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米国女性誌編集長が 「若さが美しいという考えを見直すべきなので、もうアンチエイジングという言葉を使わない」ということを宣言した。
これは美の秩序、若さ秩序、ジェンダー秩序を見直そうという動きの一つ。 しかし主流秩序を疑わない人は、その問題提起を深く受け止めないで今まで通り生きていくだろう。
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米国の女性誌「アルーア(allure)」の編集長が2017年8月、「アンチエイジング(老化防止)という言葉はもう使わない」と同誌のウェブサイトで宣言した。同誌は美容特集などで知られる月刊誌。年齢を重ねることを否定的にとらえる米国の風潮や美容業界のあり方に、一石を投じた。
同誌のミッシェル・リー編集長は「編集長からの手紙」と題した文章で、「アンチエイジングという言葉によって、『加齢とは戦わなくてはならないもの』というメッセージを強めている」と指摘。
ある年齢(35歳)から下り坂になるという考え方に疑問を投げかけ、「美しさとは若者だけのものではない。『彼女は年のわりにはきれいに見える』ではなく、ただ『彼女はすてきだ』と言ってみてほしい」と呼びかけた。
最後は「一夜にして変わるわけではないが、まずは会話を変えることから始めてみよう」と結び、若く見せることに価値を置きがちなファッション業界や美容業界へ「再考」を促した。
「アンチエイジング」という言葉は日本でも美容業界などで広く使われている。
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