当に言いたいのは、スカートをはいていようが、何を着ようが、責められる対象にはなってはいけない。リクルートスーツを着てと言われたけど、なんで白いシャツを着て弱々しく被害者らしく映らないといけないんでしょう。普段着で批判されるって、おかしい。そこを変えたかった」

 

 レイプ被害における被害者、捜査のあり方を根本から変えるべきと主張する。強姦、準強姦罪などの性犯罪の改正案では親告罪から、被害者の告訴なしに起訴できる非親告罪となる方向だが「本当に変わるべきは一般的な考え方。こういう事件に遭ったら恥ずかしい、黙っていた方がいい、君が傷つくだけ、と言われる。でもその前から十分傷ついている。なのに周りから『傷つく』と断定されると苦しい」と吐露した。

 

 ホテルの防犯カメラ映像やタクシー運転手の証言などによると、自立歩行できず無意識で「帰りたい」と言っている。翌朝は逃げるようにホテルを出ているのに性行為について「『NO』と取られない。ハードルが高い。認識を変えていかないと」と訴えた。

 

 一部では山口氏が安倍首相に近いことが捜査に影響したと報道されたが「レイプの話は関係ない。分からないパワーはあったかもしれないけど、論点はそこではない」と話す。  

 

「安倍首相周辺から警視庁への捜査妨害があったと思うか」と問われると「(捜査員から)直接的には聞いていない」と語った。しかし、捜査段階ごとにさまざまな「障壁」があったのは確かだった

 「最初は警察で『よくある話』と始まった。事件性の確認後も『今の法律では難しい』となり、次に『(相手が)TBSだから難しい』と言われた。『相手が政権側の方ととても近しい』という話もされた。

ただ、山口氏がTBSを辞めたという話が入った途端(逮捕へ)いけるかもとなった。何なんだろうと思った」

 

 現在の政治情勢から「注目がそちらに行くとは思う」としながらも「政権と戦うというより、性犯罪被害について変えたい」という覚悟が前面に出ていた。

 

 http://www.nikkansports.com/m/general/nikkan/news/1832413_m.html?utm_source=headlines.yahoo.co.jp&utm_medium=referral&utm_campaign=20170531-01832407-nksports-soci

 

事件直前に乗ったタクシーについて、運転手の新証言を明かした。詩織さんの記憶は欠落しているが、運転手は、詩織さんが車に自力で乗り込み、ホテルに行くことを何度も拒んだ後、静かになったと話したという。

   ◇    ◇

 詩織さんは昨年7月22日の不起訴処分以後、事件当時の状況を独自に取材。被害を受けたという15年4月3日夜、山口氏と飲食した恵比寿のすし店から、被害に遭ったホテルまで乗ったタクシー運転手の証言を得たと話した。

 

 運転手は詩織さんがタクシーに「自力で歩いて乗り込んでいた」と証言。証言によると、タクシーをホテルに向かわせようとする山口氏に対し、詩織さんは当初、何度も「駅で降ろしてください」と話していたが、その後、ホテルに行く同意はないまま詩織さんが静かになり、ホテルで降りる時には自力で動けず、山口氏が詩織さんを抱えて降りたという。

 

詩織さんはワインや日本酒を問わず「お酒ですっぽり記憶をなくした経験はなく、被害に気づいて目が覚めた時も、お酒の二日酔いのような状態ではなく、頭がクリアだった」として「デートレイプドラッグを混入されたと思っている」とした。

詩織さんの弁護士は、睡眠薬などの悪用により「他人からは普通に行動しているように見えても本人は覚えていないという症状が出るとされており、状況と合致する」と指摘した。

 

  ◆デートレイプドラッグ 睡眠薬などの薬物服用後、一過性の記憶の抜け落ち症状が悪用され、被害時に抵抗不能で記憶がない状態にさせる目的で使用される薬物。飲み物などに混入される。アルコールとの同時使用では酒類が少量でも、効果が強まるとされる

 

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