編集長をかえせ!神戸地検・生田署抗議行動 https://jimmin.com/2017/12/12/ikuta-police-station-protest
約40名が参加、勾留中の部屋へ呼びかけ
特集記事2017年12月12日
12月12日、前日に本紙編集長を不当起訴した神戸地検に対する緊急抗議および身柄勾留中の兵庫県警生田署に対する抗議・本人への激励行動が取り組まれた。
地検前には約20名、生田署前にはきつい冷え込みのなか約40名が集まり、まず表側で弾圧の不当性に対して怒りのアピールを行った。そののち、勾留中の部屋に面している警察署裏手へ回り、順番にマイクを回して編集長への激励を行った。
解放されるまで、今後も継続的に抗議行動を行う予定である。(編集部)
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●福岡市民救援会の声明
人民新聞社弾圧に抗議する声明
12月11日神戸地検は,人民新聞社編集長を詐欺罪にて起訴した。他人に利用させる目的でキャッシュカードを詐取した容疑という。「他人に利用させる目的」をどのようにして立証するつもりなのか。当初は,起訴するつもりもないのに「見せしめ的に」な逮捕・勾留かと甘い期待も持たせた。同じく、「自動車のリース契約を他人名義でした」とでっち上げた「詐欺罪弾圧」が、ここ福岡でも画策されたが勾留期間満了により釈放されたケースが起こったばかりであるからである。 しかし今回は、権力は一線を越えた。起訴という長期勾留を狙った本格的弾圧である。
安倍政権は、特定秘密法を強行制定し、マスコミを萎縮させ、マスコミも自主規制、或いは忖度し、政権批判の矛先を鈍らせてきている。日本の報道の自由度は、180国中72位,G7中最下位の7位にまで落ちている。これに比して,人民新聞社は政権批判を続けている。
このことが安倍政権にとって、目の上の瘤と映ったに違いない。少数といえども,人民新聞社は報道機関である。この報道機関に対して、編集長を逮捕-長期勾留し、発送名簿からパソコン全て押収した今回の弾圧は、まさに報道機関潰しを目的としたものである。
市民の知る権利を奪い,表現の自由を侵害する今回の弾圧を決して許してはならない。今回の弾圧は、一人人民新聞社のみにかけられた弾圧ではなく、報道機関全てにかけられた弾圧であり、引いては私たち市民一人ひとりにかけられた弾圧である。
安倍政権の今回の弾圧に対して,断固として抗議の声を挙げるものである。
上、声明する。
2017年12月12日
福 岡 市 民 救 援 会 電話・FAX 092-651-4816