ソウルヨガ

主流秩序、DV,加害者プログラム、スピシン主義、フェミ、あれこれ

すなおに「こう見ることもできる」という話

日本のメディアや政治の偏りを明らかにするために、このように見る意見も素直に受け止めることも必要でしょう。 どんな政治的声明にも、その裏があるとしても。

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坂井貴司です。  フェイスブックからの転載です。

 朝鮮民主主義人民共和国外務省は、トランプ大統領エルサレムを正式にイス ラエルの首都と認定したことに対して、パレスチナ人民を踏みにじる暴挙である と声明を発表しました。そして共和国はパレスチナ人民に確固たる支持と連帯を 表明する、としました。

 日本のマスコミやネトウヨは、この声明の中の「老いぼれ」という単語だけを 大きく取り上げて、「汚い言葉で米国大統領を罵るならず者国家」と叩いていま す。

 「老いぼれ」と言われて当然の暴挙を行ったのはトランプ大統領の方です。ア メリカ歴代の政権で最もイスラエルよりと言われたクリントン大統領でさえ行わ なかったエルサレム首都認定をやってしまいました。世界中で戦乱が起こるよう なことをしました。  これを非難する朝鮮民主主義人民共和国の態度は当然のことです。  そして、我らが安倍首相は何も言っていません。憂慮するという声明すら出し ていません。これがパレスチナを始め、アラブ諸国イスラーム世界から失望を 買っています。  どうも安倍首相はエルサレム首都認定を黙認する腹づもりです。  朝鮮民主主義人民共和国拉致問題や人権侵害を声高に非難するくせに、イス ラエルがパレスチナ人に対して行っていることには何も言わない安倍首相です。

 以下が共和国の声明です。

 なお、共和国はエルサレムとは言わず「クドゥス」と呼んでいます。  イスラーム教やキリスト教を信仰するパレスチナ人の言葉であるアラビア語で、 「聖地」という意味です。  ここにも、パレスチナ人を尊重する共和国の態度が現れています。

 これも日本人が知らされていないことですけれど、朝鮮民主主義人民共和国は、 一貫してパレスチナ解放闘争を支持し、支援してきました。

 いち早くパレスチナ解放機構PLO)を、パレスチナを代表する国家組織である と承認し、平壌PLOの大使館を設置しました。PLOに対して資金や物資を送りま した。PLOに武器を供与しました。共和国で軍事訓練を行ったことがあります。パ レスチナ人難民への援助も行いました。インティファーダを支持しました。  それで故ヤーセル・アラファトPLO議長が平壌を訪問して、故金日成主席と固く 握手したことがあります。

 共和国は、イスラエルのガザ、ヨルダン川西岸占領、イスラエル軍の支援のも とで起こったサブラ・シャティーラ虐殺事件を激しく非難してきました。イスラ エルのゴラン高原併合も認めていません。

 国連加盟後は、パレスチナ暫定政府のユネスコ加盟に尽力しました。イスラエ ルを弾劾する決議案の採択を常に支持しました。

 ですからパレスチナ人の朝鮮民主主義人民共和国に体する評価は高いものがあ ります。

(ここから)

朝鮮外務省代弁人がクドゥスをイスラエルの首都に認めた米国を糾弾

平壌12月9日発朝鮮中央通信】朝鮮外務省のスポークスマンは、米国がクド ゥスをイスラエルの首都に認めることにしたことで9日、朝鮮中央通信社記者の 質問に次のように答えた。

クドゥスをイスラエルの首都に認めて米大使館をクドゥスに移すことにした米大 統領トランプの決定は、国際的合法性と国際社会の一様な意思に対する公然たる 無視、冒とくとして、世界的な糾弾と排撃を受けて当然である。

クドゥスの地位問題は鋭敏な問題として当然、パレスチナ人民の民族的権利の回 復と中東問題の包括的で恒久的な解決を通じて公正に処理されるべきであろう。

神聖な国連舞台で一主権国家の「完全破壊」を言い散らした老いぼれ狂人である と思えば、今回の措置が別におかしいことではないが、これを通じて世界は果た して誰が世界の平和と安全の破壊者であり、国際社会のならず者であるのかをよ く分かるであろう。

米国に対する期待を捨てられずにいる一部の国も、米国の正体をはっきり知るこ とになったであろう。

米国は、自分らの無謀な専横によって中東地域に招かれる緊張と不安定の結果に 対して全責任を負うことになるであろう。

われわれは、自主、平和、親善の対外政策的理念から米国の今回の措置を強く糾 弾するとともに、自分の合法的権利を獲得するためのパレスチナ人民をはじめア ラブ人民の正義の偉業に確固たる支持と連帯を表す。---