笑えるほどおろかしい!
国際芸術祭「あいちトリエンナーレ2019」で展示されている「平和の少女像」に対して、撤去要請の動きがあり、政治家が出てきています。予想通りです。
河村市長は大村秀章愛知県知事に展示の中止を求めると記者団に明らかにしました。
それで私は、あいちトリエンナーレに以下の意見を送りました。
応援メッセージ送り先
あいちトリエンナーレ2019」(愛知県県民文化局部文化部文化芸術課トリエンナーレ推進室内)
住所:〒461-8525 愛知県名古屋市東区東桜1-13-2 愛知芸術文化センター内
TEL:052-971-6111(代表) FAX:052-971-6115
E-mail:triennale@pref.aichi.lg.jp
公式Webサイトアドレス:http://aichitriennale.jp/
**********
以下の意見を送りました。
あいちトリエンナーレ様
愛知県県民文化局部文化部文化芸術課トリエンナーレ推進室内
はじめまして。私は大学で教員をしている伊田広行というものです。ジェンダー関係、DV関係の著作を出しているもので、講義の中や過去論文で慰安婦問題にも言及してきました。
そんな中、企画展「表現の不自由展・その後」がなされていると知って、いいなあと思っていました。朝日新聞の津田大介さん「実物見て、判断する場を」
というインタビュー記事も見て賛同していましした。
そういうなか、河村市長があいちトリエンナーレに、表現の不自由展の作品、「平和の少女像」に対して、中止要請を出したと聞き、驚いています。
まさにそれこそが、この企画のテーマで、それを政治的な立場あるものがいいだすとは、とほほです。
いま、韓国に対して、一部政治家が徴用工問題や慰安婦問題を底流に「韓国は約束を守らない」などといい加減なことを吹聴して多くの日本人を『反韓』に誘導しています。
そのなかで、芸術を通じて世界中の人が相互に理解しあい寛容に認め合うことが求められていると思います。
一部のナショナリスティックな政治家の意識におもねることなく、この企画を維持されることを強く希望いたします。
異なる意見を許容せず、相手を馬鹿にするようなスタンスは暴力です。私はDV問題を解決するためにも、そうしたレベルであらゆる暴力に敏感になることを求めて活動し、DV加害者更生プログラムを大阪でしています。