ソウルヨガ

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首相の“こんな人たち”発言の意味――「こんなサヨクのやつら」

安倍の「こんな人」発言には、批判もあるが、首相の演説が邪魔されたからそういうことをした人たちという意味で別に問題ないと擁護する人もいる。

官房長官は、記者会見で、またまた感情的に首相を擁護した。もう安倍政権の正体がバレバレだ。

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***** 、安倍首相が都議選の応援演説中に浴びせられた“安倍退陣コール”を受けて「こんな人たちに負けるわけにはいかない」と発言した。 それに対して首相は一切謝罪も取り消しも釈明さえしてない

そして菅官房長官は、記者会見で、首相発言に対して、「民主主義国家ですから、選挙運動というのは自由だ。許容の範囲というのはあるし、きわめて常識的な発言じゃないですか。そうした発言を縛ること自体あり得ないと思う。(政権批判の声は)人の発言を妨害するようなことだったので、総理はそういう発言をされたと思う。そういう人たちを含めて、日本は民主国家ですから。そういう中で発言をしたわけだ。(総理発言が問題とは)全く思っていない。」などと言って擁護した。

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しかし、安倍のこれまでを見ていればわかるが、自分に対抗する人・勢力は敵とみなして攻撃するしか能のない人である。トランプと同類の思考の人。 人物の器、深みとして非常に浅く、相手と真摯に議論するとか、中道も取り込もうと妥協するといった余裕もない。

だから自分は「日教組」と言ったり「フェミニストは国家を破壊する」とみてジェンダーフリー攻撃をしてきた。

自民党議員は多数にかまけて無茶苦茶ヤジを国会でも飛ばすのに、それは問題にせず、自分が少しやじられるとそれを問題にして時間稼ぎ、論点ずらししてきたような小粒。

敵をうならせるような深みもすごみもない。虚勢だけの人物が安倍だ。

それが分かっていれば、今回の「こんな人たち」というのも、加計学園・もりともなどでうそを言って隠していることに国民が怒っているとわからず、共産党とか左翼活動家の一部がやっているとしか見れないf:id:hiroponkun:20170705002332p:plain

だから「こんな人たち」というのは彼の気持ちとしては「こんなサヨクのやつら」という意味だったのだ。 ネトウヨと同じ程度の思考レベルなのだ。

相手が誰かも調べず、反対する勢力には「こんな人」「サヨク」「敵と通じたスパイ」「国家破壊者」「テロリスト」「過激派」などというレッテルをはる。 古今東西、だめな権力者がよくしてきたことだ。

その先には秘密警察・公安などで調べて、共謀罪で、治安を揺るがすものとして逮捕していく流れとなる。

そういう世界観のものが政権を批判するものを「こんな人たち」=「こんな奴ら」とみなす。国会の前で反対する人々、日本中デモや集会をする人が皆、「こんな奴らには負けられない」という対象なのだ。

慰安婦問題で当事者の側の運動も、憲法9条を守って非武装中立を目指す平和運動するものも、反原発運動するものも、沖縄への基地押しつけに反対する人も皆、安倍には「「そんな奴らに負けてられない」と思う対象なのだ。

だから右翼には喜ばれるが、それ以外には危ない人と思われる。

今回は、問題ある大臣も切らないで色々積み重なってきて、首相の資質にほころびが見えてきたので、タレントの坂上忍カンニング竹山といった人たちにさえ、

「立場のある人間こそ、反対意見やヤジが飛んだとして、まともに相手しちゃったらその時点で負け。まともにケンカしちゃったのにびっくりした」 「(安倍首相に)発言の自由はあるけど、一般人にも発言の自由がある。(安倍首相は)国の最高権力者ですよ。これ同じなんですかと聞きたい。だって重み、圧力が全然違いますよ」 などと言われる始末。

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