ソウルヨガ

主流秩序、DV,加害者プログラム、スピシン主義、フェミ、あれこれ

プエルトリコ人をごみと呼んだトランプ支持者 その顛末

  • トランプの集会でコメディアン(トニー・ヒンチクリフ氏)が差別的言辞を発した。「君たちが知っているかどうか分からないけど、海の真ん中に文字通りゴミの浮島があるんだ。プエルトリコって言うんだと思う。」。あた、トニー氏は他にも「ラテン系の人は子どもを作るのが好き」など、 ヒスパニック系の人々に対する差別的発言を行った。この発言があった集会に対してトランプは 「あの集会はまるで愛のフェスティバルのようだった。それに参加できて光栄だった」と発言。
  • ジェニファー・ロペス、歌手ルイス・フォンシらが相次いで反発したが、トランプは集会でのこの発言に批判も謝罪も撤回もしていない[1]。コメディアンでポッドキャスターのヒンチクリフは、彼を批判する人たちが「ユーモアを理解していない」とXで反論した。
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  • バイデンが批判したことに関するメディアの歪み
  • バイデンがいったのは、プエルトリコ人をごみといって差別すること(それを言ったコメディアン、それを支持する人たち)を批判する意図で、「私の知っているプエルトリコ人、少なくとも私の地元、デラウエア州プエルトリコ人は善良で誇り高い人々です。本当の“浮かんでいるごみ”というのは、彼(差別発言をしたトランプサポーターであるコメディアン)の発言のほうです。悪者扱いなど許せません。アメリカ人のやることではありません」といった。
  • 文脈全体をみればそういう意味であるのは明らかである。ただ、部分だけを切り取ればトランプ支持者たち」とうけとられかれない表現ではあった。

トランプ支持者全体をゴミだとは言っていないのに、トランプは意図的に「トランプ支持者をゴミと呼んだ」と煽っているだけなのである。トランプはごみ収集車に乗ってごみ収集者の服装で、「トランプ支持者をごみと思っているのが彼らの本音だ」と選挙戦で利用しているのである。

 

私は、人権の視点を基本とすべきと思うので、プエルトリコ人をゴミだというような主張やそれを言う人、およびその主張を支持する人(ジョークだといって笑う人)は酷いと思うので、「プエルトリコ人をごみと言っている、そういう人こそゴミだ」という批判はあってもいいと思う。

だが浅い報道は、ただ、両者の対立とだけ報道(どっちもどっちだ)するので、日本でも米国でもそう理解する人が多くいる状況である[2]

トランプ自身も、ヘイリー前サイスカロライナ州知事からトランプの首魁での人種発言や女性蔑視の発言で女性有権者から見限られる恐れがあると警告している状況で、自分は無茶苦茶な人権侵害の発言やハリスを支持する人をこき下ろしながらのこの態度である。

 

[1] トランプの陣営は、批判を受けた後の声明で「プエルトリコに関する発言は、トランプ大統領や選挙陣営の意見を反映するものではない」と表明したが、トランプ自身は差別発言批判はしないまま。

[2] 印象は翻訳の仕方にもよるのであって、「私が目にする唯一のごみはトランプの支持者らだ。トランプがラテン系を悪魔のように扱うのは受け入れ難い」と述べた、というような報道があった。日本語への翻訳者の力量や思想によって訳し方は変わる。発言を「supporter’s」ととるか「supporters」ととるかで意味は違ってくる。日本では低レベルの応酬だとまたまた中立主義報道ばかりであった。

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以下、ほんの一部だが、トランプ側の問題発言

 

  • トランプ氏支持者ローラ・ルーマー氏(120万人のフォロワー)が、ハリス氏が勝てば「ホワイトハウスがカレーの匂いになる」「ホワイトハウスの演説はコールセンター経由で進められ、アメリカ国民は誰も理解できないような顧客満足度調査を通してしか、演説に対する意見を伝えられなくなるだろう」と発言。イスラム教徒を「野蛮人」と呼び、2019年のニュージーランド・クライストチャージでのモスク銃乱射事件について「どうでもいい」と述べ、移民の死亡事故を喜ぶコメントを投稿したこともある。
  •  スプリングフィールド市を巡ってSNSで、「住民のペットやアヒルなどの野生動物がハイチ人に食べられている」という真偽不明の情報が拡散し、バンス上院議員も「この国にいるはずのない人々によってペットがさらわれ、食べられているという報告がある」と投稿し、そのごトランプがテレビ討論で之を繰り返した。たABCニュースの司会者が当局に事実確認し、根拠はないと訂正を求めても、トランプ氏は「テレビに出た住民が犬を連れ去られ、食われたと言っていた」と言い張った。討論会後にはスプリングフィールド市に爆破予告が相次ぎ、市庁舎や学校が閉鎖を余儀なくされた。その後のユーガブ社の世論調査によると、、トランプ支持者の計52%が「間違いなく本当」「おそらく本当」と回答した。
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  • 9月のペンシルベニア州での2時間弱の演説で10回余り、不法移民の一部は「凶悪」だと繰り返し、児童虐待者や麻薬の密売人、女性の人身取引に関わっていると発言。どぎつい表現で何度も不法移民をののしった。
  • アメリカのトランプ前大統領は激戦州での9月の演説でハリス副大統領について「生まれながらの精神障がい者だ」「精神障がい者でなければこのようなことが起こることを許すはずがない」などと述べた。「ジョー・バイデンは精神障がい者となった。ハリスは生まれつきそうだった。彼女は生まれつきなんだ」 「ハリス氏が私たちの国境を消し去った」などと発言。
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  •  大統領選終盤になって、トランプ氏は、米国の国境全体を越えて移民が押し寄せ、合衆国市民を大量に虐殺しつつあるという根拠のない主張を展開。「この連中はあなたののどを切り裂いて、翌朝にはそのことを考えようともしない最高レベルの殺人者たちだ。若い女の子をつかまえて彼女の両親の前で切り刻む」と語った。移民を「殺人者」「テロリスト」などと呼んでいたが、その後は、米国の女性が移民による犯罪の犠牲者になっていると根拠のない説明をする上で、「どう猛」「捕食者」などとおぞましい表現を用いるところまでいった。ある米国の小さな町を「荒れ果てた難民キャンプ」ともいった。不法移民と合法移民の境目をあいまいにし、移民が合衆国市民をレイプや略奪、盗み、不法占拠、殺害の対象にしようとしていると訴え、彼らは「あなたの台所に侵入してのどをかき切る」と断言したりしている。
  • 共和党副大統領候補のバンス氏は、民主党支持者が多い巨大IT企業を敵視し、AIが生成する文章や画像が「左派的だ」と訴えた。 生成AIを巡っては、対話型24種類を政治的立場の判定テストにかけたところ、中道左派の傾向があったとの研究もあって、バンス氏は6月、グーグルのAIが女性のローマ教皇や黒人のバイキングなど「多様性」を取り入れ歴史的事実と異なる画像を生成したと指摘し、AIはウオーク(意識高い系)の思想に沿っていると批判した。
  • トランプなどの発言を受けて、共和党議員クレイ・ヒギンズ氏がXに「大爆笑。このハイチ人たちは野蛮だ。ペットを食べたり、ブードゥー教を信じたりしている。西半球で最もひどい国で、カルトやふざけたギャングもいる」「こういう悪党は全員、1月20日(次期大統領の就任式)までに頭を冷やして国から出て行け」と投稿した。批判が出たが、共和党のマイク・ジョンソン下院議長は「親しい友人」であるヒギンズ氏を擁護した。
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  • 五―ロン・マスク氏は、24年9月29日、「トランプが勝利しなければ、今回が最後の選挙になるということをほとんどのアメリカ人は理解していない」とXに投稿。移民から民主主義を守ることができるのは「トランプ氏だけだ」と主張。 マスク氏は、民主党政権は「選挙結果を変えるために、移民を激戦州に送り込んで市民権を与えている」とも書き込んだ。
  •  フロリダ州などで大型ハリケーン「ヘリーン」や「ミルトン」によって多くの犠牲者が出たが、これに関して、トランプ前大統領やイーロン・マスク氏らが、「カマラ(ハリス氏)はFEMAの資金をすべて、何十億ドルも、不法移民のための住宅に使った」「FEMAは予算を使い果たし、米国人の命を救う代わりに不法入国者を送り込んだ」と根拠なく語り、災害支援に関する偽情報を広めた。
  • トランプは、ハリス氏の演説に集まった群衆の画像が捏造されたものだとの陰謀論を唱えた
  • 11月5日の選挙で勝利すれば「腐敗した」選挙管理委員会の職員を投獄するとの考えを示した