ソウルヨガ

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コロナ対策 頻回検査体制と行動制限をなぜ言わないのか

コロナ問題の基本視点

 

世の中、思考停止しておかしなことをのたまう人だらけになっている。

救急車を呼んでもなかなか来ない、来ても搬送先がなかなか見つからず、先日は救急隊が100件以上電話しても搬送先がみつからないといって帰ってしまい、患者は自宅に放置、そして死亡という事例が出た。7月25日から31日の間で、救急搬送困難事案は6307件と過去最高になっている。

新型コロナ第7波による医療ひっ迫に、あたふたしているが、「徹底して外出などを制限することと検査の頻回保障」を言わない。そうではなく専門家たちが「病院に行くな」「もう検査するな」「救急車を安易に呼ぶな」「全数把握しない」など間違った対症療法を言っている。おかしい。

関連学会のものたちや尾身氏ら政府文科会関係者が政府や国民にコロナ対策の変更提言を言っているが、今まで政府と一緒になってまちがった対策をしてきた責任を取らず、今回も根本対策を言わずマヌケな提言になっている。病院がいっぱいだから来ないでねと言っているだけだ。

三浦瑠麗は、新型コロナ第7波による医療ひっ迫に「メディアがやってきたことの当然の帰結」と非論理的なことを言い、怖い病気ではないと言い続けている。

それらに影響される人が多い状況。メディア含め、大多数が、「経済との両立大事で、ウィズコロナで、外出・行動制限しないのは当然」と思考停止している。

 

ワクチン接種がかなり広がって死亡率などが何とか低く抑えられているが、それでも感染者総数が増えて死亡者が増えてきている。それなのに、死ぬ人が1日に100人超えているのは仕方ないと考えている。酷い社会だ。

 

改めて確認。

全体の感染者数を減らすことが一番大事で、そのためには行動制限をするのが必要である。そこを考えず思考停止し経済との両立だという決まり文句で感染者が増えることを止めないことが問題。

感染者が増えて熱中症患者も増え、医療現場が危機的状況になっていることに対し、尾身などは、もう病院に来ないでくれ、といいだし、事実上一部人が死んでも仕方ないと言い出している。国見の意識を変えていけと責任逃れをしようとしている。

高齢者の施設での感染者を、治療できる病院に搬送するのではなく、その場に残して、それで死ぬのを待つしかないと言っているのだ。事実上トリアージをしている。それは緊急事態で災害的で、あってはならない異常な事態なのであるが、その自覚がない。

 

病気で苦しんでいるものを見捨てるようなことは社会的にトリアージしている事だという自覚がない。人によるとトリアージは仕方ないとか言っている。人が死ぬこと、苦しむことを容認していることであり、自分や身近な人がそうなったらという想像力を持てない世界観の人だ。そんなひとは罹患して苦しめばいいとおもう。

 

これは結局、体力や力の強いものの発想である。病気で死ぬかもしれない人など自分には関係ないと思うひとたち。一定数が死ぬのは仕方ないと言い放てる感性。経済というカネを優先し高齢者や弱者・病人の命を軽視しているということ。

 

徹底してあちこちで何度も(無料あるいは安価で)検査ができるようにし、それによって陽性だと分かったものは症状がなくてもとにかく行動を制限することが必要。これを増やすことが一番大事。そのためにも検査がどんどん簡単にできるようにすることが大事。

 次にとにかく全体に行動制限をかけ最大の注意をうながし、危機的状況だ、コロナは怖い病気だと伝え、軽視するなと言い、飲食をはじめとし様々な人の交流を制限することが必要である。だがそれをしないで、どんどん出てもいいですよと言って、スポーツ観戦も祭りも学校行事も無制限にさせている。感染者が増え死者が増えるのは当然である。

 

緊急事態制限など政府が行動制限をすると、経済が止まって困る人が出て、補助金も多く出さなくてはならないので、したくないという発想で、思考がとまってしまっている。

痛みを伴わない簡単な解決策はないのであるから、経済が停滞しても、補助金額を低くしてでも、今は感染者を抑える努力をすべきである。

「行動制限するな」「するなら金よこせ」と文句が出るだろうが命を重視するならそうすべきである。不正も含め、補助金依存の者たちがいるが、痛みを分け合うためにも無制限には税金が出せない。補助金的な経済保障の額は減らしてでも、今は感染者を抑える施策をとるべきである。

 

「コロナは怖い病気ではない」「風邪やインフルエンザと同じだから二類を五類分類にすれば解決する」「コロナは弱毒化している」『ゼロコロナでなく、ウィズコロナだ』という話では全くない。

尾身など「専門家」と自称する者たちの責任は大きいのに、まるで政府がダメで自分たちがいいかのような欺瞞的態度をとっている。

政府も専門家もメディアも、誰もが毎週調べられるほどに検査を簡単に出来るように増やすと同時に、社会的な行動制限をするということをちゃんと言わない。

結局は弱者の命よりも金カネ重視。強者の論理がまかり通っているが、その自覚がない。主流秩序に毒されて自分で考えない人が多くなっていることの一現象である。