ソウルヨガ

主流秩序、DV,加害者プログラム、スピシン主義、フェミ、あれこれ

小倉さんのオリンピック批判

 

小倉利丸さんの意見、紹介しておきます。

 

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資本主義的身体からの訣別のために―近代スポーツと身体搾取

 

オリンピックの喧噪はこれからも続くだろうが、オリンピックが「近代スポーツ」の最も大掛かりなスペクタクルとして、国威発揚の手段であることは誰もがほぼ認めることであるが、同時に、「国威発揚」といった国益にスポーツを利用する露骨な政治家の発言を不謹慎だと諫める良識ある者たちの多くは、スポーツが政治から中立でありうるというこれまたありえない幻想を近代スポーツの理想として実現可能なものだとする過ちに陥っているように見える。

東京オリンピックの浪費的支出や過大な公共投資の弊害や、賄賂まみれの誘致を批判することは必要不可欠なこととはいえ、だからといってつつましやかなオリンピックなら(民主的なオリンピックなら、ということでもいいが)歓迎だ、ということになるのかどうか。むしろオリンピックに体現されている近代資本主義が生み出した資本の倫理と価値観を支える「身体」のありように対して根底的な批判の目を向けることが必要ではないか。

 

以下はブログで(本来のブログサイトが不具合なので仮のブログです)
https://neplukapitalismo.wordpress.com/2016/08/26/capitalist_body_politics/

小倉利丸

 

JUST FOR TODAY

[JUST FOR TODAY]というアルコール・宅物などの依存症の人たちのメルマガ情報を紹介しておきます。

外国で作成されたものなので、神とか出てきますが、AAなどではハイパー・パワーという形で自分の力の及ばないことに対する大いなる力への依存というような感覚を使っているためです。

無神論者も了解できる、スピリチュアリティの感覚、として普遍的なものと理解して読んでいけると思います。

私が行っている加害者プログラムでも参考にしていけるものと思います。

 

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9月16日

感情のバランス

 

「黙想によって最初にあらわれる効果は感情のバランスで、それは経験が示すとおりだ」
ベーシックテキスト P.74

 「感情のバランス」をどう考えるかは、一人ひとりに多少の違いがあるかもしれないが、私たちはみな感情のバランスを身につける必要がある。

感情のバランスとは、周りで何が起ころうとも、生きることに向かって前向きな見方をし、その見方を持ち続けることだという考えがある。あるいは、思ったままに反応するのではなく、その気持ちに対応できるよう、自分の感情を十分に理解することだという考えもある。また、できるだけ自分の感情をしっかりと感じ取り、同時に過剰にあふれ出る感情を抑えることだという考えもある。

 

 感情のバランスは、祈りと黙想を実践していると自然に身につくものだ。気持ちを静め、自分が考えていることや希望や不安を自分で理解している神に伝えていく。そうしたら、導きに耳を傾け、神から示された方向に沿って行動できる力が生まれるのを待つ。

 

 やがて、バランスを取る力がつき、昔、年中経験していたような、激しく乱降下する感情のぶれがなくなっていることに気づくようになる。ほかの人のことも、その人が感じたままでよいのだと受け入れる力がつき、人の気持ちを裁く必要がなくなる。そして私たちは、自分の感情をしっかりと受け止めるのだ。

 

今日だけ:私は、きちんと祈りと黙想を行うなかで、自分にとって感情のバランスとはどういう意味なのかを見つけ出してみようと思う。

 

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児童虐待 最多 面前DV増加が主因    2016年前期

2016年9月


2016年の上半期(1〜6月)に全国の警察が児童相談所に通告した18歳未満の子どもは2万4511人で、去年の上半期に比べて7287人、42%増え、統計がある平成23年以降、最も多くなった


心理的虐待」がおよそ1.5倍の1万6669人に上り、全体の7割、68%
心理的虐待のうち、「面前DV」が7割。面前DVが、6割増。


従来の児童虐待防止法では、通告の対象は「児童虐待を受けた児童」であったが、2004年児童虐待防止法の改正で「児童虐待を受けたと思われる児童」に拡大され通報しやすくなると同時に、面前DVは心理的虐待にあたるとされた。近年、このことの認知が広がり、全体の通告が増えている。


身体的虐待は5025人で約2割、育児怠慢・拒否は2688人、性的虐待は129人

親からの暴力により命の危険があるなどとして警察が緊急に保護した子どもは1551人過去最多。


警察が児童虐待事件として摘発した件数は512件、過去最多。
被害を受けた子どもは523人。このうち19人が死亡。
 加害者が検挙された事件では、512件のうち身体的虐待が415件、性的虐待70件、心理的虐待16件、育児怠慢・拒否11件。


容疑別では傷害(221件)、暴行(159件)、殺人(未遂を含む)26件、強姦と強制わいせつはともに17件。


 子どもとの関係は、加害者528人のうち実父が223人で最も多く、実母137人、養父・継父は79人。性的虐待では、検挙された71人のうち、養父・継父が26人で最多で、実父は19人。

 

DV被害経験のある女性へのSST(認知の修正や考え方や物事の捉え方を修正するトレーニング)を受けることが望ましい。

 

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参考情報
DVにさらされる子どもたち〜見過ごされてきた“面前DV”の被害 2014年8月22日放送回
http://tvtopic.goo.ne.jp/kansai/program/nhk/47429/291569/


綾子さんのトレーニングを受け持ったNPO法人WANA関西代表の藤木美奈子さんは、これまでに多くのDV被害者と向き合ってきた。DV被害経験のある女性へのSSTはどのようなものなのか?とたずねたところ、認知の修正や考え方や物事の捉え方を修正するトレーニングだと説明した。綾子さん・瑞希さん親子は、DV被害の連鎖を断ち切るために二人三脚で歩み始めている。


面前DVの被害を受けた子供の中には、逆に家族を傷つけてしまう加害者になることも少なくない。亮くん(仮名)は、弟・克哉くん(仮名)と母親との3人暮らしを送っているが、亮くんは衝動的に沸き起こる感情をうまく押さえることができずにいる。幼い頃から母親に暴力をふるう父親におびえて育ち、そして5年前に両親が離婚し暴力から解放されたが、暴力の連鎖から逃れることはできなかった。


DVの連鎖を断ち切るためにはどうすればいいのか、神戸大学で講師を務めるDV加害者プログラム大阪NOVOの伊田広行さんから話を聞いた。DV加害者プログラムは、DVをしている人・した人が、自分は“こういう理由でやってたんだ”“こういう構造があったんだ”ということを理解してDVをしなくなるようにするというものだと説明。暴力の奥にある感情と考え方を自覚することが、加害者が変わる第一歩になるとのこと。
取材スタッフは、この加害プログラムのことを亮くんに伝えることにした。亮くんは「率直な感想としては興味はあるんだけれど、怖いんですよね」と話した。そして亮くんは、このプログラムをおこなっている先生に会いに行くと母親に告げ、先生である伊田さんと話をすることになった。
帰宅後、亮くんは先生と話したことを母と弟に報告。自分の思いを2人に告げたあと、伊田さんの進めでセルフノートに書き込んだ言葉を壁に貼った。

 

「子どもを虐待から守るために」(時論公論
http://www.nhk.or.jp/kaisetsu-blog/100/243780.html?utm_int=detail_contents_news-link_001
NHK 2016年05月05日 (木) 

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