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デートDV:男子学生の半数「恋人なら性的要求にこたえるべきだ」と回答 予防教育の必要性

毎日新聞 2015年07月06日 大阪朝刊

 

 男子中高生、大学生の2人に1人は「恋人なら相手の性的な要求にこたえるべきだ」と考えている? 恋人間の暴力「デートDV」の予防教育に取り組むNPO法人「SEAN(シーン)」(大阪府高槻市)がまとめたアンケートで、こんな傾向が明らかになった。SEAN事務局長の遠矢家永子(とおやかえこ)さん(55)は「『男性の性的欲求は抑えられない』、『恋愛関係なら必ず性的行為が必要』という誤った価値観が背景にある。予防教育の必要性が改めて分かった」と話している。

 

 アンケートは、SEANが予防教育の授業前に学生たちの意識を把握するため毎回実施しているもので、調査項目は時期によって変遷している。このほど、2005年7月〜15年1月に訪れた大阪、京都など9府県39校(中学校、高校、大学)の学生計7396人分のアンケート結果を分析した報告書「若者の性意識とデートDV」を発行した。

 

 報告書によると「恋人なら自分を優先させるよう相手に強制するのも愛情だと思うか?」との問い(調査対象3125人)に、男女とも9割弱が「あまり思わない」「まったく思わない」と答えた。だが「恋人なら相手からのキスなどの性的な要求にこたえるべきか?」の問い(同5589人)に、男子の49%が「大変思う」「やや思う」と回答。中・高・大と年代とともに割合が高くなり、大学生は61%に上った。一方、女子で「思う」と答えたのは全体で34%だった。

 

 遠矢さんは「公私立や地域など対象者に偏りがあり、単純に一般化できない」としつつ「恋人同士の“束縛”は否定的な考えがほとんどだったが、性的欲求については理解が進んでいない」と語る。報告書は、雑誌や広告に女性のヌードや水着姿が掲載されることへの容認度が以前より上がっているとの調査結果も紹介している。遠矢さんは「アイドルブームなどで性の商品化が当たり前になり、児童ポルノの被害者も低年齢化が指摘されている。多くの人に現代の若者の意識を知ってほしい」と警告する。

 

 SEANは就学前から大学生まで、年代に合わせたデートDV予防教育プログラムを提供している。報告書はA4判、70ページ。1620円(送料別)。教育プログラムや報告書の申し込みは、メール(station@npo-sean.org)かファクス(072・669・7411)。【反橋希美】