特攻、アイヒマン、主流秩序
NHKスペシャル「特攻~なぜ拡大したのか」を録画しておいて先程みました。
この手の話を何度見ても、軍部の幹部は馬鹿だなあ、愚かだなあ、そしてその馬鹿な命令に無批判的な中間幹部、そして末端の兵士まで、ほんと愚かだなあと思いました。
そうした外在的批判はだめだ、その時代に生きていれば仕方なかった、という意見がよくありますが、私は、現代において主流秩序に従属するのが当然とは思わないので、
そしてむかしでも反体制の人、逮捕された人、非協力的な態度をとった人などはいたので、そうはおもいません。
特高につかまったような人もたくさんいました。
良心的な人を特高に密告、告げ口して売る人もいました。
どんな時代も、実は態度価値を生み出せます。逆に言えば結果に責任があります。
戦争が終わって、自決もせず、反省を語ることもせず、仕方がなかったと言って生きていく人は、アイヒマンと同じです。
アイヒマンだらけであったということがわかる番組でした。
そして現代社会でも、同じことが繰り返されていると思うので、そこを浮き彫りにするために、主流秩序論を提起しています。