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読売新聞は事実を隠して政権擁護

 

 安倍首相の支持率が下がらないのは、産経や読みうちのように事実を伝えない、洗脳報道による面があります。自分で考える力を持っていないで政治家やメディアに簡単に操作される国民にも責任がありますが。

 

NHKのヤラセと政治の圧力、BPO検証を新聞各紙はどう伝えたか?

http://www.mag2.com/p/news/122638?utm_medium=email&utm_source=mag_news_1109&utm_campaign=mag_news_1109

マグマグニュース2015年11月9日2015年11月8日 683

 

 

NHKの「クローズアップ現代」でヤラセ演出があったとされる問題で、BPOが「重大な放送倫理違反」と公表する一方で、NHKを厳重注意した政府・与党を「圧力そのもの」などと厳しく批判したことが話題となっています。新聞各紙はこのヤラセ問題と報道圧力のどちらを重点的に伝えたのでしょうか?『uttiiの電子版ウォッチ』の内田誠さんが分析しています。

 

各紙は「BPO異例の意見公表」をどう伝えたか

◆今日のテーマは……。

各紙は「BPO異例の意見公表」をどう伝えたか、です。

【基本的な報道内容】

昨年5月にNHKクローズアップ現代」で放送された「出家詐欺」の過剰演出(やらせ)問題で、放送倫理・番組向上機構放送倫理検証委員会は6日、意見書を公表。「重大な放送倫理違反があった」と指摘する一方、この問題をめぐって高市早苗総務相NHKを厳重注意したことや、自民党NHK幹部を呼んで説明をさせたことを厳しく批判した。BPOが政府や与党に異議を表明するのは初めてのこと。

 

朝日新聞放送法が保障する『自律』を侵害

【朝日】は1面左肩に「自民の聴取、「圧力」と批判」との見出し。記事はまず、BPOが問題の放送について、旧知の登場人物らを初対面であるかのように装い、依頼したうえでの撮影をわざわざ「隠し撮り」のように行った点を指摘し、重大な放送倫理違反があったと断定したこと。

続いて、高市総務相NHKに厳重注意を行ったことは「放送法が保障する『自律』を侵害する行為」とし、自民党情報通信戦略調査会がNHK幹部を呼び番組について説明させたことも、「放送の自由とこれを支える自律に対する政権党による圧力そのものであるから、厳しく非難されるべきである」と批判したことを記している。(論点1から論点2へ。二つの論点はほぼ半々の扱い)。

 

この位置づけに対応して、38面には「「番組介入許されない」」「BPO 政権に強い姿勢」との見出しで、論点2のみを大きく取り上げている。リード末尾は「政権や与党によるメディアへの威圧ともとれる言動が続くなか、強い姿勢を見せた形だ」とする。

 

38面記事の中見出しは二つ。「自民の反発は必至」と「実態と違う放送内容「落胆」」。前者については、会見したBPO川端委員長の「行政からの指導、それも総務大臣という、放送行政で許可権限を持っている人がそういうことをする。非常に問題がある」という強い発言から、この間の権力による威圧的な言動の数々が紹介され、自民党幹部が、BPOを解体して、政権がもっと関与できる組織に作り替えるシナリオを描いているという話まで。後者の中見出しは、会見した升味佐江子委員長代理が「一視聴者として番組を見て、調査で現実を見ると、あまりに落胆する」と語ったことから引いたもの。

 

(論点の比重)1面の記事では1000字ほどの記事で比重は半々。38面も同規模の記事だが、こちらは論点2が重く、2対1。全体に、政府と与党による言論への圧力を強調する扱いになっている。

 

uttiiの眼

1面の見出しで政府と自民党の圧力を強調し、さらに38面記事は、政治からの圧力だけで大きな記事にしている。表現の細かなところでは弱気も見せているし、最後にまたNHK自身の問題に戻ってしまっているのはいただけないけれど、今の《朝日》としては頑張った方なのかも知れない。

BPOの意見書は、記事では尽くせない内容をもっているので、是非、一度見ていただけたらと思う。全体で28ページほど。「委員会の判断~重大な放送倫理違反があった」から最後までだけでも読んでみていただきたい。

 

【読売新聞】伝えない事による政権・与党擁護

【読売】は《朝日》同様、1面の左肩に記事を置き、関連は3面の解説記事「スキャナー」と38面。

1面記事の見出しは「BPO「重大な倫理違反」」「NHK演出「事実を歪曲」」。見出しの通り、基本的には論点1のみの記事。最後の方に、「…また、総務相NHKに文書で厳重注意したことや、自民党情報通信戦略調査会がNHK幹部を呼んで説明させたことについて、「放送の自由とこれを支える自律に対する政権党による圧力そのもの。厳しく非難されるべき」とした」とだけ紹介。それ以上の言及なし。

 

3面の解説記事「スキャナー」の見出しは「報道の許容範囲逸脱」。全体がNHKの当該番組について攻撃する内容の記事。つまり、論点1のみ。メディア法研究者、立教大学服部孝章教授は「倫理違反」に留めず、踏み込んで「捏造」と位置づけるべきだったとBPOに注文を付けている。

 

38面の見出しは「NHK 再検証予定なし」。800字ほどの記事は、NHKの対応に絞られている。論点1がほとんど。最後に総務相に対する批判があったことに対して、高市総務相が「一刻も早く再発防止体制を作ってほしいとの強い思いから行政指導文書を作成した。指摘は当たらない」との談話を発表した旨。ここが僅かながら論点2。

 

《読売》は全体にほとんど総ての紙幅を論点1に宛て、論点2についてはBPOの指摘部分を付け足し的に書き記すか、高市大臣の反論を付けたりする程度で、問題としては無視したに等しい。

uttiiの眼

「あからさまな政権・与党擁護の姿勢」と書けば、言い過ぎではないかと評価する向きもあるだろう。だが、このような形で重要な論点を事実上ブロックし、読者の関心から遠いところにおく姿勢は、巧妙に、しかし、あからさまに政権と与党を擁護しようという姿勢に変わらない。38面記事の下には「BPO検証委 意見の要旨」なるものも掲載されている。ここは完全に論点1のみの要旨となっていて、論点2は完全にオミットされている。ここに《読売》の報道姿勢が凝縮されている。

 

次ページ>> 毎日は他紙にはない「クローズアップ現代」の改編情報も

毎日新聞】取材活動 萎縮するな

【毎日】は、1面トップで「BPO 政府の介入批判」の大見出し。記事中でも論点1と論点2の比重はほぼ半々。記事末尾には、来年4月の改変期に向けて、問題となった「クローズアップ現代」の見直しが検討されているという、他紙には出ていない情報も。中味はキャスターの交代と時間枠の移動(夜7時半から10時へ)だという。

 

関連記事は社会面。記者会見の模様を中心に伝える記事だが、論点1と論点2の比重は半々。論点2については、「…委員会は報告書で3ページにわたり、政府・与党の放送界に対する圧力をけん制する意見を書き込んだ」として、会見で委員長が語気を強めて批判を展開したことなどを書き記す。

 

《毎日》の扱いは、明らかに論点2を重視し、1面の大見出し、社会面記事での詳細な扱いなどで、そのことを示している。

uttiiの眼

社会面の記事末尾には、無署名で解説が付けられており、「取材活動 萎縮するな」という重要なメッセージが込められている。ここでは1面記事に付け加えられたNHKの「改編」による「解決」も批判し、BPO報告書の「不祥事が起きると制作現場の管理を強化する方向に傾きがち」という重要箇所を引用。戒めとしている。

 

次ページ>> 政府のメディアコントロールを許さない東京新聞

東京新聞報道の自由を護るために

【東京】は1面で「NHKに自民圧力」の大見出し。「番組介入を批判」とも。リード部分は最後に「NHKと民放が放送界の第三者機関として設立したBPOが、政府・与党を批判するのは極めて異例」とする。リード部分の論点比重は、2対1で論点2にある。記事そのものは論点1のみ。

 

関連は29面。《毎日》とよく似た構成になっていて、ここは記者会見の情報をもとにした記事展開。最後にやはり解説がついていて、こちらは鈴木学記者の署名入り。タイトルは「「自由」維持へ危機感」。論点2を全面展開する。500字ほどのなかで、93年のテレビ朝日「椿発言」問題から説き起こし、BPOの設立、

そしてこの間の政府・与党による威圧に及び、意見書が「メディアをコントロールしようという意図を公然と述べる議員が多数いることも、放送が経済的圧力に容易に屈すると思われていることも衝撃」という重要な部分を引用。

今度の問題で政府や自民党のメディアコントロールが一段と強まることは絶対に許してはならないという強いBPOの決意が、異例の見解表明になった、と結んでいる。

 

uttiiの眼

論点2こそが重要なニュースなのだという姿勢だと思われる。論点1が仮に生じていなくても、この間の圧力的な発言、あるいは朝日新聞従軍慰安婦記事問題なども含めて、メディアを廻る状況の基本的な問題は、論点2の形でずっと存在していることを痛感させてくれる。了。

image by: BPO

 

uttiiの電子版ウォッチ』2015/11/7号より一部抜粋

著者/内田誠(ジャーナリスト) 朝日、読売、毎日、東京の各紙朝刊(電子版)を比較し、一面を中心に隠されたラインを読み解きます。月曜日から金曜日までは可能な限り早く、土曜日は夜までにその週のまとめをお届け。これさえ読んでおけば「偏向報道」に惑わされずに済みます。 ≪無料サンプルはこちら≫