障がい者差別したバニラ・エアを擁護する奴らが多いという問題

車いす客に自力でタラップ上がらせる。米国なら会社は多額の賠償金を払わねばならないでろう、明確な障がい者差別。 現場の職員の人権意識の問題で、「そういう規定だったから職員は悪くない」というのではなく、規定も問題だが、その規定があっても違う対応をすべきだったのに現場で間違ったことしかできない職員の応用力のなさ、差別意識、の問題。つまり人権意識がない。 よってそこにいた職員が処罰されるべきだし、会社は賠償金も払うべき。 同社の松原玲人（あきひと）人事・総務部長が「やり取りする中でお客様が自力で上ることになり、職員は見守るしかなかった。」という言い訳は間違い。

で、それだけの明白な問題だからわざわざ触れないでおこうかと思ったら、ところがどっこ、なんとネットでは当該の障がい者を批判する声がたくさんあるというではないか。 びっくり。 で、やっぱりここまで来ているか日本、と思い、ほかの問題とつながる同じ問題の根っこだなと思った。

まさに安倍を支持するような「人権意識もなく、すぐに人をねたみ、足を引っ張り、文句をつけ、自己責任だといい、人権を嫌い、民主党共産党・左翼的なものを嫌うような人々」が多くいるということ。

サヨクというほどでもないが、ネットには、もう自動的に人権とか民進党とか、サヨク的なものをかぎ取って、「何でも逆」の暴言を言うような奴らが大量に居る。愚かしい人々だ。

まともな教育を受けていない、環境が悪い、その結果安易に「人権的なものに反発することで自己満足するアイデンティティを持つ、匿名の弱者」である。（そういう人が高学歴とか高収入ということもあるがそこは問題ではない）

この半身不随で車いすの男性が旅行好きで１５８カ国・世界各国を回っているというのが気に食わないやつが多いらしい。そして安い航空会社だから仕方ないとか、この男性が意識的に事を起こしたクレーマーだとか批判している。 事前連絡なしでも旅行できて当たり前だし、これで問題点が浮き彫りになったからよかったのであり、いい活動だ。

それをクレーマーとしか見れないのは、労働組合が交渉することも認められない人だろう。社会的弱者が様々な活動を通じて社会を変えていくその試みを良いものと見れない人々。どの時代にも未来を見れない人が抵抗する。

安倍時代。日本は今、新しい時代の手前で停滞し、逆戻りしようとする人が多くいる。

＊＊＊ 悲しくなる、笑えるほどの無知な意見。 以下のようなトンチンカンな、あるいは人権意識ゼロのバカな意見が続いている。

「バニラ・エアかわいそう　事前連絡なしで当日強行して乗り込んで挙句クレームとか地獄のような展開」

「バニラ・エアってLCCじゃん……安い所には安いなりの理由があるんだよ……」

「これは正しく「差別の当たり屋」案件。唯一対応未整備な奄美空港を狙ったことも、事前連絡一切なしも這い上がったことも、ガッツリ本人の名前も研究所名…（以下略）」

「車椅子に乗ってた客が車椅子から降りて勝手に「自発的」に乗ろうとしたところを乗務員が止めただけでしょ？　客が圧倒的に悪い。」

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