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安倍支持者だから、強姦事件の犯人を不起訴にしたのか?――その7 

 

 

官邸のスポークスマン、安倍首相の支援者ということで、山口敬之氏によるレイプを不起訴にした問題。

 

 

http://lite-ra.com/2017/06/post-3211.html

以下は一部紹介

 

 

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中村格警視庁刑事部長(当時)

 

逮捕状の執行を止めた「警察幹部」は、当時、警視庁刑事部長だった中村格氏。所轄が担当していた準強姦罪のような事件で警視庁刑事部長が介入すること自体がこの事件の異常さを物語っているが、さらに疑惑を深めているのが、中村氏が第二次安倍政権発足時に菅義偉官房長官の秘書官を務め、菅官房長官から絶大な信頼を得ている人物であるという点だ。

 

 古賀茂明氏『日本中枢の狂謀』が、“番組放送中に官邸から抗議のメールを寄せたのは中村氏”と明かした。

 

 古賀氏が2015年1月23日の放送でISによる後藤健二さん、湯川遥菜さんの人質事件について、安倍首相が「『イスラム国』と戦う周辺国に2億ドル出します」と宣戦布告とも取られかねない発言を行ったことを批判。その上で古賀氏はこう述べたのだった。

「“私はシャルリー”っていうプラカードを持ってフランス人が行進しましたけど、まぁ私だったら“I am not ABE”(私は安倍じゃない)というプラカードを掲げて、『日本人は違いますよ』ということを、しっかり言っていく必要があるんじゃないかと思いましたね」

 

 この発言に、官邸は大激怒。このとき「菅官房長官の秘書官」が番組編集長に電話をかけまくり、先方が出なかったために今度はショートメールで猛抗議した。

 そして、古賀氏は今回の新著のなかで、この「菅官房長官の秘書官」が中村氏であると示した。

 

 この中村氏からの“脅迫”が決定打となって古賀氏は2015年3月27日放送分を最後に降板に追い込まれた

一方、中村氏はその4日前にあたる23日付けで官房長官秘書官から警視庁刑事部長に異動。そして、翌月3日に問題の山口氏のレイプ事件が起こり、同年6月8日に山口氏を逮捕すべく成田空港に捜査員が待機していたにもかかわらず、中村氏の「鶴の一声」で逮捕状は執行されなかったのだ。

 

 

中村氏は山口氏が不起訴となった2016年7月22日の1カ月後、8月22日付けで組織犯罪対策部長へ昇進し、現在も現職。

 

加計学園問題では、前川喜平・前文科事務次官が在職中の昨秋、公安出身の杉田和博内閣官房副長官から出会い系バー通いを厳重注意されていたことを明かしている。つまり官邸は、指示通りに事をなかなか進めない前川氏を監視し、恫喝の材料にしていたのだ。挙げ句、発覚した内部文書について実名証言する動きを牽制するために、官邸はその情報を読売新聞にリーク。

 

 自分たちの“身内”が起こしたレイプ事件は押しつぶし、かたや前川氏のような自分たちに従わない者は密かに監視する。いま、ふたつの事件を通して、わたしたちは近い未来の社会の姿を見ているのだ。

 非道な性暴力事件が起こっても権力側の「お友だち」なら正当な裁判さえ行われないまま闇に葬られる。権力側にとって不都合な行動・言動を見せただけで監視対象になる。そして、それは誰しもがその当事者になりうるものだということを、忘れてはいけない。

 

 

  • 安倍のべったり記者の家賃130万円

 

 https://www.dailyshincho.jp/article/2017/06071659/

レイプした山口敬之の“家賃130万円”金満レジデンスライフ

 

山口はいまだ表舞台に姿は現していない。

 ***

 東京・永田町の「ザ・キャピトルホテル東急」。この15~17階にはレストランや客室とは別に賃貸フロア「ザ・キャピトルレジデンス東急」がある。山口氏は、ここを生活の拠点にしてきた。

 

 戸数はわずか14。階下にはスパ&プールがあり、月額賃料は平均すると約130万円という物件だ。本人は「親戚が持っている部屋を使わせてもらっている」と周囲に説明するが、そのカネの出所について、

「齋藤さんが借りている部屋を使わせてもらっているという話がありますよ」

 と明かすのは、永田町関係者だ。“齋藤さん”とは、2010年に半導体開発会社「ペジーコンピューティング」を創業した齋藤元章氏のこと。同社と山口氏の関係について、先の関係者はこう続ける。

 

「山口さんはTBSにいるころから齋藤社長と知り合いで、昨年5月に会社を辞める時に顧問のようなポジションを用意されたと聞いています――」

 

  • 検察審査会が動き出す「山口敬之」の準強姦 暴行直後に「君のことを好きに…」

週刊新潮」2017年6月8日号

 

 下腹部の痛みで詩織さんが目を覚ますと、そこには腰を動かす山口氏の姿が。しかも山口氏は、避妊具をつけずに行為に及んでいた。

 直後のやりとりは、以下のとおり。

山口:ごめん。君のことが本当に好きになってしまって。早くワシントンに連れていきたい……。これから7時にチェックアウトをして空港に向かうので、シャワーを浴びたら一緒に薬局でピルを買いましょう。

詩織:とにかく服を返してください。

山口:下着だけでもお土産で持って帰ってもいいかな。いつもは強気なのに困った時は子供みたいで可愛いね。

 

 

詩織さんはこう答える。

「不起訴処分後は暫く塞ぎこんでいました。そこから気持ちを前向きにし、検察審査会に向けて調査を続け、証拠開示にも時間を要したのです」

 

 

 

 

  • 小池氏狙う自民の急所 都議選争点に「レイプ問題」が浮上

 

日刊ゲンダイ2017年6月8日

「やっぱり加計問題が響いている」――。都議選を控えた自民党の候補者が慌てている。自民党への逆風が強まりはじめたからだ。   いま、自民党候補が恐れているのは「加計問題」に加えて、「レイプ問題」が選挙の争点になることだという。もし、「レイプ問題」まで争点になったら自民党は大敗する可能性が高いからだ。自民党都連関係者が言う。 「安倍首相と個人的に親しいジャーナリスト・山口敬之さんからレイプされた、と女性が顔を出して告発したことに対する女性有権者の関心は想像以上に高い。逮捕状が出ていたのに、直前になって上からの命令で山口敬之さんの逮捕が見送られたから、なおさらです。女性有権者の中には『首相と親しいから権力によってレイプ事件が握り潰されたのではないか』と疑い、顔を出して被害を訴えた詩織さんに同情する声も多い。もし、小池知事が『自民党は女性の人権をどう考えているのでしょうか』などと訴えたら、火がつく恐れがある。ただでさえ、自民党国会議員を含めて古い考え方の男性議員が多いから印象がよくない。自民党は戦えませんよ」  

 

 

  • 〈あなたのような素敵な女性が半裸で…〉山口敬之が被害女性に宛てた弁明メール 安倍総理ベッタリ記者の準強姦逮捕状

 

週刊新潮 2017年6月15日号 

 

週刊新潮」が報じた〈「警視庁刑事部長」が握り潰した「安倍総理」ベッタリ記者の「準強姦逮捕状」〉。売れっ子だった山口敬之・元TBSワシントン支局長(51)の立場から見て、記事を「好事魔多し」などと評するムキもあるようだが、異議申し立てをしておかねばなるまい。

当時の中村格(いたる)・警視庁刑事部長が管轄署である高輪署の捜査を邪魔せず逮捕状を握り潰さなければ、山口氏を一躍スターダムに押し上げた『総理』出版(16年6月)も、その後のコメンテーター活動もありはしなかったのだから。

 

 その中村氏ご当人について、さる警察庁関係者によると、

「あれほど自分のことが大きく報道されると思っておらず、結構落ち込んでいたそうです。“有名になると、いろいろ狙われる”とも愚痴っているとか」

 といった反応が聞こえてきたし、彼よりも先輩のキャリア連中のなかには、

「“捜査にかかわることはコメントできないと言うべきだったが、マスコミ対応に慣れていると自負している分、自分が決裁したと言って墓穴を掘ったね”などと冷徹な評価を下す人もいます」(同)

 

 

■杜撰だったというか…

中村氏が「(逮捕は必要ないと)私が判断した」と本誌(「週刊新潮」)の取材に答えたものだから、新聞・テレビの記者はその真偽のほどを本誌発売後、探りに行っている。そのあらましについて、事情を知る記者に語ってもらうと、

 

「“記事の件は、あまりまともだと思わない方がいい。なんで2年前の話が今ごろ出てくるのか、不自然でしょ。女も就職の世話をしてほしいという思惑があったから飲みに行ったのであって所詮男女の揉め事。彼女は2軒目にも同行しているんだしさ。その就職の話が結局うまくいかなかったこととか、最近、山口さんがテレビによく出ているからという、そういうことも(告白の)背景にあるんじゃないの”と、中村さんはこんな感じの話しぶりだったそうです」

 

“物言い”は身内にも及び、

「“高輪署の捜査のまま行ったら誤認逮捕だったかもしれない。自分は逃げも隠れもしないし、判断は的確”とも強調していましたよ」(同)

 

 煎じ詰めると、はしご酒をしたらレイプされても仕方ないとも取れる発言で、法律の問題が男女といういわば文学にすり替わっている。

 

 被害女性はこう話す。

「不起訴という結論が出るまで1年半かかりました。その後、検察審査会の準備を進める中で、週刊新潮さんから取材を受け、こうしてお話しさせていただくことになったのです」

 

 次に、将来の警察庁長官の呼び声高い中村氏を直撃すると、

「(私が彼女に非があると言ったというのは)ありえません、そんなこと! 署の捜査が杜撰だったというか……まあ、あの“個別具体”の事件なんで。明日、ちゃんとお答えしますから」

 などとし、後に広報を通じ、被害女性を誹謗中傷したり署の捜査を非難したことは断じてないと回答した。

 

積み上げてきた高輪署の捜査をちゃぶ台返しした時点で“ザル”扱いをしたに等しいわけだが、実際どうだったのか。

 

まず、2人をホテルまで連れて行くことになったタクシー運転手が、

「(女性から)“近くの駅で降ろしてくれ”って言われたんです。で、降りるのはどの辺にしますかと聞いたら、男の人が“とりあえず駅はあれだからホテル行って。都ホテル”と。(ホテルに着いても)なかなか降りず、結局は抱きかかえて降ろされていた。(後部座席が)汚れているんじゃないかと見たら、後ろのマットに吐瀉物が。消化されない状態でドバッと、お鮨の臭いがして。そんなに未消化で残るのって珍しいなと思ったものです」

 

 と語る中身には真率な響きがあるし、

その後の動きについては監視カメラの映像が捕捉している。これを見た、彼女との交際が7〜8年になるという知人は、

 

「山口がタクシーから降りて、ちょっと時間が経ち、中から彼女を引きずり出すシーンと2人がロビーを通過していく場面です。山口が抱きかかえる感じで、彼女の身体が曲がっているというか、力が全く入っていないのを引きずって行くように。私はそんな彼女を一度も見たことがありません」

 と明言し、こう継ぐ。

 

「彼女自身は酔ってもそういう風にならないし、かなりの量を飲んでも大丈夫。ほとんど面識のない人(山口氏とは3度目)と仕事の場でのお酒であれほどになってしまうというのは薬以外にないと思う。彼女は“近くの駅で降ろして”と話しているから運転手にとって『意識がない人』という認識はない。けれど彼女にはその部分の記憶がまるでない。もう想像しただけでぞっとします」

 

■山口氏の弁明

その一方で、事件後に山口氏が被害女性に宛てたメールから概略を引用すると、

〈私は私のスーツケースの中やパソコンに吐きかけられたゲロを袋に片付けて濡れタオルで拭いて、トイレにあなたを見に行くと、あなたは自分がトイレの床に吐いたゲロの上で寝込んでいた。私はあなたをゲロから剥がして、あなたを部屋に移してベッドに寝かした。トイレに戻って吐き散らかされたゲロをシャワーで洗い流して、部屋に戻るとあなたはすでにいびきをかいて寝ていた。私はあなたの髪の毛などについた嘔吐臭が耐えられなかったので別のベッドで寝ました〉

 その後、

〈あなたは私の寝ていたベッドに入ってきた。その時はあなたは「飲み過ぎちゃった」などと普通に話をした。だから、意識不明のあなたに私が勝手に行為に及んだというのは全く事実と違います。あなたのような素敵な女性が半裸でベッドに入ってきて、そういうことになってしまった〉

 

 しかしホテルの関係者は、

「客室に2つあったベッドのうち1つしか使われた形跡がなかった。しかも、そのベッドには血痕がついていた」

 と証言しているというのだ。果たして、ベッドは2つとも使われたのだろうか。

 

 山口氏にはこの点や避妊具なしの性交について質しているが、それには答えようとせず、

「法に触れる事は一切していない。法に触れる事をしていないので起訴を恐れる必要も意図も全くなく、その通り不起訴という結論が出ている」

 という弁明を続けているが、本当に起訴を恐れることはなかったのか。

 

 

■同意の上だと言うのなら

というのも、彼の代理人弁護士が示談を求める姿勢を見せていたことがわかっているからだ。そこから窺えるのは山口氏側が起訴を避けたかったという点だ。親告罪である準強姦罪は被害届を取り下げさえすれば訴訟条件を欠くので起訴できなくなる。その撤回のため、カネをチラつかせた時期があったということになる。このあたりの“心模様”について、強姦事件に詳しい三平聡史弁護士に解説してもらうと、

 

「裁判になって日々多大な時間と労力をかけ、それでも勝てなかった場合は準強姦で有罪判決になり、前科がつきます。勝って無罪になっても、家庭や職を失うこともありますし、成功報酬とそれまでの裁判費用で結構な額がかかります。男性は、強姦だと言われて思い当たる節が少しでもあるのであれば、できるだけ早く・安く問題を解決するために示談の交渉をしたいと思うのが普通でしょう」

 そして、こう付け足す。

 

「準強姦で訴える場合、女性側は心神喪失で抵抗できない状態にあるという前提なので、“拒否したのに無理やりされた”などとはっきり証言はできない。裏返すと、男性側の反論の余地が大きくなるわけです。時間もお金も労力もかけるメリットが女性側には皆無なので、準強姦の訴えがデタラメだというのはほとんどないと思います」

 

 最後に、被害女性の知人の言葉を再び引こう。

「彼女は事件翌日の昼間に予定は何もなかった。なのに、早朝に独りでまるで逃げるようにしてホテルを出て行く映像が確認できます。山口が同意の上だと言うのなら、彼女はなんでそう振る舞わなきゃならなかったんでしょうか」

 

 

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